
リビアの騒乱に疑問です。
リビアは、医療費無料、電気代無料、
国公立の学校の学費は無償だったんですよね。
しかもずっとじゃなく、2000年ごろから急にそうなった。
そんな国で、国民主導の反乱なんて本当に起きるのでしょうか?
ちょっと信じられません。
よくある、メディアが一部の
反対思想(後のリビア国民評議会)の人々を
大げさにクローズアップしてあおって
NATOの軍事介入につなげたとか、
そういうことってないんですかね?
もっと具体的に言うと
全体の人数割合を知りたいです。
国民評議会 : 政権側の比率です。
国民評議会の人数は全体から見てごくわずかなら
多くの国民は満足してたってことじゃないですか。
そうなると、カダフィ殺害後の
歓喜する国民の映像も
ごくわずかの人を映しただけの
情報コントロールになりますよね。
カダフィ殺害で泣いている国民の数と
喜んでいる国民の数の
だいたいの比率が知りたいです。
詳しい方いらっしゃいましたら
なにとぞよろしくお願いいたします。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
人口が日本の20分の1のリビアで、数千人が拷問され処刑されました。
日本だったら10万人くらい拷問し処刑する感覚です。
だから利権にありついていない人々は反カダフィと思ってよいでしょう。
処刑された人々は反カダフィのほんの一部でしょうから。
しかも、傭兵はアラブ系でなくアフリカ系の黒人が多く異民族から迫害を受けている感覚があります。
じっさい、カダフィ軍が自国民を躊躇なく撃ち殺せるのは兵士が同胞ではないからです。
政府軍に対抗できるほどの民兵がいるということは相当国民は反発していたということです。
カダフィが質素な生活をして兵舎に住んでいたというのは、質素な生活をしていたんじゃなくて暗殺を恐れていたからです。
さらに移動するときも、カダフィ専用車ではなくて護衛車の方に乗っていたということです。
日頃、暗殺には細心の注意を払っていました。
これはカダフィを殺したいと思っている奴が国のそこらじゅうにいるということで、いかに国民から嫌われていたかの証です。
リビアの反政府軍の装備を見て驚いたのですが、チャドにリビア戦車隊が侵入したとき、これを撃退したトヨタのハイラックスがありました。
トヨタのハイラックスというのは世界中の紛争地帯でゲリラに使われているピックアップトラックです。
旧ソ連製戦車よりハイラックスの方が強いのです。
日本じゃサーファーやマリンジェットなどレジャー用に使われるのですが、紛争地帯じゃ対戦車ミサイルランチャーや重機関銃を荷台に据え付けます。
速くて頑丈で故障しないとゲリラに人気です。
これだけ紛争地帯に多くのハイラックスがあると地域の修理工は皆ハイラックスを修理できます。
しかも、破壊された車両はパーツ取りに使えるので修理部品の供給に困りません。
車両版のAK47カラシニコフとも呼ばれる最強兵器トヨタのハイラックスです。
ちなみに、アメリカの特殊部隊もハイラックスの大型版でアメリカでタコマという名前で売られているクルマを使っています。
ハイラックスかっけー☆
具体的な数字を挙げていただいてありがとうございます。
本当に民衆は怒っていたんですね。
処刑の人数も多いですね。
まさに狂犬ですね。
2009年9月23日の国連総会での
スピーチを読みましたが
いいこと言ってるのですが
若干オカルトチックな感じもしました。
思うのですが、人間は自分に才能があれば
他者に冷酷になるのでしょうか。
たしかにそういう傾向は
すべての人間にあるかもしれません。
ありがとうございました!
