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心理学におけるスキーマについて知りたくて、一応ネットで調べてはみたのですが、スキーマの簡単な定義と、4つのスキーマについて軽く記述されている程度のページしか見つからず、地元の図書館にも行ってみたのですが、小さい図書館のためかスキーマに関する記述が載っている本はありませんでした。

そこで、スキーマの特徴(○○スキーマは日常で用いられやすい、など)やステレオタイプとの関係性などを教えて頂けないでしょうか?(スキーマはステレオタイプの基となるもののようですが、私は定義を見ているとスキーマ=ステレオタイプじゃないの?と思ってしまいます。「基となる」ということの意味を知りたいです。ニュアンスで理解してはいるので、そんなに厳密に考えることじゃないのかもしれませんが。)

よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

スキーマもステレオタイプも「知識の枠組み」を意味しますが、その枠組みの大きさが違います。

スキーマのほうがステレオタイプよりも小さな枠組みです。たとえば日常生活で自転車に乗るときは「自転車スキーマ」が働いて、サドルをまたぐとか、ペダルをこぐとか、スピードはだいたいこれくらいとかいう、自転車に関する知識を(無意識的に)利用します。「今日は自転車で来た」と誰かが言うのを聞いても、即座に自分の中で「自転車スキーマ」が働いてその状況を理解します。「今日は五輪車できた」と聞いたら何のスキーマも見つからないので「え?」となってしまうでしょう。だからスキーマというのは無数にあって、何かを理解するときの単位のようなものです。

一方、ステレオタイプというのは集団を理解するときの単位です。高校生(=未熟)、社会人(=苦労が多い)、AKBのファン(おたくが多い)、A型の人(几帳面)、などの集団を理解するときに人が(無意識的に)利用する知識です。悪い意味のときは「偏見」ともいわれるものです。スキーマと比べると枠組みが大きくて粗いのが特徴です。スキーマは認知心理学的で、ステレオタイプは社会心理学的な概念だと思います。確かに2つの定義は似ていますが、使われる局面は違ってきます。
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http://pokemaga.s31.xrea.com/menu/topics/0045.html

http://pokemaga.s31.xrea.com/menu/topics/0046.html

上の二つのリンクで基礎的なことは分かるはずです。

最近の動向は知らないので、ひょっとしたら最近の定義の仕方とは異なるかも知れません。
かなり以前の理解をもとに書きます。


>(スキーマはステレオタイプの基となるもの

 お分かりのようにあまり違いはありません。しいて言えば、スキーマは引出であり、ステレオタイプはそこにしまわれる中身という感じでしょうか。

 スキーマは基本的にはその人その人が自分でイメージするもので、それがすでに社会的に作られているものを受け入れる場合はステレオタイプと実質的に同じものになります。

 または、認知の方向性とかた認知の方法を規定するものとしてスキーマが使われることもあります。

エディプスコンプレックスとかエレクトラ コンプレックスというのがありますね。これも一種のスキーマと考えることが出来ます。自分に愛情を与えてくれるものという意味で母親とか父親をそういった愛情の対象として望ましいものとして受け止めてしまうとそれが「恋人スキーマ」のようなものになってしまうのです。

日本人の男の多くがマザーコンプレックスと言われますがこれは母親への依存が愛情スキーマになってしまった例と言えるでしょう。「僕のことを愛しているいるならお母さんと同じように面倒を見てほしい」ということです。
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