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よく即位したら急に○○公や○○何世などになりますが
あれはどういうことでしょうか?
イギリス王室を例にすると、チャールズ皇太子→コーンウォール公爵
アンドリュー→ヨーク公爵など、このコーンウォール公爵やヨーク公爵というのは
ずっと昔からいたのですか?

ヨーロッパの歴史などでいろんな王室を見ますが
国王も王女もこういった感じで称号?がつきますよね
この辺一から教えていただけませんか?

A 回答 (6件)

○○何世というのは、その地位で、同じ名前の人の何人目かということです。


チャールズ王太子が国王になった場合、チャールズ3世となります。

コーンウォール公爵という称号は、イギリスの王位継承者に与えられる称号になります。
イギリスの王位継承1位の者には、ウエールズ大公爵、コーンウォール公爵、チェスター伯爵が与えられます。
逆に言いますと、それらの爵位を持つものが、次期イギリス国王になります。
国王になると、それらの称号は、次の王位継承者に与えられます。

ヨーク公爵という爵位は、たいてい王位継承2位以下の兄弟に与えられる爵位です。

フランスの場合、王位継承者は、パリ伯爵の称号になります。
パリ伯爵が、次期フランス国王になります。
王位継承者の2位は、たいていオルレアン公爵となります。
パリ伯のことを、フランス大公と呼ぶばあいもあります。

>「公」の方が「伯」より上位なので, より上位の王子が「公」で下位の王子が「伯」ということはありえますね.
ヨーロッパでは、伯爵が公爵よりも下ということはありません。
爵位は、元々叙勲のされかたによるもので、貴族の格とは関係ありません。
パリ伯のほうが、オルレアン公よりも格上になります。
特にフランスにおいては、フランク王国時代の6大伯爵、パリ伯、ランス伯、トロワ伯、アンジュー伯、ポワチエ伯、ツールズ伯が、他の諸侯よりも格上の扱いでした。

おなじように、神聖ローマ帝国での次期皇帝は、ローマ王であり、オーストリアの場合は、ボヘミア王になります。
そのため、オーストリア大公のほうが、ボヘミア王よりも格上の扱いとなります。

ポルトガルの場合、王位継承者は、ポルト伯になります。
スペインでは、アストリアス公が、次期王位継承者の称号です。
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>よく即位したら急に○○公や○○何世などになりますが、あれはどういうことでしょうか?



○○何世になるのは、既に他の方から回答があったように、王になった場合に、過去の同じ名前の王と区別するために、○○何世と呼ばれるわけですが、今回のウィリアム王子は、結婚を期にケンブリッジ公という称号を貰いました。結婚を期に称号をもらう、というのは比較的多いパターンと思われますが、コンウォール公の地位は、王(もしくは女王が統治している場合は女王)の長男が、誕生、あるいは親が王として統治するようになった時点で継承されるものなので、常に「結婚を期に称号が与えられるもの」とはいえません。(=儀式をいつやるかは別として)

尚、王の孫だとコンウォール公にはならないので、王位継承1位の者即ちコンウォール公、という訳ではなく、よってプリンス・オブ・ウェールズとコンウォール公が常にセット、という事ではありません。一応、別のルールに従って付与される、別の称号です。

>コーンウォール公爵やヨーク公爵というのはずっと昔からいたのですか?

ヨーク公もコンウォール公も、14世紀から、中断はあるも、ほぼ継続して存在しています。


英国を例にとると、Peerage(爵位)には、(Prince/Princess of Walesは別格として) Duke, Marquess, Earl, Viscount, Baronがあり、これを便宜的に、儒教で「古代中国(=周の時代)にあった」とされる、公、侯、伯、子、男という言葉を使って、訳しています。

これらの爵位は、中世では、その名の領域に対する一定の支配権を王から認められた事を意味しました。つまり、「王位継承者はPrince of Walesになる」というルールは、王になる前の王位継承者に常に、ウェールズの一部の領域支配権を与える、という事でしたが、それが今では、単なる称号になり、王位継承者はどういう称号が与えられるか、という慣習を守っているだけ、という事になっています。
但し、コンウォール公には、コンウォール公領(570平方キロ)が残っていたり、フランスと英国の間にあるチャネル諸島は、ノルマンディー公以来の英国王室の私領のまま(=したがって、イギリス=正しくは連合王国=の一部ではない)である、など中世の残滓もゼロではないです。

>そのフランスの例にするとオルレアン公とプロヴァンス伯ですが両方王子なら爵位は同じにならないんですか?

