プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

コンピューターで自宅のピアノを録音しているのですが、上手くとることができません。
離せばうすぺらになり、近づければこもったような感じになったり…

CDはプロの方の技術があるのでしょうが、似ても似つかないありさま…

ピアノ録音をする際に、理想の音へと近づけて行くためのステップと言いますか、道標となるような考え方や定番の参考文献などはありますでしょうか?

ちなみに私が使っているのは以下のものです。

マイク:C414B-XLS(経済的事情でモノラル)
AudioI/F:Fireface800
DAW:CubaseSX2

よろしくお願いいたします

A 回答 (10件)

20年以上前に音響の専門学校に在学していました・・・と言っても、それっきり音響関係には


携わっていないので、その時の実習で覚えていることだけ書かせて貰います。

まず、マイクの位置は非常に重要で、例えばドラムのシンバルを録音するときに、シンバルの中心を狙って
マイクを向けるのと端を狙ってマイクを向けるのとでは、まったく音が違います。
人間の耳は、ある意味非常に高性能なので勝手に雑音を排除したり、眼で見たものにズームして音を
拾ったり出来るので、生で聞いているときには気にならなかったものでも、マイクで拾う音はその位置での
ありのままの音を拾うのでイメージが違うものになってしまうそうです。
なのでマイクの位置を色々と試してみて一番良い位置を探し出すことです。よくテレビなどでグランドピアノの音を
拾うときにマイクを立てていますが、ああいうのを参考にされてはいかがでしょうか?

また、モノラルとステレオでは明らかに音の広がりが違うので、もしかしたら安いステレオマイクでも今よりも
満足のいく音が録れるかも知れません。

質問者様が欲しい回答とは違うと思いますが、参考までに。

この回答への補足

お答えありがとうございます。

角度を少し変えたりするだけでもモヤっととかすごく変わりますね…
人間の耳ってすごいんですね。

モノラルでもなんとかならないものかと思ったのですが、やはりステレオを考えるのが良さそうですね。

大変参考になりました!テレビやマイク会社のHPを見たりしていろいろ試させていただきます。ありがとうございました。

補足日時:2009/12/02 20:07
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所詮は素人宅録屋なので、参考になるかどうかわかりませんが・・・



私が録音やり出した頃に、何かとお手本にしたサイト。
http://www.ceres.dti.ne.jp/~warnerg/SHOBI/TOSS/0 …

あまりにも簡潔明瞭すぎるかもしれませんが、それ以降もいろいろ人(一応プロ)にちょこちょこ教わったり、プロの録音現場を見せて貰える機会もあったりしたけど、アマチュアでは技術というより「技量的」に、このサイトの説明を超えるやり方はむしろ無理という自己結論を持って現在に至る・・・です。

20万円越すような、プロスタジオでも見かけるようなFireface800と10万円するC414B-XLSを使ってるような人に、その1/3位の機材で細々やってる素人が言うのも不遜かもしれませんが、もしピアノがアップライトなら、いくらC414Bでも1本で完璧に・・・っていうのはちょっと無茶です。

コンサートタイプなら、天下無敵のC414Bがあるのなら、参考WEBにあるように「ピアノの周りを歩き回って、己の耳でベストと思った耳位置にマイクを立てる」が一番です。
ただし、いくら天下のC414Bと言えども、ただ単に据えてFireface800に任せきっただけでは、自分の耳で聞こえた通りの音は記録されませんから、「C414Bの録り音を自分の耳と同じに補正する」技量は必要です。むしろ、この技量部分がプロとアマチュアの差です。
(プロでもC414BとFireface800の組み合わせてピアノ録りするのは、ある意味贅沢なくらい)
この補正は、録音後にCubaseSXでやればよい…というか、素人ではそれしかないでしょう。
(Fireface800使ってて、なんでDAWがCubaseSXなのか解せませんが…なんかご事情有るんでしょうけど)

コンサートタイプで、上の「歩き回って耳でベストポジション探し」ができないような所にピアノが置かれているなら、今度はC414B使うには録音環境悪すぎ…です。そんな手狭な場所では、そもそもピアノ自体が能力発揮できてないってなもんで。
でも、そういうことこそやむを得ませんから、そういう場合は私なら参考WEBの写真2-5-7のパターン使います。ただ、参考WEBで述べられているとおり、低域の調整に技量が必要です。高域の方は、録れたての音はモコモコでも、C414Bなら確実に拾ってくれているので、後は調整の腕次第です。

