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30年以上前のテレビ番組は、現存していないことも少なくありませんが、機材価格のほかに著作権問題も絡んでいたそうです。

当時は録画の機材や媒体の価格が高額だったために、放送を終えた後のマスターテープを新しい番組で上書きすることが普通に行われていましたが、当時はさらに著作権の問題もあって、安易な番組保存ができなかったと聞きました。

機材価格が高額だったことはまだわかりますが、著作権が原因で放送終了後の番組が保存できなかったとは、どういうことでしょうか?

A 回答 (5件)

著作権問題そのものはあまり関係なかったように思います。


あるとすれば映画会社が”五社協定”を取っていたため、映画俳優のテレビドラマ出演は制限されていました。
このせいでもしも出演しても再放送が許されず、そのせいで保存しなかった、ということも考えられます。

またテレビの黎明期にはドラマの多くが生放送だったこともあります。
そもそもテープ媒体の完成度が低く、長期の保存に耐えませんでした。
磁気媒体だったので転写といって磁気同士がくっついて反応してしまい、元の形を留めておくのが湿度の高い日本の環境にも適していませんでした。


アニメーションはどれもフィルムで撮影されているため、「アトム」など初期のモノクロ作品でもかなりクリアな映像で残っています。

機材の完成度も低かったんじゃないかと思います。
いまの放送機器は大半がソニーですが(ビクターや池上、パナソニック製ももちろんありますけど)、ソニーと社名を改め上場したのが1958年ですから、テレビの黎明期に、ソニーはまだ放送機器に着手していなかったと思われます。
当時大手電機メーカーだった東芝などの会社が放送機器をつくっていたんでしょうけど、必要なレベルに達していなかったのかもしれません。
こんな理由でドラマの一部にもフィルムで撮られたものもありました。

「ゲバゲバ90分」や「夜のヒットスタジオ」など著作権がうるさそうな番組はわりと残っていて、ダイジェストなんかでちょくちょく映像を流してますし、根本的には著作権うんぬんの問題ではないように思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

NHKとかはVTRにこだわったためか、結構マスターテープの上書きがされていたんですよね。
1956年から1982年までNHKでやっていた連続人形劇ですが、NHKサイドに残されているのは最初の「チロリン村とくるみの木」は812回中4回、「ひょっこりひょうたん島」は1224回中8回、「新八犬伝」は464回中3回、最末の「プリンプリン物語」ですら656回中215回だけという状態です。

1980年代序盤はホームビデオ規格が乱立し、今は再生機材がオークションでも入手しにくい方式のデッキも存在していたほどですから、まだまだ視聴者も番組保存をする意識が低かったとは思いますが…

お礼日時:2010/02/05 21:56

著作権者は、エンドロールに出てくる制作・著作の者で、通常はテレビ局か制作プロダクションです。

ですから、著作権上の問題というのは無いはずですね。
問題に形のは、著作権ではなく肖像権で、映っているもの全員(片隅に通りかかったくらいはかまわない)の許諾が必要になります。素人参加番組だと、素人出演者の居所すらわかりませんから、そもそもビデオ化不可能で、強行する場合は、出演者をぼかしたりモザイクで処理することになります。探偵ナイトスクープのDVDの場合、出演するのは探偵以外は素人ですから、探して許諾を取るのが大変だったようで、今でも出演者を探しているはずです。

映画では、頒布や再使用まで含めた包括的な契約で出演しますから、いちいち許諾を取らないでビデオ化が可能(使用料は発生する)ですが、テレビドラマやバラエティはそういう契約ではないので、再許諾が必要になるわけです。

70年代くらいまでだと、ドラマはほとんどがフィルム制作でネガが残っていますが、バラエティはビデオ収録か生ですから残っていない者が多いでしょうね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

昔は番組を保存するだけでも、現在以上に複雑な移管手続きが必要だったらしく、マスターテープの廃棄は当然のことのように考えられていました(テープそのものが高かった以外にも理由あり)。
一方アメリカでは国内でも時差がある為に、番組を録画して時差ネットする技術が1950年代後半までにはできていたらしく、1960年代の番組も多く現存する模様です。

40年以上前の番組はカラーで放送されても現存映像はモノクロだけということもよくある話ですし…(殆どはカラーメディアが高額だったのがその理由ですが、それ以外の理由でモノクロでしか保存できなかった番組も稀にある模様です)

お礼日時:2010/02/06 15:05

1つ考えれるのは、肖像権の問題では? 保存出来ないというか、保存しても無意味だから保存出来なかったというか。



今でも、出演者に転用(または再放送)する許可を得ていない番組コンテンツや、芸能活動をやめた芸能人などが出演している番組コンテンツ等は、その部分がボカシて修正されて流されたりしますよね。
あるいは、テレビ番組には、一般人が出演することも多々あります。これは、長く時間が経って、転用や再放送の許可を得るのは特に難しいと思います。
当時は特に、番組コンテンツが後々まで使われることを想定せずに一回放送する為だけに作られていた(家庭用ビデオが無かったという状況もあるでしょう)ので、その辺の契約の問題があまりシビアにクリアされていなかったのではないでしょうか。
そう考えると、実在人物の顔が出ないアニメはそういった問題が無いでしょうから、納得いきます。


何も確かなことは無いですが、あくまでご参考まで。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

早い話、保存しても転用や再放送の許可を得る事が非常に困難では、取っておいても意味がないから、一度放送すれば用無しという考えだったのでしょうか?
かつてTBS系で放送され大人気を博したクイズダービーや100人に聞きました等、肖像権の問題が無視できないと思われる番組でも、結構残っていたりしますが。

お礼日時:2010/02/05 14:45

「番組に関わる権利者から、保存・公開の許諾がもらえない場合、その番組は保存・公開できません。


→全ての出演者などから保存・公開の承諾を得られないとできない。
中には偏屈な人もいますから。
http://www.bpcj.or.jp/faq/index.php#Q03
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

かつては放送された番組を残すという考えが殆どなかったようですが、毎日の番組を残すためのテープは膨大になることや、保管場所の確保や手間がかかるのは今も同じだと思います。
ゆえに番組を残すという考えがなかったのはテープやフィルムが高額だったこと以外にも理由があるようですが、昔はそれだけ偏屈(失礼)だったのでしょうか?

お礼日時:2010/02/05 14:29

一番考えられるのは、


出演者、スタッフ、音楽などについての契約が、
録画されて再利用されることを最初から想定したものではなかった
ということではないでしょうか。

保存された番組を再放送やビデオソフト(DVD)化されて、
著作権の2次使用料が発生するということ自体が想定外だったということです。
2次使用料が発生しても、それをどう配分するかが契約にないのでわからない。
「エド・サリバン・ショー」をDVD化するにあたっても、
権利関係をクリアするために、
当時の出演者や関係者全員と交渉して回るのが大変だったと聞いたことがあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

何となくわかりましたが、アニメなどの再放送は機材価格が高額だった時代でも結構行われていましたが、これとはどう違いますか???

お礼日時:2010/02/05 14:10

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