プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

初めまして。
人形にお詳しい皆様にお知恵を拝借いたしたく、書き込みをさせていただきます。

先日私はネット上で大変に美しい人形を見つけ、かなり高価であるとは感じましたが、ここで買わずに後悔するのもと思い購入の申し込みをいたしました。
到着までは一月以上掛かるとの話でしたので待っている間なんとはなしにこの人形について調べておりましたところ、これは普通の人形ではなく「レジンキャストドール」というもので、単なる観賞用というよりも製作・改造を楽しむためのものであり、またそれなりの処置を施さなければ「黄変」という変化を起こしてしまうのだということを知り大変に驚いてしまいました。

観賞し時に手に取り、とごく普通のフランス人形のように愛でたいとのみ思い購入をいたしましたものですから、知識や勘に乏しい素人的な質問ばかりで恐縮ではございますが、詳細をお教えいただけましたら幸いです。



1.「つや消しUVカットスプレーは使うべきか否か」

ネットで黄変の対処法などを調べ「造形村フィニッシングパウダースプレー・UVカット」なる商品を購入はしてみましたものの、これの使用に関しましても、

・黄変の原因であるUVをカットするだけで経年変化の速度はかなり変わってくる。ほこりもつきにくくなるし、手垢もつきにくくなる。美しく保存するためには必須。
・これを使うことで人形の肌触りが変わってしまう。つや消し剤は微粒子を含んでいるため、その微細な隙間に汚れが溜まりやすく一度沈着した汚れは落としようがない。また黄変は材質自体の変化なので表面をコートしても無駄である。

など、正反対のご意見があり混乱いたしております。どちらがより正解といえるのでしょうか。

ちなみに人形自体にはUVカット処理は施されていないそうです。



2.「人形の化粧や付けまつげなどを取らずにスプレーをすることは可能か。またその方法は」

「もしつや消しUVカットスプレーを使うなら、睫毛を外し化粧を拭い去ったのちに使用せよ」との記述を見つけました。しかし私には技術的にそのようなことは不可能です。(人形の破壊にしかならないでしょう)
何かそれを回避しつつスプレーをする方法があれば宜しいのですが…。



3.「もし人形の化粧や付けまつげなどを取らずにスプレーをすることが不可能である場合、その代替となるUVカットの方法は」

車載用のUVカットカーテンを購入しようかと思っているのですが、これだけでは不十分でしょうか。
ちなみに人形を普段置いておこうと思っている部屋は、エアコン・空気清浄機設置済みの明り取りの窓のみある暗い部屋です。そこからたまに居間へ連れ出して観賞したいと思っております。



その他人形保管上の注意点などもご教授いただけましたら幸いに存じます。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

A 回答 (3件)

キャストドール所有者です。


こちらはスーパードルフィーのような球体関節人形の話と考えてよいのでしょうか?

うちのはUVスプレーを吹いてますが、カスタムや着せ替えを楽しむこと前提に素手で触り倒すためにしてるのであまり参考にはならないかもしれませんが。


1.実はこれはどちらも正解だったりします。
表面をUV加工すれば紫外線の吸収は抑えられます。
ただし、キャストの成分の揮発による内部の劣化はどうにもできません。
キャストの劣化は素手で触る際の指先の油分なども影響すると言われてるのでそれを抑制するにはUVカットを吹いた方が表面を保護するという意味ではよいと思います。
まぁ触る前には必ず手を洗い、なおかつ手袋着用とかでしたら油分や手垢などは気にする必要はありませんが。
つや消しスプレーは、極小の粒子が光の反射を抑えることで「つやがなく見える」ので、確かに手触りは多少ざらざらしてます。
キャストそのままのつるつるか、つや消しのざらざらかは好みの差だと思います

汚れについてはつや消しを吹けば、粒子の間に汚れがつくことがあります。
ご自分で洗浄などが出来るようになれば吹いてもいいかと思います。
スプレーをしてれば汚れは「スプレーでできた膜」につきますが、そうでないとキャストに直接汚れがつきます。
私の場合は汚れなどがついたら、ばらして中性洗剤で洗って陰干ししてから組み立て直してます。
軽い汚れやほこりはこれで落ちます。
しっかりと汚れがついてしまった場合は塗料用の薄め液(シンナーのようなもの)でつや消しスプレーを除去し、キャストにまで汚れがついてたらやすりがけをして洗剤→乾燥→再度UVスプレーをしてます。


