
最近、熊が出没した事がよくニュースになっています。
熊の話題がTVで取り上げられる事が多いです。
そこで、気になっているのが、熊という時のアクセントが安定していない事です。
話は一旦逸れて、
関西と関東では橋と箸のアクセントが逆になっています。
関西では、橋:(は)し。箸:は(し)。
関東では、橋:は(し)。箸:(は)し。
※確固にアクセントがある。
ちなみに私は関西の人間です。
関西では、熊は「(く)ま」です。橋と同じアクセントです。箸と同じアクセントは全く使いません。
この法則で考えると、
関東でも、橋と同じアクセントで、熊は「く(ま)」となります。
確かに、「く(ま)」と言われる事も多いですが、「(く)ま」と言われる事も多く、TVなどでは言う人、場面によって「く(ま)」だったり、「(く)ま」だったりします。
関西ローカル局の番組の場合、熊に限らず、関西風のアクセントと関東風のアクセントが入り混じるのが普通ですが、
全国ネットの番組でも、熊に限っては、「く(ま)」だったり、「(く)ま」だったり安定していません。
橋の場合、アクセントの位置をコロコロ変えられると意味を取り違えるので固定されなくてはならないという事情はありますが、
それにしても関東方面の人の熊のアクセントのブレが気になって仕方ありません。
関東方面では、「く(ま)」、「(く)ま」、「場面によりけり」のどれが主流なのでしょうか?

No.7ベストアンサー
- 回答日時:
No3です。
ごめんなさい。
書き方が不足していました。
東京で生まれ育ち、中年になって久しいものですが、私自身は「ク(マ)」と発音しております。これは母の影響だと思います。
ただし同年の夫は、地域という意味では似たような育ち方をしたにもかかわらず「(ク)マ」で、また、若い方々の会話を耳にすると「(ク)マ」が非常に多いと感じます。もはや主流ではないかという印象を受けるのです。もしかしたら自分と違うために印象に残っているだけなのかもしれませんが。
たとえば明治生まれの古今亭志ん生の「子別れ」を聞くと、熊五郎への呼びかけは「(ク)マ」、動物のクマは「ク(マ)」と発音されているので、この話を現代の落語家が演じたらどうなのだろう、とちょっと気になります。
「森のくまさん」は動物でも熊五郎さんでも同じアクセントですね。こんなところからアクセントの移動が簡単に起きたのでしょうか(←ウソです!)。
ありがとうございます。
同じ地域で育った同年代でもバラ付きがあるのですね。
「熊五郎さん」の場合、関西でも「く(ま)ごろう」です。
名前の一部に入っているだけで熊そのものの事ではありません。
こういう場合は、熊と関係なく全体の語感だけの事です。
「森のくまさん」のように前や後ろに何かくっついて来る場合は、またそれはそれで話が変わってきます。
「~の熊」みたいな場合は、関西では「(く)ま」でブレる事はありません。関東ではこの場合も個別に異なる気がします。
アライグマとか「○○熊」のような熟語的な感じになっている言葉は、「くま」というより、「ぐま」にになっている事が多く、アクセントはどちらにもなくフラットです。これは東西関係なくそうなっていると思います。
「熊○○」のような場合、
例えば、「熊牧場」とか「熊殺しウィリー・ウィリアムス」などの場合、
関西の場合、「くま」の部分はフラットで、関東の場合、「く(ま)」となっていると思います。

No.12
- 回答日時:
>しかし、「日本語の場合~正しくは」という話で「アクセント」という外来語が出てくるのは少なからず違和感がありますね。
この文の意味がわからないのですが……。
私の書いたことに対して誤りがあるという意味でしょうか。
それとも一般論として「日本語の話をしているのに『アクセント』という外来語が出てくるのは違和感がある」という意味でしょうか。
前者であれば、私の書いたことに何もおかしな点はないはずです。自信を持って断言します。
そもそも音声学には専門用語の統一された呼称が存在しないようです。
だから「○○にアクセント核がある」という言い方をするのが主流ですが、「○○にアクセントを置く」というのも絶対に間違いとは言い切れないのです。
しかし「○○にアクセントを置く」という言い方だと、1拍のみを高く発音するかのようなイメージにとらわれてしまいがちです。しかし日本語では高音が2拍以上続く単語も存在します。アクセントに関する書き込みで実際に間違っている例も多数見かけます。
そのような誤解をなくすために「アクセント核」という用語を知っていただきたいと私は考えています。
>それとも一般論として「日本語の話をしているのに『アクセント』という外来語が出てくるのは違和感がある」という意味でしょうか。
そうです。
最近になって俄かにおこった話のような印象をうけました。
そういう意味での違和感でした。
>そもそも音声学には専門用語の統一された呼称が存在しないようです。
>だから「○○にアクセント核がある」という言い方をするのが主流ですが、「○○にアクセントを置く」というのも絶対に間違いとは言い切れないのです。
え!
では、やっぱり
「日本語の場合~正しくは」という話ではなく
「日本語の場合~今の主流は」ということなのですよね?
統一された呼称が存在しないなら、「正しくは」と言いきれないですから。
「アクセント核」という用語に関しては了解しました。

