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クラシックの分野では初心者です。

私の無知かもしれませんが、クラシックの新しい曲って、どうして無いのでしょう?

「クラシック」の意味を知ってるのかと言われそうですが・・・え~~っと・・うまく言えないのですが、

なぜ演奏家は、昔の曲ばかり一生繰り返し演奏するのでしょうか?
モーツアルトやバッハやチャイコフスキーみたいな、だけど新しい人が新たに世に出てきて、新曲を次々と発表する、ということがどうして無いのか?不思議です。

それとも新曲は出てきているけど、数が少ないか、あるいは有名にならない、ヒットしないで消える、ということなんでしょうか?

ピアノやバイオリンの新曲は無いのでしょうか?
実はあるんだけど、私が知らないだけなんでしょうか?

A 回答 (6件)

まず「クラシック音楽」とはどのようなものか?ということから書きたいのですが、いわば「クラシカルな」音楽ですから、モーツァルトやベートーヴェンの活躍していた2~300年前に書かれた曲をこのように呼ぶことについては、納得してもらえることと思います。

ですが、4~50年前に作曲されたものも「クラシック音楽」に分類されたりします。
明確な線引きが出来るわけではありませんが、だいたい1945年までに作曲されたものを「クラシック音楽」、それ以降から現代までに作曲されたものを「現代音楽」と区別しているのが一般的です。

また、曲の種類(内容?)ですが、「クラシック音楽」と呼ばれるものは曲の形式や演奏法がある程度限られているものが多く、そういうルールに沿って作曲されたものと言えるかもしれません。
今は楽器の用いられ方も多様化してますから、ポップスでも(またはロック)でも「ストリングス(バイオリンやチェロ)」がバックで演奏しているシーンなんかもよく見かけますよね。また、映画に音楽をBGMとして添える場合、たいていはフル・オーケストラを用いた曲が流れますよね。
ですが、このように例えオーケストラで演奏される曲、ヴァイオリンやピアノで演奏されている曲だからといって、それがすべて「クラシック音楽」となるわけではありません。

このような曲を区別して「ライト・クラシック」なんて言うこともありますね。私個人としては、ヴァイオリンやピアノやチェロ、またはオーケストラが主体となるよう作曲された曲は、すべてchocolaさんのおっしゃる「クラシックの新しい曲」と考えても良いのではないかと思います。
日本にも久石 譲さんや、すぎやまこういち氏(「ドラクエ」の音楽制作者)などという素晴らしい作曲家が、ピアノや弦楽器、管楽器、はたまたオーケストラに編曲された曲などを書かれています。
また、ただ作曲された時代が昔だから「クラシック」と呼ばれているだけであって、別の回答者の方が述べているように、バッハやヴィヴァルディーの曲が「古くさい」なんてことは全然ないと思います。「もうすでにこんなことを!」とか「なんでこんなすごい曲を書けたんだろう!」という現代の曲にはない驚きがたくさんありますしね。

本来の「クラシックの新しい曲」である「現代音楽」は、クラシック音楽を聴いている人たちでも好き嫌いがハッキリ分かれるところです。
これも他の回答者の方も書いていらっしゃいましたが、「無調」と呼ばれる長調も短調でもない音階で作曲されていて、主旋律となるメロディーもほとんど無い(曲によっては楽器からいっさい音が出されないものも!)作品が多いので、ひじょ~にナンカイだったりします。
私も作曲家や作品によっては、そのような曲でも「素晴らしい!」と思えるものもあるのですが、「はい?」とか「何でこんな曲を・・・」と思うものがあるのも確かです。
ですが、こうした流れに反して、調性やメロディーを用いた作品を、現在、作曲している作曲家の方もいらっしゃいます。
   
最後に、
>なぜ演奏家は、昔の曲ばかり一生繰り返し演奏するのでしょうか?(モーツアルトやバッハやチャイコフスキーみたいな)