2.化粧の上からスプレーすることは可能です。
むしろ、化粧の保護をする意味でもスプレーを使ってます。
メイクの素材がわかりませんが、パステルやエアブラシなどを使用しているとちょっと触れただけでメイクが剥げてしまうことがあるのでスプレーで保護するのも手だったりします。
ただし、睫毛やアイをつけたままスプレーするのはよほどの技術がない限り無理だと思います。
睫毛やアイホールをマスキングしてスプレーすることになるのでしょうが、睫毛を傷めてしまいそうですし、スプレーもムラになりそうです。
それなら睫毛を貼り替える技術をつける方が楽だし早いです。
一度、睫毛をつけたままスプレーしたことがありますが、睫毛にスプレーの粒子が白いダマになってしまい、薄め液で落としましたがあまりきれいにはならなかったので結局睫毛を貼り替えました。


3.UVカーテンの他に蛍光灯をUVカットの物に替える。
窓ガラスや人形を保管する入れ物もUVカットのフィルムなどで保護する。
冷暗所で保管する。
持ち運びの際は手袋などを着用し、素手で触れない。
時折、保管場所の換気をする(キャストから揮発する成分が内部黄変の原因になっているようです)
屋外へは連れ出さない。
色の濃い服やウィッグは付けっぱなしにしない(キャストに色移りする可能性があります)
どうしても着せたままにしたい場合は下着やタイツ、ウィッグキャップなどを着用して洋服とキャストが触れないようにする。

こんなところでしょうか。

質問者さんのような使用方法でしたら、このくらいの予防でUVスプレーをしなくてもある程度の黄変対策にはなると思います。
逆に慣れないスプレーを吹くことによるデメリットが多そうなので、そのままで可愛がってはいかがでしょうか。


この先はあくまで主観ですので、こんな意見もあるんだな程度にお読みください。

キャストドールはカスタムしたりそのまま観賞用にしたり、楽しみ方は自由です。
黄変は確かに嫌なことかもしれませんが、顔はメイクをしてありますし、ボディは服を着せてしまえば隠れてしまいます。
日の当たるところに置きっぱなしとかでしたら、すぐに黄色くなってしまいますが、そこまで劇的に黄変するものでもないです。
(美白のキャストだと目立つ可能性もありますが)
可愛がる過程で徐々にカスタム(というかメンテナンス)を覚えるのも手ですし、メーカーによっては有料のメンテナンスサービスを実施していることもあります。
そういったものもうまく利用して楽しいドールライフを送ってください。
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この回答へのお礼

Chioring様

非常に詳細且つ具体的な御回答を誠に有難うございます。
おっしゃいますとおり、申し込みをいたしましたのは樹脂製の球体関節人形でございます。

1&2.メリットとデメリット、これはどちらも正解なのですね。自分自身全くこうした技術には自信がありませんので、やはり「UVカットスプレー」はとりあえずは使わない方が身のためかもしれないと思いました。
特に顔は製造元によるメイク済みの商品を購入するため手を加えるのが非常にためらわれますし(さらに使用されているメイクの素材も不明です)、写真を見たところ唇や目元にグロスを塗ったようなツヤがありますのでこうしたつや消し剤を掛けるとつやがなくなってしまうかもしれないとの懸念もあります。
外部からの汚れの付着防止という点から考えましても、「普段は箱にしまっておく」「服は着せたままになると思うが、あまり濃い色の服ではない」「持ち運ぶときは胴体を服の上から抱えると思われる」「座らせて眺めることが主体であるため、おそらく触るのは手くらい」といった事からそれほど必要は無いのかもしれないとの考えに傾いております。
しかしキャストそのものについた汚れはまずはヤスリ掛けをしないと落とせないというお話は気になりました。
ですのでもしスプレーを使うといたしましたら、とりあえず人形の手だけに掛けてみるという事になるかもしれません。

3.普段保管場所としようと思っている場所は明り取りの小窓から時折光が入る程度の冷暗所なのですが、お話を伺い、そこに横たえた人形の箱にキャストからの揮発成分の拡散を妨げない程度に軽くUVカットのカーテンを掛けておこうかと思いました(UVカットカーテンとUVカットフィルムで保護した入れ物との兼用)。


そして今回Chioring様にお教えいただきました中で一番嬉しく感じましたのは、「(それなりの場所においておけば)そこまで劇的に黄変するものでもない」というお話でした。注文いたしました人形は普通色の肌ですし、素人目にはそれほど変化ははっきりとは分からないかもしれないとの希望的観測を持つことが出来ました。
メーカーのサイトにはメンテナンスサービスについては何も記載はありませんが、念の為問い合わせをいたします。