アップライトは、ピアノの周囲全体に2メートル以上の開けた空間でもない限り、上蓋開けて上から内部に向けてマイク構えるしかないです。周りに空間が有れば、演奏者側か裏側に「歩いて耳で探してベスト位置」があるかもしれないので丹念に探すのはありですが、探すスペースもないなら上蓋外すのが前提とした方が思い切りやすい。
ただ、上蓋から中狙いなら、高いけどそういう録り方には合わないC414Bを1本より、安物の棒形コンデンサマイクを2~4本の方がよっぽど潰しが効きます。
私だったら、Fireface800使えるなら、例え手元にC414Bが使えたとしても、手持ちの1本1万円ちょいのマイク4本で上から狙いますね。
1本のC414Bよりよっぽど自由度が高いので、その分『低技量』でも工夫の余地がいっぱいありますから。

この回答への補足

ピアノはグランドピアノです。

機材の方は知人から譲り受けたもので、私のようなど素人の知識と腕に見合わない性能なのですが…^^;機材は悪くないので、悪い原因が突き止めやすいと思い頑張っております;

部屋は自宅の8畳程度の部屋ですので環境はお世辞にも良いとは言えないのですが、とりあえず耳に入ってくる音に近くしたいなあ、と思っておりました。

マイク4本も使ったりするんですね@@;レコーディングの現場はほとんど見たこともないのでそうした経験をされている方のご意見は大変参考になります。

URLのリンク先大変参考になります。あとでじっくり読ませていただきます。
ありがとうございました。

補足日時:2009/12/02 20:25
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すでに詳しい回答者のお答えがありますし、私の機材なんて3万円のマイク2本に2万円のオーディオI/F(改造品)なので、比べるべくもないかもしれませんが...



1つの可能性として、ステレオにすればだいぶ変わりそうな気はします(No.1の回答と同旨)。普通のステレオ収録のCDでも、モノラルにして聞くとかなり寂しい音になりますので。C414B-XLSをもう1本とまでいわなくても、1本1万円くらいのペンシル型マイクで、実験するには十分といえるでしょう。あるいは、2~3万円くらいのステレオマイクでもそこそこの音で録れます。

そういう低レベルな話ではない(モノラルのC414B-XLSでもその手のマイクのステレオ以上には録れていて、さらにその先を目指したいのだ)ということであれば、すみません。が、そうであれば、経済的事情がどうあれC414B-XLSをもう1本導入すべきではないか、という気がします。

マイキングについてはNo.2で指摘されている以上のことは、分かりません。

ただ、敢えていうなら、もしカーディオイドで収音されているなら、オムニを試してみるのもありでしょう。部屋の中で(ピアノの周囲に限らず)いちばん音の良いポイントを見つけて、そこにオムニ特性に設定したC414B-XLSをセットします。環境ノイズは多くなるかもしれませんが、音の不自然さは多少なりとも解消されるかもしれません。

この回答への補足

カーディオイドはいつも「どうすればいいのかしら??」となっておりました。今度オムニで録音して注意深く違いを聴いてみます。
いろいろ場所を探して「ここでの音が取れれば良いかな?」っていうピアノから1mくらいの場所にマイクを置いてみると高域ばかりが取れてしまって中低音の厚みがないように感じたりして、カーディオイドをいじったり、フィルターをいじったりするうちに混乱しておりました@@;

マイクに関しましてはステレオでないと雲泥の差が出てしまうんですね。貯金して頑張って揃えようと思います。

ご回答いただきましたまことにありがとうございました。

補足日時:2009/12/02 20:29
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ピアノは全開にします。


他の方が言うように少なくてもマイクは2本以上必要です。
中高域に一本中低域に一本。マイクスタンドはピアノに触れないように。
指向性はWIDEが適していると思います。
アカゲのC414でしたら弦までの距離は50~80Cmくらいが適当です。
もし一本で撮ろうとすると1M以上離さなくてはならなくなりレスポンスが悪くなります。また高低域をカバーしきれません。
反射音を入れないように部屋は完全にデッドにしてください。
もしライブな環境でしたらピアノを毛布で囲んでください。
最後にペダル音が隠れるマイク位置を探したら、ほぼ完璧です。
ライブ音を好みでしたらデッドに録音しておいてあとでエコーなどの加工を加えると音がこもらずにより綺麗に再生できます。

この回答への補足

ご助言ありがとうございます。
距離は本当に難しいですね。離れれば高域と低域のバランスが悪くっておもちゃみたいになったり…

ペダルの音に関しては全く意識しておりませんでした!ありがとうございます!

