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ネットニュースなどでも取り上げられているように
任天堂が1981年に連結決算を開示して以来、初めて赤字に転落しました。

任天堂といえば、日本でも有数の高収益企業として有名だったと記憶していて
過去にはPSにシェアを奪われたこともありましたが、黒字は確保していました。

最近はスマホやタブレット端末が広く普及してきているので
任天堂のゲーム専用機は時代遅れだという論調の記事も多く目にするようになってきました。

たとえばこれ↓
「任天堂はスマホやタブレットに負けている」  [東京 26日 ロイター]
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1204/27/n …

私が知りたいのは次のことですが
もちろん皆さんの書きたいように自由に回答して頂いて構いません。(お礼は近日中にします)

(1)
過去にはソニーのPSにシェアを奪われても黒字を確保していたのに
ゲーム業界の覇権を握っている任天堂がどうして赤字に転落してしまったのか?

(2)
ゲーム市場の冷え込みは任天堂の失策なのか?
それともアップルやスマホ市場の好調など外部的要因が関係しているのか?

(3)
携帯電話がゲーム専用機の存在をおびやかすことは10年以上前から言われ続けていたが
そのたびに任天堂は否定し、実際携帯電話が脅威になることはありませんでした。
今回の赤字計上はスマホが大きく関係しているのか?

A 回答 (6件)

ゲーム業界のことはよく分かりませんが、DSなんかは、大人が買わなくなりましたね。



DSは子どもが遊んでいるのは今も変わりませんが、脳トレやどう森なんかが流行っているころは、ゲームなんかに興味ない大人が、なんとなく流行だから…ってことでハード(DS)と目的のソフトを買っていたと思います。なんでおまえがDSもってんの?!っていうような人が、けっこう大人買い (DS+ソフト数本など)してたような気がします。

でも、元々大半の大人はDSなんか興味ないし、流行が終われば興味をなくし、知り合いの子どもにあげたりとか。

子どもと違って、大事なお小遣いで吟味してソフトを買うわけではない、なんとなく手上がり次第ソフトを買ってお金を使う優良なお客が、他のことに興味をもち任天堂から離れていった、ってだけじゃないですかねぇ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

任天堂は数年前に「ゲーム人口拡大」を目標に掲げていましたから
子供やコアなゲームユーザー向けの路線から
一般のこれまでゲームにあまり馴染みのなかった人たちを取り込む路線に変更しました。

それは成功して、仰るように「なんでおまえがDSもってんの?!」って人まで拡がったんですね。
でもやっぱり一時のブームでしかなく、恒久的にソフトを買い求める層まで成長させることはできなかったと。

やっぱり今でもゲームは子供とコアな一部の人たちにしか受け入れられていないのかな。

>他のことに興味をもち任天堂から離れていった

ちなみになんですが、その任天堂から離れていった人たちは
携帯電話やスマホのゲームはしているんでしょうか?

お礼日時:2012/04/30 05:38

企業が赤字に転落するには色々な要因がありますが第一に挙げられるのは



(1)の回答
1.売り上げの低下と利幅の減少
2.経費の増加及び過剰投資
3.円高などによる貿易赤字

(2)の回答
1.主力ソフト開発の失敗(ドラクエなど主力が開発できなかった)
2.新しいハード(WiiやDS)の製造コスト及び販売の見込み違い(円高なども関係)
3.スマホ市場はほぼ無関係

(3)の回答
スマホは関係ないでしょう。
基本的にゲーム機とスマホは概念が違います。
バブル時期に投資した資産や銀行借り入れ利息など、当時の利率などもかなり負担になっており
それに加えて円高などの利益半減なども大きく影響している。
国内消費の低迷だけでなくリーマンショックなどの損失もいまだに影響している。

要するに先の見越しが甘かったのは確かであるが、ゲーム業界は新しいハードを売るためには
人気が出るソフトとの関係が重要である。
その開発がうまく行かなかったのでハードの過剰生産などが影響した。(銀行借り入れ利息が払えない)
資金を調達するには銀行に担保を提示しなければいけないが株などの大暴落・円高などにより
資産が減少したので担保損失などの要因が発生。
しかし、固定費(給料や家賃)は減少しないのでさらに銀行借り入れをしなくてはいけなくなった。
資産を処分などしながら黒字を維持する事が出来なくなれば当然赤字になる。
当然ながら、自社株の価格も低下した為損失は大きくなる。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ひとつひとつ回答頂けたので、とても分かりやすいです。

やはり円高が相当影響したのかもしれませんね。
元々任天堂は日本国内よりも北米を中心とする海外市場の売上の方が多かったはずで
それは今でもほとんど変わっていないと思われます。

円高は今に限ったことではなく過去にもありましたが
今回はカバーし切れなかったのかもしれません。

仰るように、ハードは人気ソフトとの関係が非常に重要だと思いますので
(「ユーザーはソフトをあそぶ為に仕方なくハードを買う」ということですね)
人気ソフトを出せなかったのは任天堂の失策だったのかもしれません。

