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SONY TC-K555ESIIというカセットデッキを使っていて、少々気になる点がございますので質問させていただきます。
録音した時に、曲が先行して再生されてしまうことがあります。
例えば、
(無音部分)→A曲→・・・という流れになるはずが、(無音)→(A曲が小さいレベルで再生される)→A曲→・・・といった感じになってしまいます。
テープ自体は何度も上書きされた物で、前の録音情報が削除しきれていないのではないかと思い(録音に失敗したため、全く同じ曲を何度か録音していたため)、違うデッキ(SONY TC-K555ESJとSONY TC-K555ESG)を使用し、同じ曲を録音したところこの現象は発生しません。
また、555ESJ、555ESGを使用してミュートで録音をし、555ESIIで録音し直したところ、また同じ現象が発生します。
ヘッドホンで聴かなければあまり気になることはないのですが、どうしてこのような現象が起きてしまうのかが不思議です。それとも私の勘違いなのでしょうか? 
詳しい方、教えていただけましたたらありがたいです。

A 回答 (3件)

DUAD C90 の somi777 さんですね(^_^)/。



A No.2 iBook-2001 さんが解説されている現象かもしれませんね・・・私の頃の「プリ・エコー」とは 45rpm ソノシートなどでレコード針が隣の溝の影響を受けてしまうもので、テープでは「磁気転写」と呼んでいました(^_^;)。

磁化されたテープ表面の磁気が巻いてあるテープの内側や外側のテープにまで浸透して微弱ながらも磁化してしまう現象で、オープン・リール・テープの時代はこの現象を避けるために、半年に 1 度とか 1 年に 1 度はテープをもう一方のリールに巻き取っていました・・・私は虫干しと呼んでいました(笑)。

磁気転写を防ぐためにバック・コーティングが施されたテープもオープン・リール・テープならば既に 70 年代には存在したのですが、カセットテープにバックコート仕様のものが出てきたのはフェリクロームの DUAD を淘汰したコバルト系のテープ (確か TDK の SA) からではなかったかと記憶します・・・しかもバックコートは磁気転写防止よりもフェライト・ヘッドでさえも摩耗させるクロム・テープやコバルト・テープの摩擦抵抗を低減するのが主目的だったように思います。

ただし磁気転写はオープンリール・テープの虫干し(笑) が半年に 1 回なんて間隔であったように 1カ月やそこらで起きるとは思えませんので、DUAD C90 Tape が古くなって磁性体を塗布しているバインダー (接着剤) が劣化、或いはベース (アセテートやビニル系の透明フィルム・テープ部) が風化 (加水分解) を起こして磁気を浸透し易い状態になっているのかも知れませんね。


ただし
>違うデッキ(SONY TC-K555ESJとSONY TC-K555ESG)を使用し、同じ曲を録音したところこの現象は発生しません。
とのことですので、SONY TC-K555ESII でのみ生じるというのであれば、別のテープ (百円ショップのテープで構いません) を SONY TC-K555ESII にかけて録音再生してみてください。・・・変な音になるのは承知の上で TYPE III テープ・ポジション、DOLBY-C ON、バイアス深めで録音してみてください。

新しいテープでも磁気転写が起きるようでしたら SONY TC-K555ESII の回路に原因があることになります。

しかし、4 トラック 4 チャンネル・デッキでは 2 トラックを再生しながら他の 2 トラックに録音するサイマル・シンク録音を行うために (再生ヘッドではなく) 録音ヘッドで再生する機能が付いていたりもするので再生時に録音ヘッドからの再生音と再生ヘッドからの再生音とが混ざる故障も有り得るのですが、4 トラック 2 チャンネル・デッキである SONY TC-K555ESII の録音ヘッドで拾った磁気信号が再生アンプにリークしているということはちょっと考えられません。

また SONY TC-K555ESII は録音ヘッドと再生ヘッドが 1 つのヘッド筐体に納められたコンビネーション録再ヘッドですので「コンマ何秒以上 (1 秒以上?) 前の音が聞こえる」なんてものではなく、コンマ数秒程度前の音が重なってエコーとなる「プリ・エコー」の状態になる筈です。

カセット・テープは 4.8cm/sec で送り出されていますので、直径 2cm の巻き寸ならば 2π=およそ 6cm・・・今の円周率はおよそ 3 でしたね(爆笑)・・・1 秒余り前の音が聞こえるのであれば間違いなく「磁気転写」が起きています。

磁気転写は保管期間の長いテープや劣化したテープでしか起きないものですが、SONY TC-K555ESJとSONY TC-K555ESG では起きないというのは不思議ですね。

ESJ や ESG は DOLBY NR が HX になっていると思いますが、そうなのであれば DOLBY HX に対応させるために BIAS 周波数が高周波バイアスになっている筈で、DOLBY B/C しか持たない機種では時としてオーバー・バイアスになる場合があります。

基準信号 (400Hz と 10kHz) でバイアス・キャリブレータを調整すればそのようなことは起きない筈なのですが、オーバー・バイアスで録音すると高域周波数が劣化するほどの高レベル録音となりますので、劣化して磁気転写を起こし易いテープでオーバー・バイアス録音すると易々と磁気転写を起こしてしまうかもしれません。

一方、高周波バイアスとなっている機種ではバイアス信号がオーディオ信号と干渉しない高周波となっていることから DOLBY NR をかけてオーバー・バイアス録音しても高域のオーディオ信号域が異常に高いレベルで録音されてしまう (再生時には同じ比率で減衰させられるので結果的に高域が劣化する) ことはないでしょう。

「SONY TC-K555ESJ と SONY TC-K555ESG とでは生じず、正常な SONY TC-K555ESII でのみ生じる」とすれば、原因はバイアス方式の違いによるものではないかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。DUADの件も含め、お詳しい方がいらっしゃって大変心強いです。 また、今回も大変勉強になりました。

お礼日時:2011/10/02 09:28

はじめまして♪



巻き取り式のテープレコーダーに潜在する「プリエコー」ですね。


磁気記録した薄いテープをリールに巻く事で、巻いたテープの下層や上層の磁気が転写されてしまう現象でしょう。

カセットテープが音楽用に利用され、オーディオとして全盛期だった時代のデッキですから、記録能力も再現能力も高い為に、普通は聞こえないはずの部分が聞こえてしまうのだと思います。

磁気転写を減らすには、録音レベルを抑え気味にするか、テープ自体が厚い短時間のテープを利用してみるのが良いでしょう。


勘違いでは無くて、おそらく一般の人には聞き分けられなかったであろうという、繊細な部分を再現されたのだと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。プリエコーというのは初めて聞きました。参考になります

お礼日時:2011/10/02 09:27

ヘッドが汚れたり帯磁して起こっている現象のようです。


ヘッドを薄めたアルコールなどで清掃します、直らなければ、
ヘッドの消磁になるのですが、消磁用の機器は現在、手に入らないかも・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/10/02 09:27

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