補足日時:2009/12/03 10:40
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No.2です。


なるほど、グランドで8畳間。あんまり周辺空間はないですね。
部屋壁の材質は? あと天井は高いのかなぁ?

No.3さんの考え方はごもっともですし、質問者の方の環境でも「ダメもと」で試してみるのはありですが、ピアノ録りでオムニモード使って良い結果が出るのは、たいていは壁とピアノにある程度以上の距離があり、かつ壁材が適度な反響が有る場合に限られます。
要は、反響音を積極的に拾って、奥行き感を作ろうという技なので。

だから、C414クラスのマイクを(私も含めた)素人が録る時は、仮に部屋条件がそこそこ良いとしても、きちっとカーディオイドで欲しい音だけ集中して録って、後からDAWでリバーブ掛ける方がよっぽど好結果…ということの方が多いですけどね。
でも、マイクの使い方の勉強にはなりますから、試してみるのは有りでしょう。ダメ元で。(もちろん、意外とイケル可能性も無いわけじゃない)

ただ、これは仕方ないですが、グランドで8畳となると、C3クラスなら周りに1メートル弱ずつくらいは空間有りますが、それより大きいなら結構キツイですなぁ。

それと、これは念のためですが、実際ご自身がピアノ弾きの人ほど、「良い音を録ろう」と言えばすぐにグランドなら蓋全開にしたがりますが、いつでも必ずし得策とは言えないです。
それは、部屋空間が広いか録音部屋が音の反響が少ないデッドな空間で、なおかつある程度天井高がある時しか、少なくとも素人録音では通用しない場合が多い。
私が紹介したWEB資料の写真でも、かなり蓋は全開に近いですが、この部屋は反響の少ないレコーディングスタジオです。天井も高いし、パッと見でピアノは壁際に据えられてますが、写真に写ってる反対側には十分広い空間があるはず…です。

ただ、これもダメ元で…ですが、質問者の方のピアノ録音部屋がそこそこ天井が高いなら、参考WEB程度に蓋を開いて上から録るのは、試してみるのは有りですな。
けれど、参考WEBの写真見ても概ね想像付くと思いますが、マイクを比較的ピアノに近い場所に据えて蓋全開というのは、「弦そのものの振動音」を積極的に狙いに行く…ってノリになるんです。
なので、低域から高域までまんべんなく一定の録音レベルで録ろうと思ったら、複数のマイク据えて役割分担するか、1~2本のマイクならかなり高い位置から全体を見通せるようにマイクを据えるか…という選択あたりが、素人技量的には限界です。

ちなみに、C414Bの「美味しい距離」は、歌録りや管楽器録りのような「ポイント音源」の時は50センチ~1メートル弱ってとこではありますが、1本で全体をカバーするなら、1メートル以上は離さざるを得ないでしょう。

また、これも試してみる価値はありますが、ワイドモードにあんまり過大な期待を持つのは厳禁です。
これも、録音者自身がピアノ弾きだと、なんか誤解されてるように思うケースが多いのですが、ピアノの弦を直接狙うセッティングをする際には、実際にはピアノの高音側と低音側の「音圧=音のエネルギー」には相当な差があります。もっとも、これは弾く人の技量にもよる部分はありますが。
ただ、演奏者側や蓋を半開程度にした蓋開口部側は、フレームと響板と蓋のおかげで、良い感じに音圧差が低音は抑圧され高音は響板等の倍音が付加され、ちょうど良い感じに聞こえるようになってます。つくづく、ピアノの構造を考え作り上げた人は天才だと思うです。
全開にして弦を直接狙ってしまうと、響板の音もフレームのブロック単位でバラバラに響いている状態を録る事になってしまうので、このピアノの巧妙な構造から作り出される高低のミックス感を捨てて録る…ってことになります。その場合は、高低の音圧差がそのままマイクに飛び込んできますので、マイクを50センチレベルの近距離でワイドモードで録ると、かなり位置を慎重に決めない限り、音圧差がモロに録音結果に出てきます。
なので、プロが複数のマイクで高低のレベル調整をきっちりやって録るならいいですが、素人が少ないマイクで上手くまんべんなく録る事を考えるなら、下手にワイドモード使わず、カーディオイドで「響き板全体の音がカバーできる」程度まで距離を離す(より上から狙う)方が、高低のバランス面ではよっぽど有利な事も多いです。

しかしながら、こういう録り方は「反響のない条件の良い場所」でないと、なかなかうまくいかないし、録音後の音質調整も必須です(まぁ後調整は、どんな録り方しても必須だけど)