No.11
- 回答日時:
アクセントに関する書き込みでよくあることなんですが、
言っていることがどうも矛盾しているというか、実際の音の高低と合っていないということがよくあります。
>「か(な)り」というアクセントも増えています。
webuserさんの表記法にのっとるなら、若者言葉の「かなり」は「「か(な)り」ではなく「か(なり)」です。
>しかし、これは若者言葉というか、言葉の乱れというか「(サ)ーファー」を「サ(ー)ファー」
若者言葉の「サーファー」は「サ(ー)ファー」ではなく「(サーファー)」です。
「ー」のみを高音で発音する例は関西弁にはありますが標準語にはまずありません。
ありがとうございます。
>若者言葉の「かなり」は「「か(な)り」ではなく「か(なり)」です。
あ、そうですね。
これは間違いです。
>若者言葉の「サーファー」は「サ(ー)ファー」ではなく「(サーファー)」です。
>「ー」のみを高音で発音する例は関西弁にはありますが標準語にはまずありません。
これ、書く時に確かに迷いました。
フラットな感じで脱力的に「(サーファー)」という事も多いです。
それと、字で表現すれば「サーファー」ですが、実質「サ(ア)ファー」と言ってる事もあります。
で、結局、「サ(ー)ファー」と書いてしまった訳です。

