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パッシブPUのエレキギターの出力はインピーダンスが高いので、シールドケーブルをあまり長くするとノイズの影響や音質劣化しやすいため、シールドはできるだけ短くする、というのは一般的に言われる基本だと思います。

ただ、ギターから直接の出力についてはそうですが、エフェクターを通したり、センド/リターンを使う時のアンプのプリ部を通った信号はインピーダンスが低くなりますよね。
ということは、エフェクターを通した後や、センド/リターン使用時のケーブルはそこそこ長くても大丈夫なのでしょうか?

たとえば、

(1)アンプを使わず、足元のエフェクターやプリアンプから、客席背後のミキサーまでケーブルを伸ばしたい(PA直の出力をしたい)と仮定します。
DIを通してXLRバランスケーブルで接続すれば問題ないのでしょうが、エフェクターを通すことでローインピーダンス化しているので、DIを使わなくても普通のシールドケーブルの長いもので繋げばいいのではないか?

(2)アンプのセンド/リターンに空間系エフェクトを繋ぎたい、ただし足元でディレイのON・OFFをしたい、などという場合、背後のアンプからセンド/リターンのケーブルを伸ばしてくると、往復10mにもなる。そんなに長くて音に影響はない?

というような疑問です。
普段はエフェクターは使わない音楽をしてますので、基本的にケーブルは長くても5mぐらいまでしか使いませんが、参加するジャンルが多様化してきたこともあり機材の見直しをする上で、いくらかのエフェクターやプリアンプ等を使いたいと思っています。その際のことについて少し疎いので、知識として知っておきたいと思います。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

シールドの基本的な使用方法については、質問者様の認識で間違いありません。



一般的に楽器用で市販されている、カナレの「GS-6」ラインケーブルの公表されている周波数特性は、100mの長さ、100Ω出力で1MΩ受けの条件で、200Hz~50KHzまでフラットです。
上は200KHz位まで通りますが、下は200Hzから下がっています。
これは100m長なので、DCに近ずくほど芯線やシールド部分の動体抵抗に左右されるためと思います。

エレキギターの周波数特性やエフェクター・アンプセンドの出力インピーダンスから考えて、まともなシールドケーブルを使えば、外来ノイズ的にも20m位なら実用上差し支えないと思います。

普通は、直接送らずにステージ横かセンターに設置されたマルチケーブルのパラボックスまでなので、長くても15m位でしょうか。
ステージの横切りは、前からでも後ろからでも、照明用や他のアンプの電源線などノイズだらけなので、ラインレベルでもバランス送りが有利です。

長い距離でバランス送りが必要になる理由は、エレキギターのハムパッキングとシングルコイルの違いと同じで、ホットとコールドのシールドケーブル芯線が拾ったノイズ(同相になる)がバランス接続をするとノイズ分のみ逆相になり、打ち消しあいをして信号分だけ残ります。
アンバランスでは、いくらインピーダンスを下げても、途中で拾うノイズと信号は同相なので、ノイズは消えません。
ノイズを拾わなければ、アンバラで送っても問題ありません。

ミキサーのアンバラライン入力は、10KΩ -20dB が多くHi-Zでないので、エフェクターやアンプが対応している必要があります。
昔のミキサーだとアンバラフォーン入力でも-10dB~+4dBがあるので、入出力レベルにも注意が必要です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど、今まで意識してませんでしたがたしかにステージ上(あるいは近く)にパラボックスがありますね。実際はそこまでなので大した距離にはなりませんね。
またエフェクターやアンプのセンドの後は、20mぐらいは大丈夫とのことで安心しました。
ミキサーへはやはりバランスケーブルのほうが、ノイズに対して有利なのですね。それに入力信号のマッチングのこともありますし、ミキサーへ入れるときはやはりDIは必ず使うことにします。
詳しい解説を頂けて助かりました。機材の構成を考える上でとても参考になりました。

お礼日時:2011/12/30 05:24

電気的に言えば無駄なケーブルを使えば劣化はします。



それはケーブルだけでなくギターの回路からジャックとプラグの接点など様々な抵抗により劣化は免れません。

レコーディングレベルで言えば明らかに違いがわかります。

回答として、

(1)の場合はミキサーの方でバランスを合わさなくてはならないので結果的にノイズが増えます。

(2)の場合は当然、影響はあります。ですから、外部スイッチでON/OFFします。
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございます。
ローインピーダンス化した信号でも、やはりそれぐらいの影響はあるのですね。
(2)の回答の外部スイッチの使用は、センド/リターン用のスイッチが付いているアンプはいいですが、私の持っているアンプや、スタジオやライブハウス等にあるアンプ(たいていJC-120)には、付いていません。ですのでやはり別の策を考えないといけませんね。

お礼日時:2011/12/30 05:07

回答にならないかも知れませんが、私はノイズも音の内として音作りしているので出音を聞いて調整しています。



ちなみに私は、ギター>カールコード>エフェクター>カールコード>アンプで10mのカールコードを使っていますが、ノイズに関しては問題ありません。
その程度で劣化やノイズが気になるようでしたら機材に問題があると思います。

センドリターンも使ったこともありますが問題無しだと思います。

問題は、自分の機材でどれだけの音が出せるかを把握しているかと言う事です。

最後に、演奏していない時のホワイトノイズはギターのボリュームをゼロにして消しています。
これは、山本恭司氏のライブを見て学びました。
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この回答へのお礼

回答いただいて有り難いのですが、ちょっと主旨が違います。
たしかにプレイヤーの考え方としては大いに賛同できるご意見ですが、今回の質問はもう少し電気工学的なことについてです。
もしお分かりであればよろしくお願いします。

お礼日時:2011/12/29 22:42

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