むしろ、私だったら質問者の方のような部屋環境であれば、蓋全開はあんまり考えません。毛布ごときで反響が止まるなら、貧乏素人録音屋的には何の苦労もないので。
むしろ、素人がなまじ弦を直接狙ったら、生臭い音(参考WEBでWEB主がいみじくも言っている「生ピアノというものは意外とたいした音ではない」という音。そのことは私も全く同感。録音屋の立場では、管楽器や弦楽器に比べて全く表情のないつまらない音の楽器です。音源直接狙う録り方をする限りでは。)でしか録れない物だ…と割り切って、ピアノそのものの音をどう録るか…に発想転換します。

具体的には、突き上げ棒を一番短いセットにして、私の経験では隙間が30~50センチくらいにできるかな? で、その隙間に向けてマイクをセット。1本マイクで狭い場所なら、私的にはこれをまず試します。
とにかく、高低バランス取れた響板全体の音を録りたい。上手く録れれば、それが一番「ピアノっぽい」音には仕上がります。
(ピアノの底から響板裏の音を録るのは、ある意味、響板音最優先戦略の究極でもある)

ただし、弦1つ1つ、音一つ一つの粒立ちや明瞭度は、少し下がります。
また、蓋の開口部の周りをウロチョロして、耳で一番良い音の場所とマイクを向けるべき角度を探し回るのは、結構手間です。
でも、ベストポジション見つけ出せれば、一番「響き感」と「奥行き感」のある音が、それもマイクを開口部から30センチ離すくらいという、C414Bタイプのマイク的にはベストの距離感で拾えます。
また、この音は演奏者側から聞こえる音とも、かなり共通性があるので、この方法で上手く拾えれば、セミプロ級のピアニストくらいまでならあんまり文句も出ないしね(^^ゞ

この方法は、ピアノ録音に詳しくない人や、ビアのノ録音環境に恵まれている人(スタジオプロや、大きい部屋やちゃんとしたレコーディングスタジオを簡単に使える恵まれた環境に居てる人)は、「音がこもる」と言い張って、まずやろうとしない方法ですけども、ピアノ奏者やピアノ自体に造詣が深い人など、蓋を閉めた時のコンサート会場でのピアノの音色変化しか知らない人に大きく誤解されているのですが…たしかにピアノの蓋を閉めると、演奏者や観客席の耳には高域が減衰した音に聞こえるのだけど、その音は、実際に蓋の隙間から放射されてる音と決してイコールではないのです。
蓋で規制されて、会場に高域の放射が減って聞こえるだけで、その音と隙間から漏れてくる音は全く別物です。ピアノ奏者はそういう音を自ら「隙間に耳突っ込んで」聞いたりする事はまず無いですから知らないだけで、実際には高低素直にミックスされた音が飛び出している事は多い。
そういう音を上手く拾えると、結構リアルな音が録れる事も多いのです。

まぁ、いよいよせっぱ詰まったら、この「蓋をできるだけ閉めて隙間からの放射音を狙う」方法も試してみて下さい。こういう録り方では、高性能なC414Bなどは、音成分の録りッぱぐれがないので頼りになります。

この回答への補足

懇切丁寧なご回答、本当にありがとうございます。

ピアノはC3で部屋は天井や床も含めて6面全てコンクリートの地下室です。ドアは防音しており、換気も防音マフラー?みたいなものをしております。ですので音の逃げ場はごく限られています。

コンクリートですので音の反射はすごいです。長方形の形で壁が平行なせいもあるかもしれません。キンキン、ウワウワします。ので、ピアノの下には本をまばらに積んだり布団をしまったりしております@@;

蓋は全開にして取っておりました。が、狭い部屋なのでマイクの後ろに折りたたみのマットレスを立てかけたりという有様でした。この際小さな棒(15cm位?)でも試してみたいと思います。ちょっと短いかな…?棒は自分で用意してもよさそうですしね。と、部屋に伸縮突っ張り棒があったので、安全か確認してこれで開き具合を調整してみます^^

仰られるように、ピアノの生の音はなんだか生臭いです。実際に演奏している時とはまるで違います。高音部のキラキラした輝きや、低音の暗さが演奏している時とはまるで別物で、生のニンジンをかじるような変な感じがします。

ピアノの響板裏はやってみたことがあるのですが、高音と響板に伝わらない弦の共鳴音?みたいなものが無く、いまいち演奏時の聴いた感じからは離れてしまいました。ダンパーペダルを踏み込んでの弦の共鳴音みたいなものは音としては微弱で響板にあまり伝わってないような気もいたします。逆に響板に伝わっている音はダイレクトに拾えるので、何本もマイクがあるなら使えるのかもしれませんね。

