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テレビデオからビデオテープが取り出せなったため、DVDレコーダーかビデオデッキのどちらかの購入を検討中です。

[1]これまで180分のVHSビデオテープに3倍モードで録画し、1クールのドラマを1本のテープに収めていました。DVDにすると1枚2時間ということで、DVDが6枚ほど必要になるかと思われます。そうすると、媒体に関して、DVDは省スペースという印象をもてないのですが、HDDに保存可能ということで、省スペースと言われるのでしょうか?

[2]これまでの質問/回答などを拝見し、DVDには1枚2時間、4時間、6時間まで保存可能であるが、4時間にすると画像が悪くなるということを理解しました。そこで質問なのですが、次のものを画像のよさで順位づけすることは可能でしょうか?
 a)DVDで4時間で録画した画像
 b)VHSテープに標準モードで録画した画像
 c)VHSテープに3倍モードで録画した画像

[3]近い将来(2~3年以内)に、画像の質が良い状態で1枚のDVDに保持可能な時間が増加する技術が世の中一般的に普及するようなことは起こりえるでしょうか?(予測をご回答いただければと思います。)

知識不足のため、変な質問をしているかもしれないのですが、よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

Q/そうすると、媒体に関して、DVDは省スペースという印象をもてないのですが、HDDに保存可能ということで、省スペースと言われるのでしょうか?



A/ハードディスクはあくまで一時保存ですね。長期保存には使えません。そのため、ハードディスクに保存するのではなく、DVDに保存する必要があります。そのため、ハードディスクに保存できるから省スペースということはありません。また、省スペースというのは見かけの問題で、使う人のライフスタイルによっては、経済性も高く、場所も取ります。大事なのは使う側にとってどうかであり、見かけの話はあまり参考にしない方がいいですよ。


Q/そこで質問なのですが、次のものを画像のよさで順位づけすることは可能でしょうか?

A/基本的にDVDとVHSは録画する対象物によって画質の差が大幅に発生します。特に低ビットレート時にはDVDは著しく録画する対象物によって画質が変わります。
画質が悪くなるのは、DVDがMPEG2圧縮を用いるためで、MPEG2は元となる画像1枚をベースにその画像の動いた部分だけの情報を記録するため、動きが激しいライブ映像や、画像の輪郭のきっちりしたアニメーションなどでは明らかにノイズや画のブレが大幅に発生します。

その点をふまえると、通常のニュースやバラエティー番組、動きの少ない映画やドラマでは、VHSの標準とDVDのLPモード(4時間)が同等、そしてVHSに3倍となります。

ただ、このDVDの画質とVHSの画質には根本的な違いがあり、DVDは解像度が高い分デジタル特有のノイズ(ブロック、モスキートノイズ)が多い、対してVHSはノイズが少ない分、解像度が低いため、人によって好みは違うでしょう。個人的には、LPモードは保存では使い物にならない。一時的な保存は別です。

動きの速い動画の場合やアニメーションの場合は、VHS標準が明らかにトップ、次いでDVD、VHSの3倍ですね。

ちなみに、S-VHSの標準や3倍、S-VHS-ETの標準とを比べるとDVDのLPモードは全く太刀打ちできません。

Q/近い将来(2~3年以内)に、画像の質が良い状態で1枚のDVDに保持可能な時間が増加する技術が世の中一般的に普及するようなことは起こりえるでしょうか?

A/既に、第二世代DVDの規格が2,0として策定末期に入っています。

これは、MPEG4をベースとした
ITU-T H.264(Advanced MPEG2)
を利用したDVD録画規格でハイビジョン映像を片面2層ディスク1枚に2時間収録できるようにするというものです。SD放送では、3Mbps(LPモード相当)のビットレートで十分な画質で録画できる計算で、片面一層のDVDでも4時間で十分な解像度と画質を得られます。
これは、HD-DVDと呼ばれます。

