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昔やったことのあるモーツァルトのトルコ行進曲を見直しています。
冒頭の4の指で弾く装飾音をどう捉えたら良いか教えて下さい。
装飾音を短く弾いている人はいない気がしております。
今度買った楽譜が最も原典版かと思っていますが。

質問者からの補足コメント

  • 楽譜を付け忘れました。
    最近購入した版の楽譜です。
    昔使っていましたのは。最初の装飾音の表記が、全て1/16音符で書かれておりました。

    「昔やったことのあるモーツァルトのトルコ行」の補足画像1
      補足日時:2022/02/17 06:52
  • 昭和42年出版のカワイ楽譜出版の楽譜です。小さい頃、これで練習していました。
    指使いなど不自然な所がある。

    「昔やったことのあるモーツァルトのトルコ行」の補足画像2
      補足日時:2022/02/17 11:13
  • OK

    新しく買ったトルコ行進曲の楽譜ですが、終わりの付近の指使いが面白い。スタッカートが上手く出来る。
    スタッカートの記号でなく、1,1と指示している所が面白い。自然にスタッカートになりますよね。

    「昔やったことのあるモーツァルトのトルコ行」の補足画像3
      補足日時:2022/02/17 11:22

A 回答 (6件)

No.3&4&5 です。


新しい方の楽譜は「ベーレンライター版」でしょうか。

#5 にも書いたように、「指使い」などはモーツァルト自身が書いたわけもなく、「編集者」(校訂者)が追加したものです。
なので、編集者によって違いがあります。

>スタッカートの記号でなく、1,1と指示している所が面白い。

それは数字の「1」ではなく、「縦線(くさび型)のスタカート」です。
ベーレンライター版では「点のスタカート」と「縦線(くさび型)のスタカート」を区別して表記することが多いようです。
(自筆は「羽ペン」で書いたので区別が難しいらしい)

現代の楽典では「縦線(くさび型)のスタカート」は「スタカーティシモ」と呼んで「点のスタカートよりもさらに短く」とされることが多いですが、モーツァルトの時代には「別な意味として使い分けられていたのではないか」というのがベーレンライター版の主張だと思います。
それをどう区別して演奏するのかは、演奏する側の伝統的演奏法に関する考察や解釈によるのだと思います。
「モーツァルトの時代に実際にどう弾いたのか」は、録音が残っていないので正確には分からないようです。


https://www.asukapianolesson.com/post/%E3%80%8C% …

https://ameblo.jp/nikiyabayaderka/entry-12651724 …

https://www.piano.or.jp/report/02soc/tkhs/2007/0 …

https://ameblo.jp/konimomohime/entry-12040461776 …

http://jurassic.fool.jp/snp/274/baren.pdf
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この回答へのお礼

詳細なるご説明。誠にありがとうございます!
1、1、ではなく、縦棒❘なんですね。楽譜を確認したら、やはり仰る通りでした。

お礼日時:2022/02/18 22:00

No.3&4 です。


いろいろごたくを並べてしまいましたが、結論としては、最初の4小節間の装飾音符は「斜め線の入らない長前打音」なので「16分音符4個」で弾きます。

以前ご覧になっていた楽譜は、最初からそのように印刷されていたと思います。「ベートーヴェンの時代以降」の演奏者用に編集された楽譜ということなのでしょう。「伝統的な演奏法」など知らずにも演奏できるようにしてあるわけです(編集者の解釈で「伝統的な演奏法ではこう弾く」という内容で書かれている)。

それに対して、お示しの画像は「モーツァルトの自筆譜通りの楽譜」「原典版」ということなのだろうと思います。
なので「装飾音符の弾き方」という「伝統的な演奏法」を知っている必要があります。

どちらの楽譜が正しいのか、よい楽譜なのか、というのは「その楽譜を使う人のレベル」によるわけで、楽譜の「版」や「出版社」が重要視される理由はそこにあります。
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No.3 です。

あら、打ち間違いがありましたね。

最初のパラフレーズの「カッコ内」は

(それを聴いて評価するのは「耳の肥えた王侯貴族」であって、庶民にはそんな耳はありませんでした。そもそもこういった音楽を聴く機会もないし)

が正しいです。
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モーツァルトの時代までは、楽譜に書かれた音符に自由に装飾を加えて演奏してもよい、むしろ装飾を加えない演奏家は無能であり、どのような装飾を加えるかで演奏家の腕やセンスを披露するという風潮でした。


(それを聴いて評価するのは「耳の肥えた王侯貴族」であって、庶民にはそんな耳はありませんでした。そもそも高板音楽を聴く機会もないし)
通常は、「繰り返し記号があったら、1回目は楽譜通りに、繰り返した2回目は装飾をつけて即興演奏」というのがお作法だったようです。

ただし、そこには暗黙の決まりがあって、「もともと付いている装飾には、追加で装飾を付けることはしない」というもの。
そういう「決まり事」は、音楽家(当時は「職人」の扱い)の家系で世襲的に伝えられていったようですが、そういった「決まり事」をモーツァルトのお父さん(レオポルト)が「ヴァイオリン教本」にまとめてるようです。

http://shop.zen-on.co.jp/p/810142

私は直接は読んでいませんが、調べてみたら指揮者の藤岡幸夫さんのツイッターにそんな記事がありました。

https://twitter.com/sacchiy0608/status/104552841 …

モーツァルトは、その父の教えに従って「下手な装飾を加えられたくない」箇所には、最初から「装飾音符」として楽譜を書いたようです。
お示しの箇所も、多分そういうことなのだと思います。
実際に演奏するのは、装飾音符を16分音符として「4個の16分音符」として弾いた形になると思います。

ベートーヴェン以降では、作曲者は「自分の書いた楽譜どおりに演奏せよ」と主張するようになるし、裕福な市民(耳の肥えた王侯貴族ではない)が弾いたり聴いたりするようになるので、そういった「自由な装飾」は影をひそめるようになって行ったようです。
そして、いわゆる「前打音」としての装飾音符は、「斜め線」を入れて書くことが「書法」になって行ったようです。
(下記の「楽典」などを参照ください)

https://xn--i6q789c.com/gakuten/soshokuon.html
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%A3%85%E9%A3%BE …
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#1です。



トレモロではなくトリルですね。間違えてすみません。
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「長前打音」で検索すると、これに関する説明が見つかると思います。



モーツァルトの時代は、前置された装飾音(前打音)は、続く旋律と同じ長さで弾くという解釈なので、どんな長さの音符が与えられていても、短くは弾かないと思います。

たまにフォルテピアノのCDを買うと短く弾いていることがあり、面喰います。バロックの時代は、前置された装飾音は跳ねるように演奏するのが、通常の解釈ですね。

いや、バロックでは、トレモロにする人がいるかもしれませんね。即興ありです。ゴールドベルグ変奏曲などは、これが楽しみで、ついついCDが増えていってしまいます。

トルコ行進曲のチェンバロ即興版、聴いてみたい気がします。
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