パワーバランスについてもご助言大変参考になります。おそらく部屋の大きさと鳴りが原因なのではと考えていたのですが、ピアノの真ん中あたりを狙うと低域はウワウワします。で、仕方が無いので角度を少し真ん中より上にしたり、あるいは平行移動させたりしているのですが…ほんと難しいですね@@;

それにしてもピアノは難しいものなんですね…考えてみれば点ではなく面から音が出て、しかもダイナミクスはその名の通りピアノフォルテ、低域から高域までをカバーするポリフォニックな楽器ですもんね@@;

余談ですがノイマンのWebサイトにマイクのクイズ?のような楽しいものがありました。ノイマンってすごいんですね。お値段もすごそうですが・・・;w;
http://www.neumann.com/index.php?lang=en&id=spec …


何から何まで丁寧に教えていただき、本当にありがとうございます。貴重な体験をお話していただけて勉強になりました。

補足日時:2009/12/03 10:42
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う~ん...8畳でグランドだと、普通に弾いていてもエアボリューム的に厳しそうな気がします。

強奏時に音量が上がり切らないというか、詰まったような印象はありませんか(というか、8畳だとたとえ音響処理の施された部屋でも詰まった音になるのが普通だと思います。私は素人クラリネット吹きですが、これでさえ6~8畳くらいの部屋だとシンドイので...)。

そうだとすると、オムニで録ってもあまりいい結果にはならないというか、部屋中にグワングワン反響しているのが録れるだけ、ということになりそうです。もちろん、何事も試してみないと分からないので、ハナからダメだと思っていては、それこそダメですが。

で、結論的には、No.5の回答でも指摘されているように、少しだけ蓋を開けて、その口の中を狙う(開口部が指向性の範囲に収まるように。場合によって真横ではなく斜め下から蓋の裏面を狙う)、というのが無難な気がします。

部屋の吸音(毛布など)は、嫌な響きを殺す分には使えますが、低音が過剰になるのに対しては効果が薄いので、あまり期待せずに、しかしある程度は考慮して、使ってみるのも1つの手でしょう。特に、ピアノの真下に1枚敷くと激変するはずですし、部屋の隅など定在波が立つ部分に丸めた毛布を立てかけるとかなり変わることがあります。これは、録音するかどうかとは別に、音環境を快適にする(気持ち良く演奏できるようにする)という話でもあります。

この回答への補足

仰る通りです。何と言うか、85%以上のフォルテは90%も95%も100%も大して代わりが無いような何とも言えない感じになってしまいますね…。

毛布などでやや高い音域は吸えるようなのですが、逆に部屋の中では低域ばかりが残ってしまい、どちらかというと下のほうを何とかしたいのですが、おそらく相当な面積と重さがあるものじゃないとだめですよね…いまは本をでこぼこに置いたり布団をしまったりしているのですが…

補足日時:2009/12/03 14:13
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はじめまして♪



ピアノに関して全くの素人ですし、大先輩のお二人がおられる場所に出しゃばれる人間では有りませんが、、、、、


演奏しながらインナーイヤホンをマイクへ接続して録音したのを聴いてみてはいかがでしょうか? 

音は良く無いでしょうけれど、なにか録音のヒントになるかも知れないかなぁ~。

と言う 提案だけです。

アドバイスでもなんでもない書き込みですので、サイト運営スタッフからお叱りと発言の削除かもしれませんし、御質問者様からもヨークミンスター様からもケンタ様からもご非難をいただく事になるのかもしれませんね。 

この回答への補足

確かに面白そうですね~。

密閉型のヘッドフォンでもちょっと難しそうだからやるとしたらカナルタイプですかねえ。

面白い提案ありがとうございました^^

補足日時:2009/12/04 12:33
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No.2です。


あらまぁなんと、そういう部屋だったんですか。
それはまぁ、こう言っては質問者の方に失礼千万ながら「環境に恵まれてるんだか恵まれてないんだか…」って感じですねぇ。
外部防音が完璧な部屋でピアノ弾けるというのは、原則的にはうらやましい限りの恵まれた環境だけど、全面コンクリートでは反響しまくって、練習そのものが全然楽しくないような…

まぁ、そうなると、上から目線丸出しで言えば(私には言う資格はないけれど)、「金かけて、壁面に吸音工事しないと、練習もおぼつかんでしょう」ってことになっちまいますが、まぁそれはそれ。

