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カナダ製のシーリングファン(扇風機付きの照明器具)を天井に取り付けたいのですが、知り合いの電気工事業者に頼んだら、輸入製品は扱ったことがないので出来ないといわれてしまいました。

購入したカナダのお店で、日本で使用できるかどうか確認したところ、コードを変えるなどすれば使用可能といわれ、また、カナダの知り合いも、実際に日本に持ち帰って取り付けたと聞いたので購入したのですが、具体的にどのような細工をすれば取り付けは可能なのでしょうか?

ちなみに、購入した製品は
120ボルトで、ファンの回転速度によりアンペアとワット数が変わり、Lowモードで0.23アンペア、23ワット、
Highモードでは0.35アンペア、42ワットというものです。

また、こういった直輸入製品を取り付けてくれる業者をご存知の方がいたら教えてください。(東京都23区内在住です)

A 回答 (2件)

デザインが気に入っていて、国内では手に入らないということからのお考えだと思いますが、安全上からはお勧めできません。



輸入(海外から持ち帰った)電気器具を専門家でない方が自己責任で使う場合には最低でもお住まいの地域の周波数(50または60Hz)と同じで電圧定格も100Vのものを選ぶ必要があります。

これらが合っていない場合は、暗くなる、遅くなるだけならよいのですが、加熱して発火する、寿命が極端に短くなるなどの問題を生じます。(そうならない場合もありますが、構造を個別にチェックしないと安全に使えるか判断できません)

電気器具や電気工事はそれら自体の不良で火災など生命財産に直接的に影響がありうる危険を含むものですので、日本の家庭用の電気の安全は
1 電気用品自体の安全性を型式検定で国(または第三者機関)がチェックしている。
2 電気工事の施工品質を確保するため有資格者(電気工事士)に工事をさせている
3 電力会社は数年毎に家庭内の電気配線の安全性を点検する義務を負う(保安協会の方が来ると思います)
の3重のシステムで保たれています。

直輸入の品物を取り付けるということは1,2のチェックポイントをすり抜けることになります。また3の検査では漏電のような致命的な欠陥しか検査できないため不適合機器があるかまでは申告しなければわかりません。

業者が輸入する場合、日本の仕様に合うかどうか社内専門家が自主チェックのうえ、第3者検査機関に申請し、実物の検査だけでなく現地製作工場の品質管理システムの出張調査がおこなわれて製品に適合証明(JISとかJET、JQAなどのマーク)をうけた上で国内発売します。
 反対に外国に輸出する場合にもULやCSAなどのマークを取らないと現地では使えません(パソコンのACアダプタなどについているマークがそうです)

電気工事士法では、技術基準に適合した電気用品(マークつき)を使用した工事しか行えないことになっていますので、まともな業者であれば断ると思います。

輸入した品物が国内で使えるかどうかを判断してくれ、必要に応じて改造してくれるような業者は知る限りありません。判断できるとしたら、シーリングファンを作っているメーカーの方だと思います。
日本の電気工事は圧着端子を使ったりして個人的な技量の差が出ないように工夫されていますが、欧米の製品とはこれらの端子などの規格が違いますので安全に配線を接続することが困難と思います。

シーリーングファンであればその他に照明電球のソケット、ファンのモーター、ファンモーターのコンデンサ、ファンの温度保護センサーなどの交換が必要になるかもしれません。(外形を残しそっくり交換することに等しいことです)

カナダのメーカーが日本向けに輸出した実績があり、国内代理店も存在するのであればそこを通して買うのがよいと思います。実績が無い場合、100V50Hz仕様のものに改造する場合の注意点を問い合わせて見られてはいかがでしょうか?
技術的な信用の置ける業者であれば交換の必要なパーツリストとその価格を教えてくれるかもしれません。

都内ではヤマギワなどが輸入照明を取り扱っていますが、こちらに照会されてみるといいかも知れません。
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この回答へのお礼

具体的なご意見、どうもありがとうございました。
大変参考になりました。
もう一度検討してみることにします。
購入したカナダのお店では、日本の照明器具業者が買い付けに来ているという話でしたが、その業者がどのような加工をしているのか気になるところですね。

お礼日時:2003/05/06 19:33

<カナダでの電圧は110ボルト(周波数は60ヘルツ)。

プラグの差し込みも日本のものとほぼ同じなのでドライヤー、ヒゲソリ、湯沸器等ならば日本製品がそのまま利用できる。精密な電気製品はそのまま利用すると故障の原因になることもあるので注意が必要>
まずファンと照明に分けて考える必要があると思います、まずファンはカナダ60ヘルツですのでお住まいの場所が50ヘルツだと回転数が83%ぐらいにダウンします、また110ボルトの商品を100ボルトで使用するとカタログに書いてある電流より1.1倍アンペアぐらい流れます、これ以外問題はないと思います。照明器具のほうなのですが蛍光灯だと安定器の性能でちらついたり、点灯が遅いとかの問題が発生するかもしれません、しかし白熱電球ですとそのまま問題なく使用可能です、普通の電気工事屋さんで工事可能ですが、輸入品はカナダの様に日本とほぼ同じ地域ばかりではないので(電圧等が違う地域が多くそのまま使うとうまく動かない、火災の発生原因になるかもとか使う人の安全を考え(判らない、責任の負えない)工事はしないのが普通だと思います。
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この回答へのお礼

詳細な情報をどうもありがとうございました!
分かりやすいご説明で、大変助かりました。
ファンは、扇風機の役割ではないわけですから回転数が多少遅くても構わないですし、電球も白熱電球なので、大丈夫そうですね。
早速もう一度、電気工事屋さんと相談してみることにします!

お礼日時:2003/05/05 18:54

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