このたびは本当にどうもありがとうございました。
せっかく出会えた人形です。あまり緊張しすぎず、もっと楽な気持ちで到着を待とうと思います。

お礼日時:2009/12/01 08:24

ご返事ありがとうございます。



一気に書き込みしてしまったので、多少抜けてる点が見つかりましたので補足を。

rookierookieさんの仰るとおり、メイクでは唇や目元につや出しの塗料が塗られていることが多いです。
この上からつや消しのUVスプレーを吹いてしまうとつやがなくなってしまうので、その上から再度つや出しの塗料を塗る必要があります。
そのあたりからも無理にUVスプレーは吹かない方が無難かもしれません。
あまり素手で触ることがなければ汚れなどもそこまで気にしなくていいと思います。
汚れについてですが、やすりがけしないといけないほど酷い汚れは早々ありません。
私の場合はメンテナンスついでに目の細かいやすりをかけて表面の小傷なども一緒に落としているだけです。
だいたいは中性洗剤だったりメラミンスポンジ(激落ちくんなど)で軽くこすればきれいになります。

3.ですが、キャストからの揮発成分を箱の中に留めておく方がキャストによくないようです。
なので、逆にこまめに換気をしてあげた方がよいと思います。
UVカーテンは窓から日光が入ったり、蛍光灯を使用する場合などは掛けておいた方がいいかもですが暗い部屋でしたらそこまで深刻に考えなくても平気だと思います。

あと、確認が遅かったのですが、到着まで1ヶ月以上とのことですので、ボークスのフルチョイスシステムか海外からの通販かなと思いますが、UV加工がないとのことですので海外通販でしょうか?
ボークス製のドールでしたら、キャスト自体にUV加工が施されているので、スプレーなどは考える必要はないのですが、UV処理がされていないということは海外メーカーですかね。
海外メーカーの場合はメンテナンスサービスがないところが多いかもしれないです。
万が一の場合はオプションでパーツ販売をしていると思うので、パーツ購入して交換して使用する、などでしょうか。
あ。ボークスでしたら有料のメンテナンスがあります。
(但し、自社製品のみですので他のメーカーのドールなどのメンテはできません)
どちらのメーカーはわかればメンテを行っているかなども調べられます。

黄変はある日いきなり劇的に起こるものではなく、徐々に起こるのでこまめに可愛がっていればあまり気にならないと思います。
しばらく放置していて久々に弄ると「あれ?ちょっと色が違う?」って感じで。
日常生活における日焼けみたいな感じですかね。気付かないうちにちょっと肌色が濃くなってる。その頃には肌の色なんて気にならないくらい可愛くなってるか、飽きてしまってるかの二択かもしれませんが(笑)

私は友人が先に持っていたのである程度心構えはできてましたが、それでも初めて購入した時は箱から出すのもおっかなびっくりでした。
でも構っているうちにどう扱えばいいかわかってきますし、わからないことがあれば、こういった質問サイトに投げかければドール好きを増やしたい回答者(私です)が食いついたりします♪
是非とも楽しんでくださいねー。

最後に。
うちのドールは服を着せたまま、ウィッグは外してフェイスカバーをして旅行用のキャリーにクッションと共に入れられてます。
基本的な居場所はキャリーごと押入れだったり、屋外に連れ出すために車のトランクだったりします。
美白の子は「あーちょっと色がついてきたなー」と思いますが、元が真っ白だったので、ちょっと肌に色味がついて逆にいいかなと思ったりしてます。
キャストドールは意外と丈夫なのでそんな扱いでもなんとかなってます。
(まぁここまでの扱いは自前メンテ前提ですが)
あと、これを書いていて思い出したのですが、しまっておく時にフェイスカバーはあった方がいいです。
不慮のアクシデントなどでメイクが剥げるのを防いでくれます。

参考までにボークスの通販ページのURLを載せておきます。
http://www.volks.co.jp/jp/shop/list/detail.aspx? …

参考URL:http://www.volks.co.jp/jp/shop/list/detail.aspx? …
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この回答へのお礼

Chioring様

更に詳細なご説明を賜り、誠に有難うございます。


手の部分の肌などは基本的には中性洗剤で洗えば大丈夫なのですね。
なるべく取り扱うときには手袋をするようにしようとは考えておりましたが、やはりせっかくですから直接触ってもみたいと思っておりましただけに、洗えばきれいになると伺い安心いたしました。触るときには事前に良く手を洗い、人形の方も汚れが酷くならないうちにこまめに洗ってやりたいと思います。


