プロが教えるわが家の防犯対策術!

こんにちは。
オーケストラ音楽中心にクラシックをよく聴いている愛好家です。
(アマチュアで少々楽器の演奏もします)

以前,こちらのサイトにはずいぶんとお世話になっており,そのときにピアノ音楽のオススメをいろいろとご紹介いただきました。
おかげさまで,ずいぶんピアノ音楽に触れる機会・聴こうと思う機会も増えまして,しばらくこちらに来なかった間に,かなりピアノ音楽にもなじんで来たかな,と思います。(とはいえ,聴くのはやはりオーケストラ中心ではありますが・・・)

・・・ええ,自己紹介みたいな前置きが長くなってしまい恐縮ですが,復帰?第一弾の質問といたしまして,いよいよ!ベートーヴェンのピアノソナタについて教えていただきたく。
正直に申し上げますと,いくつかのメジャー級作品以外は,まだまだ曲の区別もきちんとつかないような状態ですが,

 ・曲のオススメ
 ・ピアニストのオススメ
 ・曲の中のピンポイントの聴き所紹介
 (○番※楽章のここがいい!このピアニストのココの表現が凄い!など)
 ・実はこの曲の成り立ちにはこんなエピソードが・・・
 ・曲にちなんだみなさまの思い出,エピソード
 ・つべこべ言わずに全部すみからすみまで聴け!(爆)

などなど,切り口も判断基準もまったくの独断で結構ですので,私(と,この質問を読んでいただける皆様)に自由にオススメお願いいたします。
回答スタイルも,読んだだけでムラムラ?と聴きたくなる名文もよし,熱く(暑苦しく?)マニアックに語っていただくもよし,ウンチクはいいからとにかく○○を聴け!というのもまたよし,どんなでも結構です。
(ただし,ベートーヴェンのピアノソナタなんてつまんないからやめとけ,というのだけはなしでお願いします,笑)


*なお,お礼については,なるべく実際に聴いてからにさせていただきたいので,スローペースになるかもしれません。どうかご了承お願いいたします。
(ピアニスト指定のピンポイントオススメは実際に聴くのは難しいかもしれませんが,曲については必ず聴きます。ちなみに主要音源はバックハウスの旧全集です)

A 回答 (12件中11~12件)

ベートーヴェンの曲はどれも本当に素晴らしいのですが、有名所から聞いて行かれるのがいいのではないでしょうか?



例えば、第8番「悲愴」。この曲は3楽章あるのですが、1楽章の冒頭。まず重厚な和音が低い方で奏でられます。だーーん!。すると物哀しいような雰囲気でメロディーが。するとまただーーーん!!。んで物哀しく。3度繰り返されたあと、テンポが変わって迫り来るような緊迫感のあるメロディーになります。オケで言えばストリングスでメロディーを受け渡しているような部分もありますね~。

他には、悲愴とは打って変わって穏やかな雰囲気の第15番「田園」。これは自分自身つい最近弾いたのもあるのですが、個人的にすごく落ち着く曲です。冒頭からD音が連打されるのですが(連打、というより保持、かな。チェロとかがたーたーたーたーたーたーってやってる感じ←)そういうところからも田園的な雰囲気が醸しだされていて^^

あとは第21番「ワルトシュタイン」。これは、うーん、なんというか貴族的?な雰囲気、かな~。そもそもワルトシュタイン公に捧げられている曲なのですが^^;なんか明るい気分になれる気がします。全体的に主題がどんどん変奏されつつ進んでいく、みたいな感じ。この頃からベートーヴェン持ち前の「変奏」が強化されていったんではないかと、思ったけどあれ?自信ない。。。


とりあえず有名所で絞るとこんな感じです!名前がついていないものも素晴らしい作品だらけなので是非他の曲も聞いてみてください^^

この回答への補足

こんにちは。

オススメ3曲(悲愴,田園,ワルトシュタイン),具体的な聴き所をオケの楽器に例えてのご紹介,ありがとうございます。非常にイメージしやすいです。

3曲聴いてから再登場させていただきますが,取り急ぎお礼申し上げます。
ご回答ありがとうございました。

補足日時:2012/04/03 12:36
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この回答へのお礼

こんにちは。
(#1さま,音源の都合上こちらのお礼が先になってしまいました。申し訳ございません)

「悲愴」「田園」「ワルトシュタイン」聴いてみました。

☆「悲愴」
いつもはiPodのシャッフル選曲にまかせて聴いているので,第2楽章になってから,あっこれ悲愴だったのね?・・・といった具合でして,今まで(汗)
ご質問により,ついに?最初からきちんと聴くことができました。ありがとうございます。(いい加減な鑑賞方法でホントすいません)
第1楽章は#5さまへの補足にて。
第2楽章の美しさは私がここで語るまでもなく。私ごときが文章にすると陳腐になってしまうので割愛させてください(^^;
第3楽章,「悲愴」といいながらいわゆるピアノソナタの「お約束通り」な曲想だったりするのは,やはり初期の頃のソナタだからでしょうか。または,そんな風に感じる私がふだんドロドロした音楽に漬かり過ぎ?
最近,こういう「お約束」の中での工夫や遊びを発見することにようやく喜びを覚えるようになってきたので,とても楽しく(悲愴で楽しく,というのもなんか変ですが)聴くことができました。前の楽章の素材をうまく使ってあるのですね。
また,なんがポリフォニーらしきもの(ぉぃ)も聴き取ることができました。他の方オススメの後期に向けて,この辺でもう少しなじんで備えておきます。

