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ブライトクランクのCDが少ない理由は?
私はモノラルをステレオにしたブライトクランクのCDが好きなのですが
ブライトクランクのCDはフルトヴェングラーのベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーの交響曲などだけであまり多くありません。

私はフルトヴェングラーのトリスタンとイゾルデ全曲やマイスタージンガー全曲や指輪全曲などモノラルではなくブライトクランクで聞きたいです。
カンテッリやトスカニーニのメンデルスゾーン「イタリア」も名演なのでブライトクランクで聞きたいです。
ブライトクランクのCDが少ない理由は何なのでしょうか?


(※ブライトクランクとは、エレクトローラ社が開発した、モノラル音源を電気的にステレオ化する技術のことであり、聴感は広がりと臨場感を増す)

A 回答 (1件)

レコード会社の人間ではないので実際のところは分かりませんが、自分の考えるところでは。



クラシックファンはオーディオマニアを兼ねる人が多く、オーディオマニアは可能な限り音源に忠実な再生を望みブライトクランクのような編集を嫌うからではないでしょうか?

フルトヴェングラーのブライトクランク物は確かに複数リリースされていますが、これは特別でしょう。
特別という意味は、もともとフルトヴェングラーの録音は人気が高く、出せば売れる状態なのでレコード会社も冒険がしやすいのと、同じ録音が何度もリリースされる中で付加価値をつける必要があり、その一つの手段としてブライトクランク盤があると。
ようは昔のゴールドディスクとか今のSHM-CDなんかと同じようなものかと。

カンテッリ、トスカニーニのイタリアは確かに名演ですが、正直、フルトヴェングラーのベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーの交響曲といった売れ線に比べれば期待される販売数は圧倒的に少なく、レコード会社の営業的にはわざわざ余分な手間、コストのかかることはしようとは思わないでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答いただきましてどうもありがとうございます。

なるほど、ブライトクランクのCDが少ない理由がかなり理解できました。

確かに、クラシックファンの人は上級者になるほどモノラルのままでも満足できる人が多いようですね。

ただ一方で、クラシックファンは上級者ほど割高な国内盤ではなく割安な輸入盤を買いますから
輸入盤に対抗するための付加価値として国内盤でブライトクランクのCDが増えてくれるとありがたいのですが。

実際、フルトヴェングラーのブライトクランクのブラームス交響曲全集(国内盤のみ)は日本側の要請でモノラル音源がブライトクランク化されたそうですから。
http://furtoroor.exblog.jp/4245246/

また、現在クラシックのCDはSACD(スーパーオーディオCD)に移行していますが、モノラル音源のCDをSACD化しても仕方ないと思うので
「今後付加価値をつけるためにモノラルをブライトクランク化したCDが発売される可能性はあるかな?」
と希望的観測ですが少し思ったりします。

ただ、カンテッリやトスカニーニの場合は販売数が圧倒的に少ないとなると無理そうですね。

お礼日時:2010/10/25 17:44

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