No.10
- 回答日時:
日本語の場合、「○○にアクセントを置く」という言い方は正しくありません。
絶対に間違いというほどではありませんが、正しくは「○○にアクセント核がある」という言い方をします。
世間一般では日本語のアクセントの法則性があまり知られていないようなので、標準語でのアクセント体系をここに書いておきたいと思います。
・1拍目が高音の単語は2拍目は低音
・1拍目が低音の単語は2拍目は高音
・ただし長音・促音・撥音などが含まれる単語は上記の法則に当てはまらない場合がある
・ひとつの単語内(あるいは文節)で一度低音になったら再び高音に戻ることはない
単語内(あるいは文節)で音程が大きく下がる部分の直前の拍を「アクセント核」と呼びます。
例えば「やまあらし」は「あ」がアクセント核です。
「箸」は「は」がアクセント核です。
「橋」は「し」がアクセント核です。
「端」はアクセント核がありません。
ありがとうございます。
>日本語の場合、「○○にアクセントを置く」という言い方は正しくありません。
>絶対に間違いというほどではありませんが、正しくは「○○にアクセント核がある」という言い方をします。
なるほど。
しかし、「日本語の場合~正しくは」という話で「アクセント」という外来語が出てくるのは少なからず違和感がありますね。
No.9
- 回答日時:
1。
京阪アクセントは、下記のように東京式より、種類が多いです。ですから京阪アクセントを逆にする(ということは東京にも同じ数のアクセントの種類があると仮定する)事は出来ません。熊は『国語大辞典』(小学館)によると京阪式では、頭高(●○)、東京式では尾高(○●)です。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%98%AA% …
「熊」は、下記の2拍名詞の4類で、平安、鎌倉では低い(○○)アクセントでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%98%AA% …
2。名前に見られる頭高傾向、
「桜が見事に咲いております」と「さくら、枕出してくれ」という時では,アクセントが違います。梅、菊、などという名前でも同じ事が見られます。
3。で僕は動物の「熊」がアニメや童話で、名前になった結果、○●から、●○への変化が起こったのではないかと思います。
4。ゆれ。両方が併存する結果、古来の○●と新しい●○とが、同時に存在する事になったのではないかと思います。
5。アクセントが変った他の例。今の東京で「アカトンボ」は、○●●○○と発音され、『日本国語大辞典』でも「ト」の後で低くなると書いてあります。しかし明治の東京のアクセントを残そうとした山田耕作の『赤とんぼ』には、頭高が残っています。
5。一般的な変化。ドーナツ、カレシ、などの若者発音に見られるように、過去に起伏式だった言葉が、平板式に変り、「アクセントの平板化」として、下記のように取り上げられています。
http://www.ninjal.ac.jp/products-k/kokken_mado/0 …
ありがとうございます。
>京阪アクセントを逆にする事は出来ません。
仰るとおりです。
その部分に関しては強引な論法である事は承知しています。
「アクセントの平板化」についての興味深いリンクを有難うございます。
No.8
- 回答日時:
大辞林では
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E7%86%8A&dtype …
「くま」という見出し語の右下に 1 2 と書いてありますが,これはアクセント核のある拍の位置で,質問者さんの表記だと,それぞれ「(く)ま」 と 「く(ま)」 というアクセントを表しています。どちらのアクセントも使われ,「(く)ま」が優勢ということです。
「熊」に限らず複数のアクセントで発音される語はたくさんあり,どれかひとつだけが正しいというわけではなく,また時代により変化することもあります。
1989年の新明解では 2 のみでした。「熊」のアクセントはここ何十年で「(く)ま」が優勢になってきたのは確かです。私も年配な方なので 「く(ま)」 が自然で,「(く)ま」は落語の熊さんかおとぎばなしの登場人物のような響きに思えます。
他の,複数のアクセントがあり変化した例として,「がく」について http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6174153.html の回答No.4で書いているので,よかったらご覧ください。
ありがとうございます。
別スレの回答も拝読させて頂きました。
複数のアクセントは他にもあるにせよ、やっぱり、熊のアクセントは現在進行形でブレていますよね。
No.6
- 回答日時:
「人によりけり」じゃないでしょうか。
熊はどう発音しても目の「隈」と混同してしまう場面ってないでしょう。街中に「目の隈」が出ました!というニュースはありえないし、眼の下に熊を描いている人もいません。だから両方のアクセントが許容されてしまうのだと思います。
ちなみに、手元の辞書では共通語アクセントは「ク(マ)」、京アクセントは「(ク)マ」となっていました。
ありがとうございます。
やはり、関東では人によりバラつきがあるという事でしょうか。
TVのニュースの読み上げでもバラ付きを感じています。
話は逸れて、
「非常に」「大分」という意味の「かなり」という言葉ですが、
普通は「(か)なり」ですが、10年ぐらい前から「か(な)り」というアクセントも増えています。
しかし、これは若者言葉というか、言葉の乱れというか「(サ)ーファー」を「サ(ー)ファー」と言うのと同じ類のもので、ニュースの読み上げで使われる事はありません。
熊には、このようなアクセントの変化とはまた違った事が起きている感じですね。
No.4
- 回答日時:
私も関東地方のネイティブスピーカーですが、私の地域周辺では、「森の(く)まさん」などのように「くま」の前に何か言葉が付く場合とか、人名の「熊さん」などの場合は別として、動物の熊は「く(ま)」が普通でしたね。
ただ昨今は「(く)ま」も確かに耳にするなと感じてはいましたが、ANo.3のご回答によると、今は「(く)ま」も普通になってるんですね。
> そこで、気になっているのが、熊という時のアクセントが安定していない事です。
今は変化の最中でアクセントが混在してる状況が反映されている、と言うことなんでしょうね。
ありがとうございます。
>動物の熊は「く(ま)」が普通でしたね。
これで2対2のイーブンになりました。
やはり、人によって結構バラバラなのですね。

No.3
- 回答日時:
こんにちは。
もう15,6年以上前に図書館で借りた本に「書き言葉、話し言葉、その両方の新しい傾向を記録する」というものがありました(題名を忘れてしまって残念です)。
その本はシリーズもので、ある時期までは定期的に発刊されていたようですが、かなり前(昭和40年以前?)途絶えてしまったようでした。
うろ覚えですが、全国の国語教師の方々がボランティアになって記録したものを編纂した本であったような記憶があります。
話し言葉については、ラジオ、テレビ放送で「このような新しい言い回し、新しいアクセントを聞くことができた」という記録になっていたと思います。
さて、その中に
「皇太子(現天皇)ご成婚の折、美智子妃のご学友がインタビューを受けて『(ク)マのぬいぐるみ』と発音した。その意味がわからず、インタビュアー(高峰秀子だったと思います)が、ご学友に聞き返した」
という記述がありました。
美智子妃のご学友ということは聖心のご出身者で東京の方かと思われますが、その時点では東京でも一般的には「(ク)マ」は新しいアクセントの使い方であったようです。
半世紀経つと「(ク)マ」は関東地方の普通のアクセントになっていて、言語における時の流れを実感します。
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