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モーツァルトの曲で有名なアイネ・クライネ・ナハトムジークがありますが、あの曲は交響曲なんでしょうか?

A 回答 (4件)

アイネ・クライネ・ナハトムジーク Eine kleine Nachtmusik



音楽家でもなく、語学の専門でもありませんが、コメントします。間違っていたらご遠慮なく指摘して下さい。

モーツァルトはセレナーデを Nachtmusik とドイツ語に訳しました。主として屋外で演奏されるものであったようです。

これに対して、Kleine Nachtmusik というのは、室内楽用のセレナーデで、屋外用に比べ音を小さくした楽器編成です。Kleine は小さいという意味ですが、小さな夜ではなく、小さな音楽と、この形容詞は音楽を修飾しています。小さなは、小編成のと云う意味でしょう。

モーツァルトは沢山のセレナーデを作曲しましたが、その中の一つDie Serenade Nr. 13 für Streicher in G-Dur KV 525 (ト長調 第13番、K.525)が特に有名で、モーツァルトが自身が、Eine kleine Nachtmusik と不定冠詞を付けてメモしていたので、第13番に対する固有名詞のような役割を果たしています。
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このようにドイツ語では、Nachtmusik, Kleine Nachtmusik, Eine kleine Nachtmusik が少しずつ異なる意味とニュアンスを持つようです。

http://de.wikipedia.org/wiki/Eine_kleine_Nachtmu … を参考にして上記を書きました。
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じゃ、私も蛇足ついでに。

。。

この曲は第1ヴァイオリン・第2ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスの5パートで書かれていますが、No.2の方が書いていらっしゃるように、各パート複数で演奏されることが多いです。

こちらの動画を見ると、各パート1人の、いわゆる「弦楽五重奏」のスタイルで演奏しています。


でも、けっこう大オーケストラで演奏されることも多いです。こんな風に。
http://www.youtube.com/watch?v=eMwd3W7Wan4
こういうのを見ると、「交響曲?」と思っても無理はないですよね。

実際、モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」は、もともとセレナーデとして作曲したものを改作したものだそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=3HV-B5tHM4o

No.2の方も書かれていますが、モーツァルトの時代のセレナーデというのは、屋外で演奏されるのが普通だったので、現代人が「小夜曲」という言葉からイメージするよりは、にぎやかな曲だったみたいですよ。
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 「弦楽五重奏曲」でご納得ならば、単なる蛇足ですが。



 「弦楽五重奏」は楽器編成で、曲種としては「セレナーデ」です。
(モーツァルトには、弦楽四重奏にヴィオラを追加した室内楽としての「弦楽五重奏曲」が6曲あり、「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」はその6曲には含まれません)

 「セレナーデ」は、日本名「小夜曲」で、夜に恋人の窓辺(屋外)で愛を告白する時のBGMでした。(ドイツ語で「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」とは、そのものズバリ「小さな夜の音楽」ですよね)
 それが転じて、屋外の催し物や、屋内の宴会やパーティなどのBGMに使うような「機会音楽」全般を指すようになったようです。催し物の時間に合わせて、曲数(楽章数)はいくつでもよいなど、交響曲などに比べると形式や制約がほとんどない、自由な構成、楽器編成で作ることができたようです。

 モーツァルトのセレナーデには、下記の13曲があります(wikipediaより転載)。

  セレナーデ第1番 ニ長調 K.100(62a) (1769 カッサシオン ニ長調 K.62と同一。)
  セレナーデ第3番 ニ長調 K.185(167a) (1773)
  セレナーデ第4番 ニ長調 K.203(189b) (1774)
  セレナーデ第5番 ニ長調 K.204(213a) (1775)
  セレナーデ第6番 ニ長調 K.239 『セレナータ・ノットゥルナ』 (1776)
  セレナーデ第2番 ヘ長調 K.101(250a) (1776)
  セレナーデ第7番 ニ長調 K.250(248b) 『ハフナー』 (1776)
  セレナーデ第8番 ニ長調 K.286(269a) 『ノットゥルノ』 (1776/77)
  セレナーデ第9番 ニ長調 K.320 『ポストホルン』 (1779)
  セレナーデ第10番 変ロ長調 K.361(370a) 『グラン・パルティータ』 (1781/83-84?)
  セレナーデ第11番 変ホ長調 K.375 (1781, 改訂1782)
  セレナーデ第12番 ハ短調 K.388 (384a) 『ナハトムジーク』 (1782/83)
  セレナーデ第13番 ト長調 K.525 『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』 (1787)


 ご質問の「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」は、現状の構成は4楽章で、交響曲などと同じように見えますが、実は紛失した1楽章があり、当初は5楽章だったらしいです。

 また、楽器編成は「弦楽五重奏」(通常こう書くと、各楽器は1人ずつ)でも演奏できますが、通常は各パート複数人数で「五部の弦楽合奏」として演奏することが多いと思います。

 以上、あまり本質的ではありませんが、追加しておきます。
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モーツアルトのセレナーデ 第13番ト長調 K.525で


編成は弦楽五重奏曲です
交響曲とは違い小編成の弦楽合奏曲です
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この回答へのお礼

なるほど。弦楽五重奏なんですね!ありがとうございます。

お礼日時:2011/06/26 17:57

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