実際、その環境で何とか録音を…となると、私だったらやっぱり「蓋の隙間狙い」取りますね。
そこんとこは居直りです。前に述べたように、蓋の隙間狙いだったら、弦を直接狙う時ほどの、各弦の明瞭感、ピアノ~フォルテのダイナミックレンジ感は出せません。これは事実です。なので、そういう事に拘る人は
「蓋全開にしろ」「マイクは2本でも足りない」
って話になるのは、一応は正論。

だけど、その全面コンリート環境では、蓋開ければ開けるほど、マイクの距離を取れば取るほど、マイクの本数増やせば増やすほど(ステレオ2本までは逆に常識といえば常識)、壁面反響がマイクに回り込んで、どうせ絶対に各弦が明瞭でレンジ感のある音なんか録れッこない。
それなら、まだ隙間狙いで、変な反響音を極力排して「弦とフレームと響板だけ」を狙う方がマシだろうなと思ってしまいます。

この蓋隙間狙いの場合でも、壁面反響の回り込みを避けるなら、マイクは隙間にある程度は近づけるに越した事はない。
指向性は、基本カーディオイド。もしかしたらスーパーカーディオイドの方が結果オーライも有り得るくらい(でも、ちょっとやりすぎだとは思うけど)。少なくともオムニは諦めましょう。ワイドも論外。

そんで、C414で「近づけた隙間狙い」をすると、確かに低音がボヨンボヨンするのは否めない。まずは、なるべく小マシな位置を探すことと、蓋の開き加減も要研究ってことになるんですが、位置だけでは限度は多分あります。
そん時は、一番小マシな場所にとにかくマイク据えて、録音時にイコライザを掛けて、記録される音から低音を少し下げる。
こういう場合は、録音→記録の時点である程度手当てしておかないと、ボヨンボヨン状態で録れてしまった後からの調整では、なかなかうまくいかない事が多い。
録音時にイコライザを掛ける方法は、まずはCubaseSXのマニュアルにご相談の事。

それと、No.7でのアドバイスはたいへん正論。良いアドバイスです。
「実際にマイクでどう録れているか」を、イヤホン等で確認しながら弾いてみて、ベストのマイク位置とベストのイコライザ設定を探すのが一番良い。
実は、私もそれを提案しようと思ってはいたのだが…ただ、そういう部屋環境だとイヤホン使っても客観的に聞けるかどうかが、ちょっと自信ないんですなぁ。
最終的には、試し録りしては聞き返してマイクの位置を変え、また試し録りしては聞き返してイコライザを触り…を何度も繰り返すしかないと思います。
たぶん、もし私が質問者の方の地下室にお邪魔して録音するとしても、そのテストを延々と繰り返さざるを得ないです。その部屋では、ピアノが鳴ってる最中にヘッドフォン等を使っても完全に客観的に録音モニターできる気がしない。録ってから聞き返して判断するしか無さそう。

C414なら、録音時の余分な低域カットさえうまくいけば、高域の方は問題なく録れるはずです。

床にお布団敷くのは、その部屋なら私も絶対にやるでしょう。正解。
その部屋では、床面からの反響で響板が煽られて共鳴するのが、一番音の雑味になるはず。特にC3クラスならありがち。
まともな会場なら、ピアノは絶対に分厚い木の上に据えるのは、伊達や見栄えではないのです。
また、私なら可能なら床全面にお布団敷き詰めます。狭く分厚くよりは薄くても広くを基本とします。その環境だと、ピアノの真下だけ局部的に吸音しても、今ひとつ効果が出ないはず。
天井角から床に向かって乱反射してくる反響が一番やっかいです。床全面吸音を目指せば、薄くても確実に効果は積み上がる。

そのほか、No.6でのアドバイスもおっしゃるとおりです。床は上記のとおりですが、1面だけでよいから壁にも分厚い布でも張りたい所。
ピッタリと毛布を張るよりは、薄物でもヒダヒダのカーテン様のものの方が効果が高い場合が多い。壁面から少しだけ離して張れればなおよし。その隙間が結構モノを言う。
衝立のようなものに布を垂らして置くような感じでも、だいぶ違うでしょう。衝立等の背の高さは、天井までとは言わない。マイクの据え位置より確実に高い…くらいの、比較的背の低い物でも、この場合は効果はちょっとはあります。
それと、これもNo.6さん指摘済みですが、部屋角からの反響をちょっとでも吸えたら随分違う。
蓋の蝶番側の壁面一面でよいので、全体に高さ2メートル見当で一面に分厚いカーテン張れて、部屋角からピアノに向かって2つくらい(部屋対角線で)布衝立を置けて、床はお布団敷きまくり…までが手持ち資材で何とかなりゃ、かなり心強いですね。部屋角に吸音効果が有りそうな物を積み上げるのも、試してみる価値はあります。

