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オフィーリア像とヨーロッパ文学史・芸術の関係性について、知りたいのですが、おすすめの本かなんかありませんか?オフィーリア像の変化とヨーロッパ文学・芸術の変化について、知りたいのです。本当に困っています。

A 回答 (3件)

ハムレットを読むしかないんじゃないすか?

この回答への補足

ハムレットはいちよう大まかに読みました。オフィーリアという登場人物は多くの詩人、画家たちに大きな影響を与えたことも知りました。しかし、そのオフィーリア像は、変転していくようなのですがその辺がわからないのです・・・。もしわかる方がおられましたらお願いします。

補足日時:2003/07/05 01:24
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関連として(直接の回答ではありません)



フェミニズムとの関連で、
1) Elain Showalter著 浜名恵美訳「オフィーリアを表象する」『シェイクスピア批評の現在』(研究社、1993)
2) http://www.lingua.tsukuba.ac.jp/cato/tojo.html

ランボーの詩も有名ですね。
当時のイギリスでは「愛を成就できずに水に溺れ死ぬ女性」=「オフィーリア」だったようです。
http://www.eyedia.com/rimbaud/poesies/jophelia.htm

絵画のテーマとしては、「水」と「オフィーリア(少女)」というテーマから、永遠性、儚さなどをイメージし作品が作れているという解釈が多いと思います。
西洋絵画史のなかで、「水」は早くから、重要なテーマとして取り上げられてきたものであり、そういった意味でも、この組み合わせは、魅力的だったのかもしれませんね。ぜんぜん関係ないのですが、画家が絵を書いた時代(ミレーの解説書がったと思うが、時代は今となっては不明)、女性の入水自殺が多かったというのかありました。
同様に、文学史の中で「水」が持つイメージも同様の効果をオフィーリアというテーマに与えたのかもしれません。
例えば、
http://www.bh.wakwak.com/~gensougarou/gallery/1_ …

薄幸のヒロイン。虐げられた女性のイメージ。純水無垢な少女のイメージ。儚さのイメージ。いろいろ言われてますが、どいう変遷をたどったのか、それとも、いろんないイメージが並列していたのでしょうかね。絵画では、どうも、「少女」的モチーフとして取り上げられいるような気がします。

最後に、余談。ハムレットがオフィーリアに「尼寺へ行け」と言ったのは、作家塩野七生さんによると、ルネサンス期の良家の子女は、結婚しないと生家を出され、修道院(尼寺)で生涯を送ることになっていたからだそうです。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございました。もうちょっと資料があればいいのですが・・。また何かわかりしだいよろしくお願いします。本当に困っています。

お礼日時:2003/07/06 02:05

美術史を学んでいるものですが、えーと、オフィーリア像の変化ですか~。


美術に関する限り、当の「ハムレット」じゃ、脇役の脇役に過ぎない女性が、
19世紀後半に、英国のロマン主義者や象徴主義者によって、一気に
殆ど主役扱いで描かれた、ってことぐらいしかないと思いますけど。

そもそも、シャイクスピアの主題が美術に出てくるのは、19世紀の中葉
から20世紀始めぐらいの極めて限定された期間ですから、「変転」と
言われても、僅か60年ほどの歴史しかないかと。その中で、何か変転が
あったかなぁと考えても、図像はエヴァレット・ミレイ以来似たり寄ったりだし、
サロメのような、母に忠実な少女からファム・ファタルへ、みたいなドラスティック
な変化もないし・・

オフィーリアの主題自体によって、美術が何か深刻な問題にぶち当たった
ってこともないですね。だいたい、象徴主義者の感傷主義の中で捉えられてる
主題ですから、フェミニスティックな視点ならいざ知らず、「西洋美術史との
関係性」みたいな、巨視的に見ることが出来るほどの大きな問題ではないかと。

講談社「名画への旅」シリーズの20巻目(だったかな?)に「音楽をめざす絵画」
という巻がありまして、そこで美術におけるオフィーリアの概説がありますんで、
まず、それを読んでみたら如何でしょうか。オフィーリアの美術作品も比較的
網羅していたと思うんで、それをみて、ご自分で「変転」を探ってみるのも
よろしいかと。

ちなみに、オフィーリアの絵自体は、ネットでも見られるんですけど。
http://www.artcyclopedia.com/scripts/tsearch.pl? …

参考URL:http://www.artcyclopedia.com/scripts/tsearch.pl? …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。美術における変転と、オフィーリアの関係は、ないのかもしれません・・。しかし、詩とは何らかの形で大きくかかわってきている気がするのですが・・。また何かわかりましたら回答よろしくお願いします。教えてくださった、本も読んでみたいと思います。

お礼日時:2003/07/11 02:08

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