No.4
- 回答日時:
沖縄人と日本人のハーフ(?)です。
実は、何を隠そう母方の家系がユタです。でも僕自身はそういう能力はありませんし見えません(笑)。
すでに色々なサイトでご覧になっていてご存知かと思いますが、ユタは村のお祭りの間は、森のお社に篭もり、お告げのようなものを聞くことに従事します。母は、小さい頃お母さん(つまり僕の祖母ですね)が森に篭っている間、食事を持っていく役目を仰せられたらしいのですが、お社に至る道があまりに暗くて恐ろしさに泣きそうだったそうです。聖域みたいなものですから、人通りもなく、40年前はまだ街灯もなかったそうで、そんな中にユタは数日篭るようですね。
ユタは他に、誰かが亡くなった時に、故人は今こんな世界にいてこんなことを言っている、というお告げをする風習が田舎のほうでは今でも普通に行われています。数年前に祖父が亡くなったのですが、その時もユタを呼んだそうです。僕はその時受験生だったので沖縄に行くことが出来ず葬式に参加できませんでした。そういうわけで、後から母から聞いたのですが、ユタはこんなことを言ったそうです。
「今はゆらゆらと意識が茫洋とした場所に浮かんでいる」「ここもぼうっと揺れているような感じがして居心地は良いけど、生きている方が素晴らしい。辛いとか楽しいとか色々な感情がある。だからしっかり生きなさい」というような感じのことを祖父の言葉としてユタが代弁したそうです。なんだか不思議な感じがしました。
貴重なお話を教えていただき有難うございます。
小さい頃から、こういう精神世界に強い興味・関心がありました。死んだらどうなるのだろう?と真剣に考え出したのは小学校低学年でした。隣のお兄ちゃんからもらったお古の少年マガジンの巻頭口絵に、死後の世界特集があり、とても一生懸命読みました。三十年以上前のことですが内容もよく覚えています。
私は北海道人ですが、アイヌと沖縄の習俗に強く惹かれるものがあります。先祖は青森県・恐山の近くに住んでいたことはわかっております。顔立ちは、よくアイヌまたは沖縄人だと思っています。だから、アイヌや沖縄の人たちが大好きです。また、沖縄民謡をカラオケでウチナンチュー・バージョンでなぜかすらすら歌えてしまうのが不思議です。
先に紹介したオシラサマの話では、頭の中がスクリーンになり、白黒の点が出てくる。それが運動して「象徴的な映像」が一つ浮かんでくる。それを解読するそうです。その解読法が研鑚を要するのだと。解読によって結果は全く違ってきますものね。それには御自身の人生経験(特に辛い経験)が役立っているそうです。トランス状態には全くならなかったです。ただ、下戸の方ですが、ノンべの霊がやってくると1升くらいは飲み、なぜか酔わなかったと聞きます。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
No1の追記です。
国立民族博物館(大阪府吹田市千里万博公園内)には日本各地の民俗資料があり、映像も公開されています。一見の価値ありです。
インターネットの検索は終えられましたか。あまり学術てきなHPは期待できないかもしれません。
いざなぎ流
http://www004.upp.so-net.ne.jp/dhistory/sei_0vi. …
イタコ
http://www.mutsucci.or.jp/i/ikan/iitako.htm
ユタ
http://373news.com/bunka/shimauta/5-3.htm
ゴミソ、イヨマンテ
http://www.furutasigaku.jp/jfuruta/kaihou/wada14 …
情報有難うございます。早速、見てみました。見たことのあるサイト、初めてのサイトがありました。リンクしていろいろ探すこともできました。深謝!