ただ、以上の吸音作戦は、「マイクは蓋隙間狙い」が前提で、それでもマイクに飛び込んでくる雑反響や、部屋反響でピアノ本体が煽られて響きに雑味が出るのをちょっとでも小マシにしようという発想です。私の考えではね。
蓋をばこんと開けて、弦を直接狙って録りたいなら、ちょっとは本格的に部屋反響退治を考えざるを得ないでしょう。

と、私ならこうする…って感じですが、これが全面正解とも言えない部分はあります。やっぱピアノは現物を目の前にしないと、最終的なプランは立てづらい。

まだわからん事がありましたら、補足どうぞです。
どこまで答えきれるかは自信ないですが。

とりあえず、録音時にイコライザで低音をカットする方法は、どっち転んでも要マスターです。DAWのマニュアル見てね

この回答への補足

たびたびありがとうございます。

吸音を頑張らないとだめだったんですねー…
一次反射がきついかな、と思って本や雑誌を本棚一つ分ピアノの下に凸凹においてその上に布団や寝袋などをおいて簡易物置兼一時反射対策と思っていたのですが、もっともっと物量が必要なんですね。
衝立作戦もうちでは出来そうなので早速やってみます。
取りながらEQも併用して試行錯誤させていただこうと思います!

ちなみにC414付属のハイパスフィルターのようなものはあまり使用しない方が良いのでしょうか?
「DAWで調節するならいらない機能なのかしら??」などと思ったりしていたのですが、もしよろしかったらお教えいただければ幸いです。

補足日時:2009/12/04 15:21
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>> どちらかというと下のほうを何とかしたいのですが、おそらく相当な面積と重さがあるものじゃないとだめですよね… //



本題から外れていきそうなので、少しだけ補足するに留めますが、低音を吸音しようとすると、大きな吸音面が必要であるのと、重さというより空気層の「厚さ」が必要になります。例えば、ピアノの最低音であるA0の周波数は約27.5Hzですが、これは1秒間で27.5サイクルの振幅という意味です。音速は大気中では約340m/sなので、340/27.5=12.3636となり、1波長の幅が12.36mあることになります。したがって、5cmや10cmの厚みなど無いに等しい訳で、多少でこぼこを付けてもほとんど効果がないのです(逆に最高音C8は約4200Hzなので1波長で8.1cmとなり、数cmの吸音層で十分過ぎるくらい吸音できる)。

特に、部屋が防音されたコンクリート壁ということなので、さぞ音圧過多になっていると思われます(が、防音室があるというのは、正直、妬ましいです...)。平行面が多いので、定在波も立ちやすく、壁の反射率が高いので中高音も響きが残ります。録音がクリアにならないのは、その辺りの影響が多分にあると思われます。

対策として有効なのは、何より平行を崩すこと、適宜吸音することです。といっても、いつも上手くいくとは限らないので、あまり投資する訳にもいきません。

まず、マットレスがあるとのことなので、これを部屋の隅に立てかけてみて下さい。2辺の壁と接するように、斜めに向けます。裏側にできた三角形の空間が吸音層という訳です(平行も多少崩せます)。もっとも、ペラペラのマットレスであったり、重くてもスプリング主体でウレタンや綿が少ないものは、あまり効果がないかも知れません。また、不要な毛布や布団をロール状に丸めて、部屋の四隅に立てかけるのも効果があるでしょう。壁面は、屏風のようなものを立てかけるのが効果的かと思われます(極端な話、ベニヤ板を立てかけるだけでも中高音の響きが変わるはず。そのままだと低音の共振で余計な響きが出そうですが)。厚いカーテン(プリーツのあるもの)をかけるのも効果的でしょう(開閉具合で響きを調整できる。小規模なホールでは壁をカーテンで覆うという例が多いです)。