現状では、対応レコーダーは出荷されていませんが、DVD-Video Ver2,0が正式に発表され、市販タイトルがver2として普及を開始すれば、近いうちに登場する可能性があります。規格策定は今年中(予定では今年夏ですが遅れ気味)。採用は来年以降で、AOD-RAMでは同時に採用する可能性もあるという話。

ちなみに、Blu-rayDiscは、DVDの後継ではありません。

<用語>
ビットレート=単位時間でどれだけの情報量を収録するかを指す。通常単位はbps(ビットパーセカンド/一秒に何ビット)で単位時間は1秒を用いる。DVDの場合はメガ(100万)ビットで表す。

MPEG4=MPEG2の発展規格。主にモビリティーやネットワーク向けに策定された規格で、MPEG2より低ビットレートでより高画質な映像を収録できる。最高ビットレートはおよそ40Mbpsまで策定されており、同一のビットレートではMPEG2の数倍高画質となる。MPEG4とほぼ同等画質を持つWMV9やdivXなどはこれと似た規格である。

HD-DVD=一昨年頃から検討されていたDVD規格の次世代。既存DVDとの互換性を維持しつつ高画質化を図る規格で、MPEG4を用いることで既存のDVD資産との互換性を確保すると共に、メディア製造単価を削減することが可能になるため、コスト削減にも繋がる現在注目されている規格。いわゆるMD登場から数年して登場したMDLPのような規格といえば分かり易い。録画再生には対応プレーヤーが必要だが、ある程度普及していれば、録画機器の単価も抑えられ低コストで購入できる。
ただ、一般のユーザーの多くはこの規格を知らない。

AOD-RAM=正式にDVDの次世代として開発されているDVD規格。青色のレザーを使う。AdvancedOpticalDiscと呼ばれ、当初から片面2層をサポートする。DVDとの互換性が高いのも特徴。容量は片面2層で40GBとなる。来年以降にパソコン、AV両者の対応ドライブが提供予定。開発はNECと東芝の2社のみ。

Blu-rayDisc=ソニーとフィリップスが開発してきたDVR-Blueを世界規格として策定した物。現在、唯一ソニーから対応レコーダーが登場済み。賛同メーカーが多く次世代として最も有望とされているが、その反面、DVD互換が任意で基本互換はないこと、製造にかかるコストはAODなどより高めで全く規格として新しいことなどから、リスクも高い規格。AODの当初価格やHD-DVDの採用率によっては失敗する恐れもある。PC用での採用予定はなくAV専用規格である。
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この回答へのお礼

素人質問に、とても詳しいご回答をいただき、ありがとうございました。
勉強させていただきます。

お礼日時:2003/07/02 16:15

[1]確かに、180分の3倍と比較すると勝てないかもしれませんね。



うちでは、ビットレートを下げてエンコードしているので、1話45分あたり150Mぐらいにしてます。
これだと パソコンでしか見られないのですが、
4.37Gに 29話分 入る計算となります。
そんなに 画像は よくないので、[2]のDVDに1枚6時間ぐらいで保存したものより画質が落ちるかもしれません。
が、表示サイズとか、切り詰めてるので 少しはきれいです。

[2]は、ちよっと わかりません。

[3]は、次世代DVDというのが開発されているようです。
http://www.zdnet.co.jp/news/0207/16/njbt_07.html
http://japanese.joins.com/html/2002/1107/2002110 …

参考URL:http://ascii24.com/news/i/tech/article/2001/10/1 …
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この回答へのお礼

具体的なご回答をどうもありがとうございました。

お礼日時:2003/07/02 16:14

1)DVDは6時間録画モードでもVHS標準なみの画質があります。

ですから、HDDを考慮せずともDVDの方が省スペースと言えるでしょう。
 
2)画質が良い順番から
 DVD4倍、VHS標準、VHS3倍

3)圧縮技術の向上により理論的には可能だと思います。しかしながら、現在ブルーレイディスクという次世代媒体が実用段階に入っていますから、DVDそのもので実現するというよりは、他の媒体がDVDに置き換わる形で実現していくものと予想します。
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この回答へのお礼

わかりやすいご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/07/02 16:11

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