というご質問ですが、これはそれらの曲が人類の偉大な財産の一つであり、歴史的な建造物や絵画と同じだからです。
こうした遺産を保護していることと同様、過去の偉大な作曲家たちの作品は、今後も多くの人々の心をとらえ、引き続き演奏され続けていくと思います。
これは決して価値観を押し付ける訳ではありませんが、「本当にホント~に!素晴らしい曲」ばかりなんです!
実際にそんな事をしていることはないですが(^^; 「クラシック音楽への熱い思い」の例えとして、一日中聴いていても飽きることはないくらいです!
一般的には、「クラシック音楽」とは優雅でゆったりとしていて、「癒される曲」、逆に「つまらない」「やたら長い」というイメージを持たれていると思います。確かにそのような曲もありますが、実際はもっともっと多様な曲があるジャンルです。
「ロック」に負けないパワーやスピード感の曲もあるし、楽器のポテンシャルを最大限まで利用した「超絶技巧」なんて呼ばれるテクニックを使って演奏される激アツの曲もあったりします!
chocolaさんも、もし興味があれば、一度聴いてもらえると「クラシック音楽」ファンとしては、うれしい限りです。
この「教えてgoo」で検索すれば、そのような質問や回答がいくつも見つかると思いますので、ぜひトライしてみて下さい。
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この回答へのお礼

クラシックの新しい曲についての説明を私のような初心者にもわかりやすく書いていただき、ありがとうございました。

現代の曲は、今まさにフィルターにかけられている最中なのかもしれません。

私はちょっとだけですがクラシック・ファンなため、超ド有名な曲なら種々様々毎日聞いています。

作曲家が数十分ですらすら書いた曲を、演奏家は小さい時からずっと一生かけて楽器を練習して弾いているのかと、芸術というものを不思議に思いながら。
また現在作曲をされている方々に対して、もし失礼がありましたら、お詫びいたします。がんばってくださいね!

これからも聴いて楽しんでいきたいと思います。

お礼日時:2009/04/16 23:57

クラシックというジャンルとして確立しているかのように


思えますが、元はヨーロッパの流行の一つというか、
時代の流れだったんですね。
今は違った表現をする時代なわけです。
この先何百年後、21世紀の音楽をクラシックなどというふうに
別ジャンルのように呼ばれ、未来は未来で作る音楽が違っている
と思います。何に関してもその時代の流行がありますよね。
クラシックに関してはそれがヨーロッパの中での一つの小さな流行
であったのに、あのあまりのクオリティの高さと音楽家達の
偉大さのために、世にどかんと出てきて世界に知れ渡り、
世界レベルでの一つのジャンルという位置付けとなりました。

今、何百年も経った今、当たり前のように私たちはクラシックを
知っているので、あたかもまたそのジャンルの専門の人が出てきて
その後も作り続けられるかのように思われますが、
あれ程の音楽を作れるのは、あの時代、背景の中だからこそ
生まれた天才的な音楽家に限るのではないかと思います。

例えるなら、演歌が世界の裏側まで知れ渡る感じでしょうか?
バッハやショパンなどの真似は簡単にはできないですよきっと><;
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この回答へのお礼

あの時代、あの背景だからこそ、というと、
私の質問は、なんでルネサンス絵画を現代の人が描かないの?といった質問だったわけですね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/16 23:49

後者です。

詳しくは無いですが、クラシック業界に携わる人口規模を考えると、生み出される音楽の数も少なくはないはずです。


今作られているクラシック音楽(クラシック楽器の編成による音楽)といえば当然現代音楽になるのでしょうが、現代音楽は、モーツァルトやチャイコフスキーの様な大衆音楽として生まれた単純明快なものではなく、始めから芸術的意識の強い中で生まれたものなので、現代においても一般リスナーの敷居が高いというのもあると思います。当然モーツァルトのように、素人から子供まで誰でもわかる様な大ヒット曲にはなり得ないですし、大衆の目に触れにくくもなります。ヒットという観点で語るのも変な話なのかもしれませんが。

とはいえ逆に、今の時代にモーツァルトやチャイコフスキーのような音楽を作れば(パロディ的な意図ならまだしも)、やれ新しい表現を高度な芸術性を・・と躍起になっている現代クラシックの時代の流れの中で、古いセンスの大衆音楽を引っ張り出してきて勝負しているようなもので場違いでしょうからね。
既にある名作は永遠に名作なのでしょうが、過去の表現手法やセンスはやはり過去のものでしかなく、それらに基づいて新しい作品を生み出す時代は終わっている、というところですね。新古典主義のように、過去の特定の形式に回帰する潮流が起こった事も過去にはありますが、少なくともクラシックの流れ全体においては、そう多くはないケースのように思えます。例え作られていたとしても、過去の表現への回帰というもの自体が、芸術にあらず、過去のパロディとしてしか認められずに終わってしまうのではないでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど、現代の曲は新しすぎて難解、
古いセンスの大衆音楽は場違い・・・!

