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イギリスへの送金で悩んでいます。
レートがいい時に、円からポンドに30万円ほど変えました。
前にポンドを日本からイギリスに送ることが出来ると言われましたが、最近他の人に出来ないといわれました。
郵便局を見る限りだと円で送金してむこうでポンドで受け取るという形です。
日本からポンドのままイギリスにポンドを送る方法はないでしょうか?
イギリスに行く前にヨーロッパを旅行するので、大金を持ち歩きたくありません。日本国内ではポンド現金からポンドT/Cにすることが出来ないので困っています。

A 回答 (4件)

 手数料さえ気にしなければ、手持ちの英ポンド現金を英ポンドのまま(英ポンド建てで)送金することは可能です。

しかしこの手数料は決して安いものではありません。リスク承知で現金で持参するか、手数料は高くとも送金にするかは難しい判断になりますが、下記を参考に決断ください。

1. 外貨取引および外国送金の注意点
 国内通貨である日本円は、現金を銀行口座に預けようと口座から送金しようと、特別に手数料がかかることはありません。(送金手数料やATMの時間外手数料は除いて)
 外貨についてもつい同じ感覚で考えてしまいがちですが、外貨での取引は資金を右から左に動かすだけでも手数料がかかるものなのです。例えば外貨現金を外貨の預金として預ける場合には「外貨現金取扱手数料」が、外貨の預金をその外貨建てで送金する場合は「リフティングチャージ」(後述)が必要です。
 送金にはもちろん送金手数料がかかりますが、外国送金の手数料は国内のそれに比べ一桁高く1回あたり4,000円程度を見込む必要があります。さらには外国送金特有の事情として中継銀行や受取銀行が手数料を徴収することもあり、その場合は手数料分が差引かれた金額が着金します。

 手持ちの英ポンド現金を英ポンド建てで送金するには、(1)英ポンド現金を銀行に持ち込み、英ポンドの外貨預金(*1)にしてもらう (2)その英ポンド外貨預金から資金を払い出し、英ポンド建てで送金する の2段階での手順で行う必要があります。以下、かかる手数料とその額について述べます。

2. 外国送金でかかる手数料
A. 外貨現金取扱手数料
 金融機関にとって外貨の現金を保有することは、死蔵コストや為替リスクの発生を意味します。また発行国との間の輸送コストも生じます。このため外貨現金を扱う取引に対しては「外貨現金取扱手数料」を課すことでその埋め合わせをしています。金融機関店頭に掲出されている「外貨現金両替レート」は、この外貨現金取扱手数料を含めた数字になっています。質問者さんは英ポンド現金を購入された際、一度この手数料を払っていることになります。
 外貨現金取扱手数料は需要の少ない(=回転の悪い)通貨、為替変動の大きい通貨、政策金利の高い通貨ほど高く設定されます。英ポンドは立派な国際通貨ですが日本での需要は多いと言えないため、外貨現金取扱手数料は高めになっています。具体的な額は三菱東京UFJ銀行が1英ポンドあたり8円、みずほ銀行(*2)と三井住友銀行が7円です。すなわち英ポンドを現金で購入してそれをまた銀行に預けるだけで、1英ポンドあたり14円(みずほ、三井住友)が目減りしてしまう勘定になります。最終的に現金として使う資金ならともかく、そうでなければ現金の外貨には極力触らないのが鉄則です。

B. 送金手数料
 いわゆるメガバンク3行の外国送金手数料を以下に記します。
・みずほ銀行 5,500円 [1]
・三井住友銀行 4,000円 [2]
・三菱東京UFJ銀行 3,500円 [3]
 地方銀行については質問者さんがお住まいの場所が分からないため、具体的に銀行名を挙げて金額を記すことができませんが、相場は4,000円前後とお考えください。

