No.5ベストアンサー
- 回答日時:
神の対称語は悪魔、といえそうですが、死神は神の反対語(?)ではない。
死神も神の一人です。 黒服に首切り鎌の姿は、中世の西洋で造られた
キリスト教のイメージのようですが、古代ギリシア時代まで遡れば
例えばハデス、例えばイザナミ、古の世界では、死は滅びではなく
冥界という死後の世界に行くことだと考えられていました。
設問にある死神は、忌まわしい死後の世界に人を連れて行く恐怖が姿を持ったもの、
という意味かなあと思うのですが、それならキリスト教の世界観である
人類皆兄弟、神はお一人、ヘンなことは考えちゃいけない、タダひたすら
天国目指してアーメン!さあ、ご一緒に!・・・
つまり、天国を信じさせるために対として生み出されたのが地獄、
負の天使という役割として生み出されたのが死神といえそうです。
問題は、死が永遠の消滅ではなく死後の世界がある、そう考えていたのが
ほんの一部の種族だけではなく、殆ど古代世界では西も東もおおむねそう考えていた、
という不思議な点です。
阿修羅がそうであるように、体制に反する異端者は死神という具体的な
イメージを与えられ易い。 元は同じ神だったが、反旗を翻して敵になった。
恐らく、現実の戦や殺し合いの中でこれらの具体的なイメージが造り出されて
言ったのでしょう。 モデルとなった人間や所業は、恐らく有史以来何度も
形を変えてあったはずです。
例えば、毒殺。
例えば、ナイフによる暗殺。
例えば、罠。
例えば、蛇や蠍、毒虫。
例えば、誘拐。
例えば、脅迫。
刀や槍や弓を使う正規軍に対して、ゲリラが様々な戦術を編み出して
闇に潜んで闘ったでしょう。
恐らく、死神に類するイメージの大半は、彼らマイノリティの種族の
ゲリラ的な戦いにあったのだと推察できます。 武器にせよ、計略にせよ。
遠く古代中国の殷の時代にまで遡れば「無」という概念が扱われた
世界観が現れますが、現実しか見えない、見えないものは理解できない
大多数の人間にとって、「無に帰す」ことよりもはるかに「あの世に行く」ことの
方が理解し易かった、のでしょう。
でも、死んだ人の中には大切な人が沢山いたはずです。 その人が暮らしている
あの世なら、なぜあの世の人、がこんなに怖いのでしょうか。
ホラー映画やオカルト映像は多少雑な造りでチャチくても怖い時は怖い。
もっともっと古い、原始時代・・・洞窟で暮らしていた先祖達は、
夜な夜な忍び寄る恐ろしい捕食動物、例えばサーベルタイガーや野犬などに
仲間が苦悶に絶叫しながらズタズタの肉傀に変えられていく様子を頻繁に
見ていたと思います。 更に言えば、進化する前の動物だった頃も・・・
恐怖は尤も原始的な本能として遺伝子自体に刻まれており、多分、それゆえに
恐怖は理解できても「無い」ことは理解できなかった。
死神の本当のルーツは数億年前の捕食者の恐怖まで遡ることが出来るかも知れません。
その属性を与えられた人、物は「死神として再生する」のだと思います。
死神は、社会の儀式によって生み出される、ある種の立場・・体制の保護を願って
社会に一方的に決めつけら置かれる立場なのかも知れません。
生贄、とはまた違う立場・・・多分、社会からの放逐、というプロセスを経て
その後隠語で語られる人々のことを指す言葉であったのではないでしょうか。
昼間っから酔ってますね、私。

No.8
- 回答日時:
merusa_1さん
死神はどのような過程で誕生するのでしょうか?
⇒過程で誕生するのでは無いと思います。少し、飛んでいる表現になりますが。
神様イコール死神です。
死神イコール神様です。
私たちは、半分しか見たがらない生き物なのでしょう。
No.3
- 回答日時:
のぞみがなくなったときです。
かたちのあるのぞみでもいいのですが かたちのないのぞみ これが 泉に湧く水のようにあふれていれば だいじょうぶだという見方です。
目に見えない泉ですよ。
ですから 死神はすでに過去の遺物だという意味です。
ときどき世の中には 過去に戻ってみたいなと思うひとも出て来るようですね。
No.2
- 回答日時:
んー、何にでも意味を見出さないと気が済まないのが
「人」ですから・・・(笑)
他の生物の様に捕食される事も無くなった上、自然の一部だという
実感も喪失し、無意味になってしまった「死」に何らかの意味を
持たせようとしたのでは・・・
No.1
- 回答日時:
死神はどのような過程で誕生するのでしょうか?
○質問の趣旨がつかみかねますが、死神という職業はあるのですね。これは肉体生命の立場からの表現ですね。霊的生命の立場からは迎えに来ている役場の役人ですね。立派な職業だと思いますよ。
さて、考えて御覧なさい、この世に生まれた人間は必ず死ぬことになっているのですね。ところてん製造機みたいなもので押せば出口から押し出されますね。
でも人間は、ロボットと同じように燃料が切れると自動的に止まってしまうようにはできていないのですね。肉体という皮袋とその皮袋に入った操縦士としての自身との一体が人間なのですね。
本来は操縦士なんですが生まれて何十年も過ごしていると肉体が自分だと思い込んでしまうのですね。これは自動車の運転と同じ感覚ですね。運転しているとハンドルや自動車が自分と一体に感じますね。
そこで、燃料が切れ始めると、やってくるのが「死神」ですね。
「そろそろ運転止めてあの世に帰る準備しなさい。」これ言われた人のことを「死に棒を担いだ人」といいますね。この職業の人がいないとゾンビ(死んでいないと勘違いする人)が地上に蔓延してしまいますから、それを防ぐ立派な職業ですね。
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