No.3
- 回答日時:
詳しいデータなどはありませんが、疑ってしまう様な事が多いですよね。
イラクもアルカイダももともとアメリカが支援していたことがありますし、
古い話をするなら、
日本が太平洋戦争を始めなければならなかった原因も欧米の圧力ですし
大陸への勢力拡大も当初は欧米は容認していました。
させておいて、後でそのことを理由に攻撃するなんてことが
何度も繰り返されています。
リビアでも欧米が何らかの形でああさせた可能性を否定出来ません。
やはり国と国とで国境が引かれている限り、
自国の利益の最大化をどこも目指しますから
だましたりだまされたりといったことは
永久になくならないんでしょうね。
どんなに卑怯なことをしても
自国民のため、の一言で大儀がたってしまう。。
世界政府ができなければ戦争はなくなりませんね。
1000年後の人類に期待です。
No.2
- 回答日時:
全体の人数割合を知りたいというのは「ないものねだり」です。
それはリビア国外・国内を含めて誰にも分からないことです。しかし、その答えは内戦の結果によって既に出ています。反政府側が勝利したということは、反政府側が多かったという事実を証明しています。カダフィが強がって見せたところで、カダフィ側で武器を取る国民がいなかった。カダフィが自分が国民から支持されているという自覚があったなら、選挙で答えを出せば済む話だったのです。しかし、そうしなかった。カダフィは軍事力で答えを出そうとしたのです。電気代無料といってもたいしたことではない。リビアは国内で産出する石油・天然ガスによる火力発電100%の国なのです。石油利権を握る富裕層のささいなおすそ分けに過ぎません。
リビアは石油・天然ガスを輸出し食糧を輸入する国です。この構造は中東産油国に共通するものなのですが、リビアは特に食糧自給率が低い国なのです。
近年、食糧価格・資源価格とも高騰を続けています。どちらもほぼ一本調子で値上がりする一方。世界人口の増大、地球温暖化による穀類不作、中国・インドの工業化、食糧の供給が増えないのに需要だけが増える。需給が逼迫すれば価格が高騰するのは経済学入門のイロハのイです。
また中東産油国が組織的に原油の供給をコントロールしているのに対し、需要側は誰もコントロールしていません。これも世界人口の増大、地球温暖化による冷房需要(特に欧州)増大、中国・インドの工業化・近代化・経済成長による需要増大、日本の輸入量増大によって価格が高騰を続けている。資源も食糧同様に需給が逼迫しているのです。
するとリビアではどうなるか。石油利権を握る富裕層はますます富みます。食費のウエイトが高い貧困層はますます貧しくなる。リビアには中間層、市民階級がいないのです。二極分化、格差拡大が進むばかり。
反対思想なんてことではないのです。
日本の馬鹿マスコミは、中東動乱の真相を全く報道していません。どっちが優勢・どっちが劣勢とうわべだけのチャンバラの結果しか報道しない。上辺だけを見て、内実を見ようとしないから、馬鹿マスコミには何もわかっていないのです。そんな馬鹿マスコミに踊らされてどうしますか?
リビアの人口は、この30年で2倍にも増えているのです。日本は江戸時代に260年かかって2倍に増えた。しかしリビアはわずか30年です。これはどういうことを意味するのか。国民の過半数は1969年の革命を知らないのです。どうしてカダフィが独裁権力を握っているか理解できないのです。
医療費、電気代、学費を無料にしただけでは話にならない。新しく生まれた子供たちに仕事を見つけてやらないといけないのです。彼らはいつまでも学校に通い続けるわけにはいかないからです。しかし仕事はありません。仕事が無くても食べないと生きていけない。しかし食糧はありません。ではどうしますか。
カダフィではもうだめだ。カダフィを倒して新しいリビアを作りましょう。それがリビア内戦であったのです。
当初は苦戦でしたよ。よく訓練され、武器が整った政府軍に比べて反政府軍は訓練も武器も統制も何もない寄せ集めでしたから。しかし国民は反政府軍を支持したのです。それを知って政府軍も戦意喪失。カダフィに忠誠を誓うのが馬鹿馬鹿しくなった。カダフィと共に殉死する覚悟は彼らにもない。
それがリビア内戦なのです。答えはでました。カダフィを支持する国民がいたなら、わずか半年で内戦が決着するはずはないのです。例えば中国の戦後の国共内戦だって約3年も続いたのです。共産軍は戦前から武装していた軍でリビアの反政府軍よりは、よほど訓練され、武器が整い、統制もされていました。その共産軍でさえ3年かかった。にもかかわらずリビア反政府軍は訓練も武器も統制もなかったのにわずか半年でカダフィ政権を打倒できたのです。
これはなぜですか?国民が反政府軍を支持したからです。それが答えなのです。
詳しいご説明、ありがとうございます。
強いものには、やさしさだけでなく
厳しさや狡猾さが必ずありますね。
カダフィも両面があったということでしょうか。
でもそれが虐待や処刑というのは
狂った独裁者とされてもしょうがない気もします。
人を救おうとする人が、同時に人に残酷なことをする。
奥が深いものです。
No.1
- 回答日時:
イラクで、フセイン政権が打倒されたときも
そうだったですね。
喜んでいるのは、一部だけでした。
テレビは、その一部の人をズームアップ
していただけでした。
その後の混乱です。
どんな酷い政治でも、無秩序よりは良い、と
言われています。
イラク国民は果たして、フセインの時よりも
幸せになっているのか、大いに疑問です。
南アフリカもしかりです。
政権から白人を追い出したのは良いのですが、
貧困層は二倍になり、貧富の差は更に広がりました。
カダフイ殺害を喜んでいる人が何%かは、残念ながら
判りません。
当分判らないでしょう。
でも、とにかく欧米流の民主制万歳、という
マスコミの伝え方に疑問があるのは
確かです。
ありがとうございます。
今回のリビアの件が
コントロールされているかどうかは別としても
メディアのコントロールには
常に気をつけないといけませんね。
今はネットがあるのでいろいろ調べられてありがたいです。
これからのリビアに注目ですね。
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