英国の例になりますが、現在の英国王室においては、王(今であれば女王)の息子は、Duke(公爵)になるのが原則です。が、エリザベス女王の三男は、ウェセックス伯となっています。父親が死んだら、エディンバラ公を引き継ぐ事は既に公に発表されているのですが、大衆紙で報道された所によると、結婚と同時にケンブリッジ公になるはずだったところ、直前に見たテレビの登場人物の「ウェセックス卿」が気に入って、それで、ノルマン人の征服直後から途絶えていた「ウェセックス伯」という称号が復活したのだそうです。この記事は、同じ王子の間で、爵位に違いがあるのは自然ではない、と思われている事の証左でもあります。

尚、パリ伯という称号に意味があったのは、およそ1千年前までで、オルレアン王家の者がパリ伯を称するようになったのは、革命で王位を追われ亡命したオルレアン家の(仮にフランス王家が復活すれば、と仮定した場合の)「第一王位継承者」が、カペー朝の血を引く事を強調する為に、自称しただけ、と私は理解しており、こういうケースをとりあげて、オルレアン公よりもパリ伯の方が格上、とか、考えないほうがいい、と私は思います。
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>フランス王室にもシャルル○世やルイ○世と呼ばれるのは


>ルイやシャルルという名前の王族としては何人目という意味だったんですね
「王族として何人目」ではなく、「国王として何人目」かです。王族はたくさんいますから、話が全然違ってきます。

>では同じ兄弟の王子で爵位に優劣があるのは何故なんでしょうか?
>そのフランスの例にするとオルレアン公とプロヴァンス伯ですが
>両方王子なら爵位は同じにならないんですか?
爵位はフランス国内に、それぞれ1つしかありません。なので王族かどうかという話とは別に、同時期に生きている人間が同じ爵位になるということは、あり得ません。
他の方の回答にあるように、時代によっては爵位に意味があって、爵位によって王位継承権などがわかった時代もあります。
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「公」の方が「伯」より上位なので, より上位の王子が「公」で下位の王子が「伯」ということはありえますね... というか, 今のイギ

リスがまさにそうですが.
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まず〇〇何世といういい方は、国王なら国王として、公爵なら公爵として、同じ名前の人の何番目という言い方です。

なので、例えば今の英国女王は、英国王として2人目のエリザベスなので「エリザベス2世」ということです。

イギリス史は詳しくないので、ここからはフランス史を例にとって説明させてもらいます。
フランスの国王は、たいがいは父親が国王で、その息子が父王の死後に王位についたパターンがほとんどです。その場合、王子だった時はそれなりの爵位が与えられていたことが多く、オルレアン公だったりプロヴァンス伯だったりしました。しかしそれはあくまで肩書きなので、古い時代を除けば、実際にオルレアンやプロヴァンスを統治していたわけではありません。
で、国王に即位した時に初期の国王を除いては同じ名前の国王が過去にいたりしたので、新王のファーストネームに何世というナンバリングをしたわけです。
これはヨーロッパの人名は、オリジナリティが少ないというのが原因かと思われます。

ちなみに王族の爵位は、中世頃までは実際にその地方の豪族出身の貴族だったりしましたが、中央集権が進む中で、単なる肩書きになっていったものがほとんどだと思います。

この回答への補足

なるほど
フランス王室にもシャルル○世やルイ○世と呼ばれるのは
ルイやシャルルという名前の王族としては何人目という意味だったんですね


では同じ兄弟の王子で爵位に優劣があるのは何故なんでしょうか?
そのフランスの例にするとオルレアン公とプロヴァンス伯ですが
両方王子なら爵位は同じにならないんですか?

補足日時:2011/04/29 22:06
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「皇太子」は次に王位に就く人


「王子」は王位継承権を有するが「皇太子」でもない人

「公爵」は爵位の一つ
序列は「大公」>「公爵」>「侯爵」>「伯爵」>「子爵」>「男爵」って感じです。

爵位の前に付くのは、その治める領地のことです。
ヨーク公はヨークという地域の領主、コーンウォール公はコーンウォールという地域の領主ということです。

アンドルー王子の場合は、ヨーク公アンドルーという風に呼ばれます。
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