C. リフティングチャージ(*3)
 外国為替取引特有の手数料で聞き慣れない言葉かと思いますが、通貨間の交換を伴わない外国為替取引に課せられる手数料です。「通貨間の交換を伴わない外国為替取引」には例えば以下が挙げられます。
・海外からの米ドル建て送金を受取って、そのまま米ドル外貨預金として預ける
・ユーロ外貨預金から資金を払い出して、ユーロ建てトラベラーズチェックで受取る
・日本円の預金口座から資金を出して、円建てで外国送金する
 ご質問の場合、英ポンドで持ち込んだ資金を英ポンド建てで送金することになるので、リフティングチャージの対象です。リフティングチャージの額は取扱い額の0.05%が通例ですが最低額の設定があり、取扱い額が少なくても2,500円徴収されるのが一般的です。なおB. で述べた送金手数料でみずほは他行に比べ高めの設定で、一方でリフティングチャージに関する記述が一切ないため、リフティングチャージ込みの手数料と思われます。

D. 中継銀行・受取銀行手数料
 これも外国送金に特有の手数料です。外国送金では送金側銀行と受取側銀行で直接の取引きがない場合、間に別の銀行を挟むことがあります。この銀行を中継銀行、コルレス銀行などと呼びます。中継銀行が入った場合は中継銀行手数料(コルレスチャージとも呼ばれる)が発生します。中継銀行が入る理由やその役割については[4]に詳しく記されています。中継銀行の手数料は要不要を含めて実際に送金してみないと分からないのが通例ですが、1,000~5,000円くらいです。
 中継銀行のほかに受取銀行が手数料を徴収することもあり、受取銀行手数料あるいは被仕向け送金手数料などと呼ばれます。この手数料は現地通貨で1,000~2,000円相当くらいです。中継銀行手数料、受取銀行手数料とも、もし徴収があった場合はその分が差し引かれて着金します。

3. 手数料の計算
 2,000英ポンドの現金を三井住友銀行に持ち込み、英ポンド建てでUKの銀行口座に送金したとします。その際の手数料は以下の通りで、合計で22,500円程度になります。
A. 外貨現金取扱手数料 2,000 £×7円/£=14,000円
B. 送金手数料 4,000円
C. リフティングチャージ 2,500円
D. 中継銀行・受取銀行手数料 合計で2,000円相当と仮定

 手数料の大部分は外貨現金取扱手数料が占めますが、実はこれを節約する方法があります。みずほ銀行の外貨現金取扱手数料は即時両替の場合は7円ですが、その通貨の外貨預金として預ける場合は「1回500円」と格安の設定です[5](*4)。すると手数料は
A. 外貨現金取扱手数料 500円
B. 送金手数料 5,500円
C. リフティングチャージ (送金手数料に込み)
D. 中継銀行・受取銀行手数料 合計で2,000円相当と仮定
で、合計8,000円ほどと見積もられます。これも決して安くはありませんが、安心料としてなんとか妥協できる範囲でしょうか。

4. その他補足
・「前にポンドを日本からイギリスに送ることが出来ると言われた」一方で、「他の人にできない」と言われて混乱されているようですが、英ポンド建てでの送金自体は上で述べたように可能です。英ポンド(の外貨預金)を英ポンド建てで送金することもリフティングチャージを払えば可能です。現金の状態で保有している英ポンドはいちばん厄介ですが、外貨現金取扱手数料(とリフティングチャージ)を払えば可能であることは上で述べた通りです。
・郵便局(ゆうちょ銀行)は現時点で外貨預金を扱っていないので、英ポンド現金を英ポンドの外貨預金にし、その資金を外国送金する手立てがありません。
・英ポンド建てトラベラーズチェックにするなら、英ポンド現金をいったん英ポンドの外貨預金にし(外貨現金取扱手数料必要)、その外貨預金をトラベラーズチェックで払い出す方法はあります。トラベラーズチェック発行手数料(現在は大半の銀行で2%)と、銀行によってリフティングチャージがかかります。また現地での換金の際に1~2%の手数料がかかります(*5)。みずほ銀行でこれを行ったとすると、外貨現金取扱手数料が英ポンド現金を預ける際に1回500円、外貨預金を英ポンド建てトラベラーズチェックにする際の手数料が1,000円+発行手数料1%(*6)です。換金手数料を1%とすれば、2,000英ポンドをトラベラーズチェックにしたとして、手数料は合計で1万円前後と見積もられます。

5. まとめ
(1) 英ポンド現金で保有している資金を英ポンド建てで外国送金すること自体は可能です。ただし手数料はそれなりにかかります。
(2) 送金するには英ポンド現金をいったん英ポンドの外貨預金にして、その後英ポンド建てで送金することになります。手数料では外貨現金取扱手数料が占める割合が高いので、これをうまく回避するのが重要なポイントです。