分かってきたような気がします。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2009/04/16 23:46

クラシック (classic) は、古典の意。


だから、現在作られているのは近代音楽とか現代音楽とか言います、いくらでもあります。
わかりやすく言うと
歌謡曲などで「懐メロ」とお言葉がありますが
最近、懐メロは作られていないよね、などとは言いません
同じことです、時が経過するとクラシック(古典音楽)になるだけです。
オーケストラの世界は根強く懐メロが聞かれているということです。
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この回答へのお礼

ナツメロが愛され続けて現代に至っているんですね。
ナツメロは今はもう作られない。
時代にマッチしないからでしょうか?
頭悪くてすいません!
回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/16 23:43

現在でも、クラシックの新人作曲家は現れ続けているのですが、モーツアルトやバッハと比べると、もう話にならないというか、現代の我々の音楽に対する姿勢、技術と比べると、「モーツアルトやバッハがあまりに凄すぎた」というより他ないようです。



20世紀に入っても、ラフマニノフ、ラヴェル、ドビュッシーなどがそれまでの音楽を継承、発展させていました。
しかし、モーツァルトなんかに比べると、やや勢い、音楽の奥底から訴えかけてくるものが衰えました。
そして、その後、完全にクラシックは途絶えました。
もうどこを探しても、モーツァルトに匹敵するような作曲家はいません。

そしてこれは、趣味の違いなどでなく、歴然とした優劣だと僕は思います。
モーツァルトの時代に比べ、現在、「音楽」として流通しているものは、明らかに、しかも話にならないくらい、劣っています。
具体的に言えば、鳴り始めた主題に、どういう方向性を持たせ、またそれに追従する和声のバリエーションをどう吟味しているか、と言う点で、モーツァルトの時代のものの方が遥かに深いです。

しかも、そのバッハやモーツァルトがやった音楽は、もうやりつくされて発展の余地がないかと言えば、そうじゃなく、まだまだ、新しい主題、和声の構成法はあると思います。
音楽は、ほぼ無限に、作曲し続けられるものだと思います。
つまり本当に能力のある人が現れれば、新しい「クラッシック」は生まれ得ると思います。

とりあえず、バッハやモーツァルトに似た作曲をする人は居ます。
それも、それなりに音楽として魅力を持って、有名ではないけれど、演奏され、CDも発売されています。
だけど、まったく新しくはないし、根本的な音楽そのものの質が、その鍛錬が甘いです。

きっと、現代人が忙しすぎるからなんでしょうね。
本当の作曲を行うためには、一音一音と常に対峙しながら、極度の集中力でもってやらねばなりませんが、今の社会や環境、経済、産業発展優先の思想では、そういう作曲をできるような、恵まれた条件に生まれてくる人間は少ないのかもしれません。

ところで、「現代音楽」という完全に新しい局面で功績をのこした作曲家は居ます。
メシアン、ジョン・ケージ、武満徹などという作曲家です。
しかし、もうそれは、これまでの音楽を脱していて、まるで雨や、風の音のようです。作品によっては、「音楽」のもつ、生暖かさや、土足で感情に踏み込んでくるような、押し付けがましさがありません。
そのようなまったく新しい「現代音楽」という音楽は現在もあり、僕も好きでよく聴きます。
でもこれは、これまでのクラシックとは別のものと思います。

僕がここで理屈をこねても、どうにもなりませんが、これはとにかく悲しい事実だと思います。

自分も作曲をしている経験から書きました。
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この回答へのお礼

>恵まれた条件に生まれてくる人間は少ない

やはり時代が違うということでしょうか?
現代人もすぐれた能力はあると思います。
条件がそろっていて初めて生まれるのかもしれません。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/16 23:39

いくらでもあります。

音楽の授業で、武満徹とか伊福部昭とか習いませんでしたか? またオーケストラ用の映画音楽(スターウォーズとか)も、100年後にはクラシックに入れられているでしょう(もう既にCDはクラシック売り場に並んでいますね)し、最近は「カッチーニのアヴェマリア」がはやっていますが、あれも現代音楽です(実際はカッチーニの作ではなくソ連の作曲家の曲です)。

音大には作曲科がどこにでもあると思いますが、卒業作品だけでもその学生の数だけありますし、1人でたくさんの曲を書けば、曲は無数にあることが容易に想像できるのではないでしょうか。弾く人も聞く人も、興味が昔の曲の方に向いているだけの話です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

曲の数は無数にあれど・・ってとこでしょうか・・。
やはり芸術は天才によってでなくては出てこないんですね。

演奏の天才はたくさんいると思うので、作曲の天才もたくさん出てきてもよいと思いますが、私が無知なためかあまり聞かないので質問してみました。

お礼日時:2009/04/16 23:24

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