天井と床は最も広い平行面ですが、ピアノの蓋を半開にすれば天井との平行が崩れます(逆に、蓋なしだとモロに天井に音が当たるので、かなり酷いことになっていそうです)。また、床とピアノの裏面との間は最も音圧が高いので、工夫の甲斐がありそうです。本を積むにしても、2~3冊の厚みではなく、10cm単位で盛り上げてなだらかに傾斜させるなど、いろいろな形を試してみて下さい(前述の通り、数cmの厚さ、数平方cmの面積は低音に対しては皆無に等しいので、やるならある程度大きな構造[面積及び/又は厚み]にすることが必要)。他の床面も、段ボールで良いので吸音しやすいものを敷いてみて下さい(やりすぎると音のバランスが崩れるので、試行錯誤しつつ)。

今更ながら、マイクをステレオにするよりルームアコースティックを調整する方が先決のような気がしてきました(少なくとも、オムニは論外な状況と思われます)。大工事をするのは躊躇われますが、日曜大工レベルでもある程度の改善は可能だと思いますので、録音はいったん措いて、そちらを考えてみてはいかがでしょうか。

この回答への補足

部屋は2.7m x 5.0m 高さ2.3m の部屋ですので
それぞれ 126hz、68hz、147hzの幅がひとつの波の長さになるわけですね。

不要になったフスマがありますので板を貼りつけて斜めに立てかけたり、なんてことも意味がありそうな感じですね。

みなさまのご助言のおかげで、やるべき事が明確になってきました。大変力になっていただきありがとうございます。

だんだんとピアノの録音から話がずれていってしまいそうなので今までのご助言をまとめさせていただきます。

1. 反射を少なくするために、蓋を狭く開ける。
2. 隙間から音源を直接狙い、回り込む反射音を減らすようカーディオイドかそれ以上に鋭くする。
3. 部屋にできるだけ吸音性の高そうなものを置く。特にコーナー部分。
4. EQで中低域の調節をして録音。
5. ステレオにする。

一つ一つのステップをしらみ潰しにしていこうと思います。Yorkminsterさんkenta58e2さんを始めとして、貴重な経験と知識をお教えいただきまして、ありがとうございます!

補足日時:2009/12/04 15:55
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No.2です。


えと、まとめに入られてますので(^^ゞ ちょこちょことだけ。

C414B-XLSのハイパス(ローカット)は、確か40Hz/80Hz/160Hzの3段構えだったと思いますが、ピアノ相手だと40Hzは(少なくとも素人録音では)普通に掛けます。
鍵盤の最低音の基音がどうこう(すいません。数値忘れました(^^ゞ)と、「ピアノ弾き」目線の方から異論出るかもですが、グランドだとペダル操作した時にボディ全体が「ごぉん」と響くんですよね。すげー低い音で。
そいつカットしたいんで、私は大抵は40Hz以下は黙って切ります。あと、木床だったら地鳴りみたいな低域反響が出て、なんか気色悪くもなったりするし。

んで、質問者の方の部屋で、それこそ「低音地鳴り」みたいな音が耳に付くなら、80Hzは私だったら切ってみるの前提でテストします。
今までの話の流れだと、80Hzは切った方が良いような気はする。でも、これはテストですね。

で、160Hzですが・・・ぶっちゃけ、私だったら切ってみます。
C414は、80Hzカットまでは、目盛りの周波数から下は結構あっさり切ってしまうんですが、160Hzは、あえてダラダラとゆっくり切っていくセッティングなので、30~40Hzあたりは80Hzカットよりやや残るくらいです。っていっても、カタログは事実とは似て非なる事は多いけど。

でも、よく考えてみたら、ある程度きちんとしたスタジオでも、低域定在波は取り切れていない(それほど吸音が難しい)ケースはままあるので、そこはプロ用C414Bで、そこまで見越した設計なんだろうなと、あらためてちょっと感心したりしてますが(私は、借り物でしか使えないのでねぇ(^^ゞ)。

なので、試しに切って録音してみてすっきり感出るなら、160Hzカットはアリだと思います。
カットしたら消えてしまうんじゃなくて、低域の感度をぐっと落とすってことなので、低域の過大入力で困ってる場合には、試すとがらりと変わる可能性はありますからね。

もっとも、そうなるとイコライザの方もいろいろ試しどころは出てきます。
てもまぁ、できるだけ「楽しみながら」いろいろ試してみて下さい。

この回答への補足

なるほど、大変参考になります。
あまりいじってはだめなのかなと思い全く使っておりませんでした。

マニュアルを見ると160のローカットは効きがなだらかですし、マイクの距離を試しながら試行錯誤いたします。

この度は何から何までお答いただきましてありがとうございました。試すべきことやるべき事が明確になり大変勉強になりました。お答えいただきました皆様に重ねて御礼申し上げます。

補足日時:2009/12/05 12:46
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