街中で見かけて「グッときた人」の思い出

95年に破綻した木津信用金庫の事だったと記憶していますが・・・
ある女子高校生?の「危ないらしいよ」という一言に尾鰭が付いて悪い噂が広まりそれが倒産のきっかけを作ったという実話を聞いた事があります。
詳しく紹介している本かWEBサイトをご存知の方いらっしゃいませんか?

A 回答 (1件)

 それは木津信金ではなく、1973年の豊川信金事件でしょう。

噂話の経路が解明されたほとんど唯一の例です。

松田美佐『うわさの科学』河出夢新書, 1998, ISBN4-309-50139-7

という本によると次の経緯になっています。

・豊川信金への就職が内定している女子高生に向かって、別の女子高生が「信用金庫なんて危ないわよ」と冗談で冷やかした。
・言われた女子高生は真に受けて、そのおばさんに「友達が言っているんだけど、信用金庫は危ないんだって?」と尋ねた。このとき、豊川信金という具体名は出していない。
・おばさんは、これを「豊川信金が危ない!」と拡大解釈して、さっそく翌日に美容院で広める。
・これがトリガーになって取り付け騒ぎに発展する。

 ちなみに豊川信金はこの事件を乗り切り、今でも営業中です。

 上記の本は東大社会情報研の人が書いたものですが、「情報が誤って伝達する怖さ」「人間が噂に惑わされてしまう背景」を考察していて、なかなか面白い本だと思います。

参考URL:http://cc.matsuyama-u.ac.jp/~nakamura/espri.htm
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この回答へのお礼

豊川信金の事でしたか?
どうもすみません。間違って記憶していたようです。
73年のこの事件の時は自分はまだ産まれておらず(というよりこの事件そのものは知りませんでした)
なぜか木津信金の事だと思いこんでいたようです。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/04/29 05:35

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