
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
ドライアイスは二酸化炭素の固体です。
1気圧での昇華点は-78.5℃です。この温度より上では気体として存在します。
逆に1気圧の二酸化炭素の温度を-78.5℃よりも低くしてやると固体の二酸化炭素に変化して固体と気体の共存状態になります。
二酸化炭素は5.2気圧以下の圧力では温度を下げても液体にはなりません。
観察のしやすさでいうと融点がもっと高い物質の方が見やすいでしょう。
固体のヨウ素を試験管に入れて穏やかに加熱します。
紫色の蒸気が出ます。試験管の壁の温度が低いとその蒸気が固体に戻ります。きらきらした結晶を見ることが出来ます。ヨウ素の融点は113.6℃ですから少しきつく熱すると融けてしまいます。融けてしまったほうが蒸気の発生量は多いですから、気体から固体の変化は見やすくなります。でも、固体→気体→固体 という変化を見ることは出来なくなります。
家庭で使う防虫剤(ナフタレン、パラジクロロベンゼン、・・・)でも同じ変化を見ることが出来ます。
防虫剤は融けると困ります。固体から気体にいきなり変化する物質を使います。
「昇華」という言葉は固体から出た蒸気が結晶に戻るという変化を表しています。
「昇」は蒸気が立ち上るというイメージです。
「華」はきらきらした結晶のイメージです。
「昇華」という言葉は 固体→気体、気体→固体 の両方の変化に対して使われています。それは「昇華」が元々、固体→気体→固体 という変化全体を表している言葉だったからでしょう。
今の時期、高い山では樹氷を見ることが出来ます。
樹氷は気体の水(水蒸気)が固体の水(氷)に変化してできるものだそうです。

No.2
- 回答日時:
前の回答にもありますように、ヨウ素とかナフタレンとかは比較的昇華しやすい物質で、加熱すれば気体から固体になる様子が観察されます。
カフェインの昇華というのも化学実験ではよく出てくるネタです。
固体→気体→固体になる例としては、冷凍室での霜があげられます。その温度であれば氷が昇華するんですね。その速度は遅いですけど。最近の冷凍室では霜はつきませんけど、製氷機の氷を長時間放置すると小さくなっていることがありますよね。これが別のところで霜として出てくるんですね。
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