参考ページ
[1] http://www.mizuhobank.co.jp/direct/about_direct/ …
[2] http://www.smbc.co.jp/kojin/otetsuduki/sonota/ka …
[3] http://direct.bk.mufg.jp/tesuuryo/index.html
[4] http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
[5] http://www.mizuhobank.co.jp/saving/asset/gaika/m …
[6] http://www.mizuhobank.co.jp/info/tc_tesuryo_kait …

*1 国内で扱われている外貨預金の中には、外国送金に対応していない商品や、外貨現金での入金に対応していない商品が少なからずあります。三大メガバンク(みずほ、三井住友、三菱東京UFJ)の外貨預金であれば手数料設定の違いこそあれ、いずれも外国送金・外貨現金での入金とも対応しています。それ以外の銀行を利用される場合はご自身で、送金および外貨入金対応の有無を事前に確認ください。
シティバンク銀行は外国送金には強いのですが、英ポンド現金での入金には対応していないので今回は候補から外れます。
*2 みずほ銀行は外貨の現金をその通貨の外貨預金として預ける場合、独自の手数料設定をしています。本文の後段で述べている通りです。
*3 リフティングチャージの呼称は銀行により異なります。例えば三菱東京UFJでは「外貨取扱手数料」と称しています。
*4 みずほ銀行での呼称は「外貨両替手数料」
*5 以前は無手数料で換金してくれる金融機関が多数あったのですが、この一、二年ほど有料化する金融機関が相次いでおり、換金に際して1~2%の手数料は見込んでおく必要があります。
*6 みずほ銀行での通常のトラベラーズチェック発行手数料は既に2%に改定されていますが[6]、参考ページ[6]を文字通りに解釈する限りは「外貨預金をその通貨のトラベラーズチェックにする場合は引き続き1%」と読み取れます。
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この回答へのお礼

詳しく説明していただきありがとうございます。
いろいろとあってやはり高くついてしまうのですね。

お礼日時:2009/09/08 13:12

ポンドでの送金については、経験がないので他の方の回答を参考にしてほしいのですが、「ご両親に送金してもらう」点について、1つ注意点を。



ポンドのままにしろ、日本円にするにしろ、「委託状」を用意するか、ご両親の口座にあらかじめ預けておくか、どちらかが必要になると思います。

私も冬に日本からイギリスへ送金してもらいました。
イギリスに口座がなくても「住所宛」に送金するシステムが郵便局であるのはご存知かと思いますが、私はそれは不安だったので、イギリスへ来て口座を作ってから送ってもらいました。

ただ、お金は(日本円)すべて私名義の口座にあったので、両親が手続きをできるよう、「委託状」の用意が必要でした。(委託状フォームは郵便局のサイトで入手できます。)それがないと、他人名義のお金の海外送金はできないと思います。この点だけは事前に確認をしておいてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
親の口座からなので問題ないと思います。

お礼日時:2009/09/08 13:15

補足ありがとうございます。


日本から送金しようとしているのは、出発前のお話しですよね?その時点でイギリスに銀行口座がないのでは、送金手続きはできないです。
仮にあなたが現地で口座を作ってから、どなたかが日本から何らかの手段で送金手続きできたとしても、日本円で30万円程度だと、送金手数料を考えると割に合わないと思います。
留学が始まってから、一時帰国した際に現金で持っていくとか、他の方法を考えた方が現実的だと思います。

この回答への補足

ありがとうございます。
自分が10万ほどは持っていって、それで口座が出来るまで過ごし、口座開設後に親に20万ほど送ってもらうということは可能ということですよね。しかし手数料が高いんですね。20万でもきっと高くついてしまいますよね?実際どれくらいなんでしょうか。

補足日時:2009/09/01 19:08
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受け取り先のイギリスには、ご自分の銀行口座か何かお持ちなのですか?


補足いただいたほうが回答がつきやすいと思います。

この回答への補足

ありがとうございます。
イギリスに留学するので、到着後に口座を作る予定です。

補足日時:2009/09/01 14:18
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