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SF作家のアイザック・アシモフは飛行機嫌いで、生涯に2回しか飛行機に乗ったことがなかったそうですが、なぜ飛行機が嫌いだったのでしょうか。

A 回答 (2件)

 アイザック・アシモフは生涯地上を移動することを好んだ人物として有名ですが、自分が運転していくのならかなりの長距離もいとわず、よほどの事情があれば鉄道や長距離バスを利用しています。



 さて彼がなぜ飛行機を嫌ったかといえば、どの資料を読んでも単に彼は飛行機嫌いだったというだけで、その理由に言及したものはほとんどありません。しかしその理由は彼の自伝にあります。

 自伝で彼はこう言っています。
「あらゆる種類の”SF的な”対象物との直接的な接触を敬遠する。原発やロケット発射場も見たいという欲望に駆られたことはなかった」
 さらに
「自分のSFに現実の世界が入り込んでくるのが嫌なのだ。メカニックやロボットは自分のものであり、他者に入り込んでもらいたくない。また知りすぎることを恐れてもいる。自分が何物にも束縛されることなしに想像を羽ばたかせるのを妨げたくない。自分の今の能力を阻害するかもしれないという恐れがあるのである」

 これを私は、いつの時代にもその時代時代の最先端の技術の結晶であり、人々の夢や憧れを具象化した飛行機に密かなジェラシーを抱いていたのではないかと考えています。もちろん元々旅行嫌いでメカオンチ(彼はパンクした車のタイヤ交換も出来ませんでした)であることも一つの原因であるかと思います。

 つまり飛行機が空を飛ぶという事実がどうにも理解できなかったというわけです。ただこれは彼だけに限った話ではなく、現代でも航空力学の専門家たちの間には、飛行機が空を飛ぶ本当の原理はいまだに解明されていないという人たちもいるのですから、あながちアシモフの考えが異端であるというわけではないといえます。

 すべてを自己の創造・想像力に頼るSF作家という家業を持った彼の複雑な心理が、飛行機嫌いという性格を作り上げたともいえるのではないでしょうか。以上、何かのご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/04 21:45

単に墜落が怖かったんでしょう。


SF作家だからって機械が好きとは限らないでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/04 21:44

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