
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
「制御因子」と言うと積極的にその因子の値を変えることでうまい結果を得る、という風に思いがちです。
でもそういうことじゃなくて、「同じ結果を得たいなら、いつも一定にしておかねばならない因子。つまり、制御しておかねばならない因子」という意味なんです。制御因子が変化すれば結果も変化する、というよりも、嫌でも変化してしまう。しかもどう変化するかは大抵分かっていない。だから、制御因子は常に一定にした(あるいは一定範囲に入れた)状態を維持しなくてはならない。
逆に、ある因子が変化しても結果が変わらないのであれば、それは、同じ結果を再現するために考慮しなくても良い因子である。ってことは、その因子は制御因子ではない。
例えば: おいしい餃子を作るにはニラの量をどのぐらいにするのがいいか、いろいろ変えて実験してみた。ところが、作るたびに皮の出来が全然違ったり、大きさや焼き加減がバラバラだった。その上、試食しているうちにおなか一杯になって、もう食べられない。結局実験にならなかった。
ということは、ニラ以外の材料全部・餃子の重量・焼き方・試食する人の状態、さらには皿の大きさや餃子の温度、照明だの空調だの、その他影響がありそうなあらゆる要因を考慮して、それらをいつも一定にしておかなくては正しく比較できない。こういった諸々の要因を全部ひっくるめて「制御(しなくてはならない)因子」と考える訳です。
この回答へのお礼
お礼日時:2011/12/30 20:59
なるほど!!制御条件は固定条件みたいなものとして解釈すればよいのですね。
確かに実験では固定条件というものも重要ですよね。
ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
その分野には素人ですが、試しに「品質工学 制御因子 信号因子」で、ググってみました。
パッと出た中では、http://www.or2.fiberbit.net/masa21ogawa/crmin040 …
が見やすかった気がします。
どれにも、あまり、ハッキリと書いてなかったのですが、いくつか読んだ印象では、
「制御因子」は、出力に影響を及ぼす因子を、できるだけ、漏れなく、集めたもので、
「誤差因子」(不可避なランダム誤差以外にも、劣化などのために変化する因子)なども含み、
「信号因子」とは、「誤差因子」を除く「制御因子」の中で、特に、こう操作したら、出力がこうなってほしい、という意志をもって、変化させる因子、例えば、ダイヤルを回すと、出てくる板の厚みが変わる、みたいな方向で。
なので、「誤差因子」は勿論、その他の「信号因子」以外の「制御因子」の場合、ものによっては、設計で、できるだけ、その影響が出にくいようにする(「誤差因子」以外では、ちゃんと影響が及ぶようにしないといけないことも)こともあるのに対して、
「信号因子」は(単純に比例だけでなく、別の形の関数のこともあるでしょうが)その変化が、キチンと出力に反映するような設計にしないといけない、
という意味での違いがある、ということかと思います。
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