☆「田園」
冒頭の「たーたーたーたーたーたー」,悲愴のあとで聴くと,すーっと心を落ち着けてくれる感じでとても気持ちよいですね。
ベートーヴェンのピアノソナタっていうと,神妙な面持ちでマジメに聴くものだ,というなんとなくの先入観があったのですが,良い意味で裏切られた感じです。
2楽章以降のちょっと田舎っぽくて可愛らしい感じもステキでした♪

☆「ワルトシュタイン」
あ,これ,知ってました。なぜかiPodのシャッフル選曲でよく当たるんです。
#冒頭のきざみ音型に特徴があって印象に残るから,よく聴いている気になっているだけかもしれませんが。
古典っぽい(回答者さまがおっしゃる「貴族的」というのと同じような意味と思います)んだけれども,でも,この辺まで来ると,ベートーヴェン以外の何物でもない,という感じになってきていますね。終楽章の特に美しいわけでもないけれども(ぉぃ)スケールが大きくて拡がりのあるテーマが本当にベートーヴェンらしいな,と思います。「変奏」と回答者さまがおっしゃっていますが,なんとなしに「英雄」(交響曲第3番)に共通するものを感じました。(「英雄」の終楽章は変奏曲形式で書かれています)


どの曲もとても好きになりました♪
改めて,ご紹介ありがとうございました!

お礼日時:2012/04/06 08:17

エッシェンバッハ、というピアニストの演奏が好きです。

指揮者でもある演奏家です。ピアノコンチェルトの皇帝が大好きです。

主要音源に含まれるかわかりませんが。
あくまでも私の好みなので参考まで。

この回答への補足

こんにちは。
ご回答ありがとうございます。

質問にも書きましたが,普段はオケ中心なので,私の中ではエッシェンバッハというと指揮者のイメージが強いです。もうずいぶん前ですが,PMFオーケストラを指揮しているのを聴いた事があり(確か,マーラー「巨人」でした),ぐいぐいと押し出しの強い人,という印象があります。ベートーヴェンとは相性合う部分もありそうですね。
特に「皇帝」は似合いそうです♪

・・・と書いてから,ピアニスト時代の彼のことも含め,エッシェンバッハのことをを少し調べてみたところ(といってもネットで検索して見つかったものをいくつか斜め読みしたくらいですが),どうも「ピアニスト」エッシェンバッハと「指揮者」エッシェンバッハはずいぶんと「違う」ような感じを受けましたし,彼の生い立ちも含め,なかなかに一筋縄ではいかない音楽家であるような印象を受けました。
「皇帝」も,今私が脳内再生しているのとは全然違うかも?

家にはエッシェンバッハの音源はひとつもなく,これ以上妄想していてもアレ?なので,何か探して聴いてみることにします。
正直,エッシェンバッハ,というと,あまり印象も興味もない音楽家だったのですが(ぉぃ),非常に興味が沸いてきました。

「皇帝」が見つかるかどうか分かりませんが,何かしらエッシェンバッハのピアノ演奏を聴いてから,再度お礼欄にコメントさせていただきます。

補足日時:2012/04/03 12:34
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この回答へのお礼

こんにちは。
お礼の順番が入れ違ってしまって大変に申し訳ありませんでした。

エッシェンバッハの演奏,Youtubeでいくつか拾って聴いてみました。いい時代になったというか,恐ろしい時代になってしまったというか・・・。

☆「皇帝」 第1楽章途中~最後,第2楽章すべて
  指揮は小澤さん,オケは分かりませんでしたがたぶんボストン響?
  #第3楽章にいかずに第2楽章で終わるのは非常に気持ち悪かったです^^;
☆ピアノ四重奏曲(・・・のおそらく一部分):弦はアマデウス四重奏団のメンバー
  #聴いたあとで調べてみたところ,結構な珍曲?らしいですね


以下,今回聴いた中での印象です。
(どれも全曲聴いていないので中途半端で,他のものを聴いたらまたころっと変わるかもしれませんけれども)

先に「押し出しが強い」と印象を書きましたが,今回聴いてみて,押すだけではなくて引くところは引く,というのと,同じような振幅の大きな指揮者,例えばバーンスタインと比べると,彼のように発散してどこかに行ってしまう(爆)のではなく,どこか醒めた部分もあり,ある枠の中に収まっているように感じました。
#以前の印象はマーラーによるものなので,その辺の影響もあるとは思います。

そして何より,音を出さない指揮者と音を出すピアニストの違いとして,エッシェンバッハの「音」に注目(耳?)していたのですが,最近バックハウスの古い録音ばかり聴いているせいかもしれませんけれども,想像の何倍もキレイな音でびっくりしました。(これまでの印象,というか先入観は,多分に彼の今の風貌に引っ張られてのものですしぉぃ,そもそもYoutubeと私の耳のクオリティが極めて信用できないのですが・・・)

総じての印象として,エッシェンバッハのピアノに対して,非常に好感を持ちました。
ついで?に検索で見つかったモーツアルトのソナタもいくつか拾い聴いてみたところ,これもとても素晴らしかったです。

エッシェンバッハというアーティストの再発見でした。
貴重な機会を与えていただき,ありがとうございました!



<補>
#3,#4さま,後期に行く前に「月光」に行こうと思うので,お礼の順番がまた入れ違ってしまうと思います。申し訳ありません。

お礼日時:2012/04/07 08:23

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