ゴミソ=占い、イタコ=霊媒、オシラ=祈祷となるようですが、明確に境界を引けるようでもなさそうです。私の住んでいるところから晴れますと、海の向こうにくっきり岩木山が見えます。「おらがふじ」と昔から言われたそうな。その麓に「ゴミソ」さんたちが修行されているようです。まだ「ゴミソ」さんには会ったことがありません。
「イタコ」さんは近くで拝見したことしかありません。この次に遭ったら、下ろしていただいて、いろいろお話してみたいです。
「オシラサマ」は故人となられましたが、お一人非常にお世話になった女性がおりました。二体の「オシラサマ」の御神体をお参りさせていただいたことがあります。不思議によくいろいろなことを見通す力を持った方でした。
「イタコ」は女性限定です。「オシラサマ」「ユタ」も女性が多いようです。皆さんに共通するのは、非常に不幸な体験を持たれる方が多いそうです。その「苦しみ」をばねに、人助けのために修行なさっていく…という流れになっているようです。「泣いてパンを食べた者でなければ人生の機微はわからない!という神様の配慮なのかもしれません(?)
No.2
- 回答日時:
いたこさんは昔から目の不自由な方がやっていたそうです
現在も目の不自由な方が多くやってますよ
夏に恐山に行った時に若いイタコさんもいましたが
やはり目が悪いようでしたが 行列ができていました
恐山で大祭がある時にイタコ小屋を並べてその中で
歌うようにお客さんの先祖を呼んでましたよ
よく聞いていると一人一人違うんです
確かいたこの修行は師匠について口伝えで教えていくので
それぞれの師匠によって違うそうですよ
現在は30代で健常者のいたこさんが八戸のご自分の家で
普段は占いや相談も受け付けているそうです
他のイタコさんも普段は家で受け付けているそうです
恐山にもここ2・3年はイタコさんが常勤しているそうです
若いイタコさんが二人いらっしゃるそうです。何年ぶりでの後継ぎができたという記事が、北海道の地元紙に出ていました。視力障害者でもなかったように思いました。「イタコ」は目の不自由な女性というのが伝統ですが。昔の青森地方は、住宅と暖房事情の悪さにより室内に燃えススが飛び、赤ちゃんが視力障害を起こす例が少なくなかったという、サイトの記事もありました。そうなのかなあ?栄養状態の悪さはあったかもしれませんが。下北地方は自然の厳しい所ですから、先人は食料の確保に苦労されたものと推察します。
「イタコ」の修行は相当な苦行だそうです。師匠の身の回りの世話から始まるそうです。視覚の不自由な方にとって想像を越えた修行を積まれたものだと思うと、頭が下がります。
No.1
- 回答日時:
アイヌのイヨマンテについて。
イヨマンテは熊祭りとして一般に知られていますが、イヨマンテとは人間の生活に深くかかわりのある動物や物の魂を感謝の念をこめて神の国へ「送る」儀式です。北海道だけに住みアイヌが「村を守る神」として神の最高位において敬まっているシマフクロウもイオマンテの対象だったようですが、こちらは明治中ごろに伝統が途絶えています。
動物だけでなく「物」にも魂が宿るという考え方は、大和民族も同じで、木こりが木を切る前にお神酒をささげたり、焼畑の前に神に祈ったりするのは、失われる命を神に返す儀式だと思います。(現在では安全祈願と理解されているが)現代でも針供養、人形供養という形で仏教の影響も受けながら古代の観念がわれわれに伝わっています。
お尋ねの儀式については各地の観光協会やNHK支局に何らかの資料があると思います。シマフクロウのイヨマンテについてはNHKが一回だけ復活された儀式をドキュメンタルとして記録しています。もしご希望ならNHK釧路支局か弟子屈町役場(01548-2-2191)へ問い合わせてください。コピーがもらえるかも知れません。
参考図書
「アイヌ文化の基礎知識」草風館 ¥1.600
有難うございます。私は北海道在住です。イヨマンテは残念ですか見た事がありません。
感謝の意味を込めて神の国へ「送る」というアイヌの心を大切にしていきたいと考えます。「大量消費社会」への警鐘が今、必要なのではないか!と痛感します。
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