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   わすれなぐさ
ながれのきしのひともとは、
みそらのいろのみずあさぎ、
なみ、ことごとく、くちづけし、
はた、ことごとく、わすれゆく。

以前なにかの本で読んだのですが、全部ひらがなだし、意味がよくわかりません。
ご存知のかた、よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

こんにちわ。



上田敏「海潮音」からの訳詞ですね。
受験の日々が懐かしく感じられます…。

さて、全く自信はないですが、無理矢理漢字にするとこんな感じでしょうか…?

流れの岸の一本は、
御空の色の水浅葱、
波、ことごとく、くちづけし、
側、ことごとく、わすれゆく


「人生の流れの中で私たちには
様々な物事が波のように訪れては去っていく
そのように出会いと別れを繰り返しながら
私たちは日々を過ごし、やがて去っていくのだろう」
 
お恥ずかしい限りですが、このように解釈してみました…。

いかがでしょうか?
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この回答へのお礼

上田敏訳詩集、持ってました、お恥ずかしい・・・・・・でも、注釈はついていませんでした。

「ながれ」というのは、川の流れのほかにも、人生や時間の流れといった意味もあるかもしれませんね。川の水は、通りすぎたらもう戻ってきませんから。波が寄せては返す様子が、「出会い」と「別れ」ということですね。
そして、忘れられる(忘れる?)のが、勿忘草というところに、何か意味があるのかもしれませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/25 23:26

重箱の隅をつつきに来ました。



訳は3番さんが出しておられる通りですが、「はた」に「側」の字を当てておられるのは不適当かと存じます。「将」の字を当てるべきで、意味は「しかしながら/そうはいうものの」(広辞苑)でしょう。

英語の forget-me-not は、研究社の『新英和大辞典』には、フランス語 ne m'oubliez paz のなぞりであると書かれています。古い英語のようですから、今とは語順が違うのかも知れません。

小生の中学生の頃には、例えば“Do you have~?”ではなく“Have you~?”って表現も教科書に載ってましたから(古い表現として、ですが)。

富山房の『英米故事伝説辞典』によれば、「ぼくを忘れないで!」と叫んだのはロドルフ、その恋人はベルタですから、舞台はドイツっぽいですね。ただ、『英米故事伝説辞典』が「この花の由来を歌った」として引く‘The Bride of the Danube’という詩は英語だし、作者のMiss Pickersgill ってのも英語っぽい苗字だし、この詩人の創作って気もしますけれど。

『英米故事伝説辞典』からついでに引用すると、‘forget-me-not’と同じ作りの単語として、‘touch-me-not’(ほうせんか)、‘kiss-me-quick’(野生の三色すみれ)等が挙げられています。
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この回答へのお礼

語順が変だと思ったのは、古い英語だったからなんですね。私の暴走を止めてくださって、感謝です。ほうせんか=touch-me-notは、なんだか納得、です。

「はた」が、「しかしながら」という意味なら、「ことごとく、わすれゆく」の主語は「なみ」ということになりますよね?出会い、別れ、全て忘れる。奥が深い詩だったんですね。

例の物語は、ドイツなのかイギリスなのか、断定できませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/28 14:50

風景をうたっているのは間違いないところですが……後半に意味がありますね。


水の流れと勿忘草の関係に人間同士の出会いと別れを重ねているのでしょう。
不勉強にて初めて読んだのですが(海潮音はずっと昔に読んでいるはずなのだが(T_T))、良い詩ですね。外国の詩をここまでやわらかく訳せる(しかし原型を知らないので、手放しで褒めてはいけないか。でも海潮音は名訳とされてますよね)のはいいなあ。もう上田敏のものになっていますね。

というわけで、#3さまに賛成です。

あ、#2さまへのお礼を読んで付け加えますが、
ひともと=一本という漢字にすることに異議はありませんが、必ずしも「いっぽん」だけを指すとは考えなくていいようですよ。国語辞典にも書いてあります。一株のことも「ひともと」というと。わたしは「ひともと」といったら小さなひとかたまりをイメージしますね。
更に私見ですが、「勿忘草という名を持つ花が忘れられていく」という状況も詩人の目には切ないものに映ったのではないでしょうか。英語でもforget-me-not。勿忘草とはよく言ったものですね。
(あれ?しかしウィルヘルムということは……?ドイツ人かなんかかな?ドイツ語では「勿忘草」……なんていうのでしょうね?)
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この回答へのお礼

中学生のころ、意味はわからないけどなんだか素敵、と暗誦していました。勿忘草という花が大好きなんです。
確かに、勿忘草という花を考えると、「一株」のほうが自然かもしれません。・・・・・・うう、私、『海潮音』という本自体初めて知りました・・・・・・持っていたのに気づきませんでした。この機会にほかの詩も読んでみます。

余談ですが、勿忘草の花言葉「私を忘れないで」のもとになったお話は、ドイツのお話だったような気がします。青年が、恋人に花を摘んであげようとして川に落ちてしまい、最期に「私を忘れないで」と言い残した、というアレです。それも関係あるのかも・・・・・・なんて思いました。
あと、今、詩集を開いてみたところ、原文は載っていませんでしたが、原題は『Vergissmeinnicht』だそうです。英語のForget-me-notって、語順がへんだなあ、って思ってたんです、普通は「Don't forget me」ですよね?ドイツ語をそのまま英語に直したんでしょうか。
してみると、勿忘草の本場(?)はドイツ?う~ん、ほかにもいろいろ知りたくなってしまいました。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/25 23:52

意味は 波打ち際に一本の勿忘草が咲いていて、その波が押し寄せて


勿忘草に打ち寄せる。また、波がひくように忘れていくという意味かなと
思いますが、よくわかんないですね。
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この回答へのお礼

単に風景を表しているのかな?とも思いますが、他にも意味があるのでは、とも考えちゃいます。
勿忘草なのに忘れられる???
「ひともと=一本」なんですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/25 16:02

参考URLに


ウィルヘルム・アレントの「わすれなぐさ」と書かれてあります。

参考URL:http://www.mitene.or.jp/~nishio/imayou1.htm
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この回答へのお礼

外国の詩なんですね、意外・・・・・・
ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/25 15:58

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