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真鍮ロウの上手な盛り方を教えてください。

真鍮ロウを流したり、盛ったりする際、溶けた真鍮ロウに細かくス(泡ブク)が出来てしまいます。
母材の脱脂、磨きをして、真鍮ロウはトービン、更に液体フラックスを塗っています。
火はアセチレンを使い、トーチは溶接用火口の50番でやってみています。
火はあまり強くない圧力にして、など、、試行錯誤しているのですが、
なかなか泡だたせないで盛る事が出来ません。

鉄パイプを溶接した面に真鍮ロウを盛りまして、メッキを施したいのですが、
このままでは綺麗に仕上がりません。何度も盛っては削っています。

どなたかコツをご存じの方がいらっしゃいましたら、教えていただけませんか?
宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

ワークの大きさがわかりませんが、50番の火口での作業というと相当薄いパイプだと思います。

鉄素材に対して真鍮ロウは面白いほどうまくのってくれるはずです。錆び錆びの軟鋼に盛り付けをしたことがありますがそれでも表面はきれいに仕上がっていました。鋳鉄に盛るのとステンレスに盛るのは難しいのですがそれはさておき、質問にワーク素材を軟鉄と限定して考えてみます。表面は本当に鉄素地の状態でしょうか?変な表面処理がかかっているとすれば素地が出るまで研磨してください。酸素とアセチレンの混合比は適正な中性炎になっていますか?小さめの火口で炎を近づけすぎるとアセチレンの成分が火炎をとおしてロウ付け部に浸透して小さな泡を発生します。この現象は真鍮素材を真鍮ロウで作業するときにすこぶる顕著に現れます。このときには、少々酸素過剰炎にして火口先端とワークの距離を大きめにします。やりすぎると今度は素材の表面に参加皮膜ができてしまって全くロウが付かなくなり母材表面を溶滴が転がって逃げていきます。つまり、還元作用を利用して母材表面を清浄化しながらなおかつ、ロウ材にアセチレンの成分を浸透させないようにするのがよいのですが、実際にやってみると両方を同時に満足させられる調整位置は存在しません。ですから、少々酸素過剰の火炎にセットして、あとは、「火炎とワークの距離」を変化させながらちょうどよい位置を見つける方法をとります。そして、できるだけ低い温度でロウ材を加えていきます。このとき、火炎の流速も大事なポイントになります。小さな火口で吐出量を上げたのでは多くの空気を巻き込んでしまって泡が発生しやすくなります。溶接用火口では流速が上がり過ぎるときには私は切断用のトーチを使用して加熱しています。以上が真鍮素材を真鍮ロウでロウ付けするときのポイントですが、軟鋼の場合はこの何倍もやりやすいはずなので注意点を守って再挑戦してみてください。当方は交流TIG/直流TIG/パルスTIG/半自動MIG等すべて持っていますが、真鍮に関してはガスでロウ付けしています。0.3mm以下の鉄製品に対しても電気溶接が無理なものなど(腐食して薄くなったマフラーなど)やはり真鍮ロウを酸素アセチレントーチで使用しています。参考にしてください。
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