保管ではあまりしっかりと箱の蓋をしてしまうのは宜しくないのですね。どこかで読んだ記事に到着した人形は1~2ヶ月は箱に入れずに揮発性物質をなるべく揮発させ、その間に箱とクッションも陰干ししておき、その後合わせて保管するというような内容のものがありましたが、そのようにしたあと箱に蓋をする代わりにほこり避けの布を軽く被せるくらいにして冷暗所に保管することにいたします。(もちろん換気もいたします)
フェイスカバーのURLもご紹介くださいまして有難うございました。幸いこの人形には付属品としてフェイスカバーがついてくるようですので、保管の際には忘れずに被せておきます。


そしてChioring様のおっしゃいます通り、私の申し込みました人形は「DOLLZONE」という海外のメーカーの商品です。Chioring様にメンテナンスサービスについて教えていただきましてから問い合わせをいたしましたところ、有料でメイクの描き直し、その他メンテナンスも受け付けてくれるとの事で少し気が楽になりました。



黄変は日々人形の顔を見ていればそうは気にならないもの、日常の日焼けのようなもの、というChioring様のお話に、そんなに怯えたりしなくても良いのかと意を強くいたしました。
人形は姿かたちを楽しむことが主目的とはいえ少なからず愛着というものも湧いてくるでしょうから、肌の色に少々の変化が出てくるころには既に、「いくらなんでももう一枚くらい服を買ってやった方がいいか」などと全く別のことに気をとられるようになっているのかもしれませんね。


人形が到着した後もきっと分からないことが色々と出てきてしまうかとは存じますが、そのときはまたこちらにてお尋ねをいたしたいと存じます。
この度は本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/12/02 04:25

Yahoo にも同じ文章がありましたが、回答がつかないようですね。



まず、劣化の話は「如何に買ったときの状態のまま保管するのか」が目的でしょ。
保管する部屋の蛍光灯が紫外線を出すから外すとか、窓にはUVカットのフィルムを貼り、光が入らないようにカーテンを常に閉めるみたいな話で、言ってしまえば「オタク的なこだわり」の部分ですよ?

それに、レジンキャストドールに限らずフランス人形だって劣化してるわけで、それはいいんだろうかと‥‥。

上記の如き対応をする場合、「フランス人形のように愛でたい」というリクエストには応えられそうもないと思います。
できるだけ保管したままにして、紫外線の多い日中には出さない方が劣化は防げますので。

あと、スプレーの話については使用者の主観に依存することなんで、正解はないです。
汚れも、落ちないのではなく「その人が落とせないだけ」かもしれないってことも含めて、使用者の扱い次第。
「私には技術的にそのようなことは不可能」というのなら、できる範囲でやればいい。どうしても必要だというなら多少の不備や不満があっても仕方ないでしょ?

個人的には不要の心配だと思いますけどね。
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この回答へのお礼

apricotman様
早速の御回答をどうもありがとうございました。
幅広く具体的なご意見を頂戴いたしますためにgoo事務局に問い合わせをし「Yahoo!知恵袋」にも投稿をさせていただきましたが、そちらの方もご覧くださいましたそうで有難うございます。
私も人形を出来るだけながく美しく楽しみたいとは思っているのですが、調べれば調べるほど”いつまでも美しいまま愛玩したいならば、極力愛玩すべきではない”という矛盾した結論に至ってしまい悩んでおりました。
もちろんごく普通のフランス人形もそれなりに年季が入っては参りますけれども、それが目立つのはどちらかというと髪や衣装であり、これとは全く異なるレジンキャストドールでは肌に「黄変」(しかもそれは黄緑色に近いとか!)が発生すると聞き非常に驚きなんとかせねばと思った次第です。
しかしお話を伺いますとそうした変化にこだわりを持ち尚且つその対策を入念になさるのはより深いレベルの愛好家の方々のようですね。
言うなれば”絵を描く趣味”といった場合の実態、”中心部分に少数のセミプロの方々、そしてその裾野に広く広がる日曜画家たち”といった光景に似ているのかも知れません。レジンキャストドールを愛好する事=セミプロ的趣味、というわけではなさそうで、妙な話ですが少し安心してしまいました。
そうしたことと技術的な問題とを考え合わせてみますに、やはり迂闊に「UVカットスプレー」は使わない方が身のためのようですね。
UVカットの遮光布等を購入して人形の到着を待とうと思います。
この度はまことにありがとうございました。

お礼日時:2009/11/28 23:56

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