>基本的にゲーム機とスマホは概念が違います

回答者さんもそうですが
任天堂社長もスマホの普及と今回の赤字は無関係だと分析しています。

ただ、アップルの躍進とスマホの普及が拡がってきた時期と
任天堂が不振に陥った時期とが重なっているのも確かであり
質問で挙げた記事は煽りを含んでいるのかもしれませんが
同じような論調の記事が沢山あることも事実です。

どうしてこのような間違った認識が拡がったんでしょうね・・・。

お礼日時:2012/04/30 06:05

 去年は震災や円高など、不運が重なったので。



 3DSが期待したほどじゃなかったというのはありますね。
 飛び出るというより、奥行きがあるという感じなので、3Dというイメージとはほど遠いかと。

 ------
 ゲーム内容では、携帯やスマホに負けていないのですが、携帯やスマホに「時間を食われている」というのはあると思います。

 今まで、ちょっとしたヒマつぶしにDSなどの携帯ゲームをしていた人が、スマホをいじるようになって、ゲームをする時間がなくなったというのがあるかと(目も疲れるし)。

 wiiUもコケるのではと思っています。
 何でもできるという事は、特徴がつかみにくく、ユーザーにアピールする部分がボケてしまうので。

 ------
 ただ、任天堂は結構な金額の現金を持っているので、ハードがコケ続けても当分安泰です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

丁度、3D映画のアバターや3Dテレビが登場していた頃で
3DSも発売前から期待されてハードルを上げられてしまいましたから
期待はずれだった感は正直あったでしょうね。

私も所持していますが、イメージ映像などではキャラクターが10cmは飛び出していましたが
実際には仰るとおり、奥行きがせいぜい1cmくらい感じられる程度でした。
個人差はあるのかもしれませんが、3Dに過度の期待をかけていた人は失望したでしょうね。
(映像の鮮明さや通信機能の強化など、実は3D以外のところで進化を感じられるのですが・・・)

>携帯やスマホに「時間を食われている」

質問で挙げた記事にもありますが、ゲーム内容や機能面でスマホに負けているというより
限りある時間をとられてしまっていることが懸念されているのかもしれません。

大々的に宣伝されているスマホ向けのソフトは個人的に全く興味を持てないのですが
暇つぶしができればいいと考えている人にとっては十分なのかもしれませんね。

その点、WiiUは据え置き型機であるというだけで
既にDSよりも敷居が高くなっているのは確かだと思います。

WiiはDSが大ヒットしている最中での発売だったこともあって波に乗れましたが
WiiUは逆風の中でのスタートですからね。
Wiiソフトと(下位)互換があるだけではなく、周辺機器も一部対応しているそうですが
仰るようにそれが逆に特徴がつかみにくく、Wiiとの差別化を図れない可能性があります。
(しかも以前と違い、今のWiiは落ち目のイメージしかない・・・)

任天堂が1兆円近いキャッシュ(現金)を保有しているのは有名な話だそうですが
当分はしのげても、赤字体質を抜け出す根本的な解決にはなりませんからね・・・。

お礼日時:2012/04/30 06:34

No2補足


要するにゲーム業界が儲かるには儲かるコンテンツに参入するか作るかです。
スマホの影響と言えなくない所もありますが、自分が思うにSNS対応ゲームなどを
作成していない事が大きいと思います。

今まではハードとソフトの関係で世界を作って来ましたが、今はSNSゲームが主流なので
今までのやり方が現代に合っていないと言う事ではないでしょうか?
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございます。

任天堂は携帯電話やスマホ向けにソフトを供給することを頑なに拒んでいるようです。
ハードとソフトを同時に開発することによるメリットを強調しているようなのですが
そろそろ方針転換をする時期に来ているのかもしれません。

任天堂は人気キャラクターを沢山持っていますから
ちょっとその気になればSNS対応ゲーム市場の覇権をすぐに握れると思われますが
何かデメリットがあるんでしょうか・・・。

お礼日時:2012/05/01 05:51

 個人的意見です。



(1)
SONYのPS・PSPとwii・dsは対象年齢層が違うと思います。SONYは中学~成人、任天堂は子どもと老人、特に家族向けのゲームが多いですよね。赤字の理由はハード本体が行き渡ったのと3dsへの買い替え需要がなかったと言うことだと思います。ハードを売り上げるために必要なのはソフトです。3dsだからこそ楽しめるソフトはないと思います。だからds保有者は敢えて3dsへの買い換えをしなかったんだと思います。

(2)
これは任天堂だけではありませんが日本のゲームソフト業界が斜陽しているんでしょうね。F.Fやドラクエに頼りすぎ。今までにないゲームのヒット作がないですね。比較的新しいヒット作ってPSPのモンハンくらいでしょ?
 そしてRPGが複雑化しすぎていて攻略本がないと楽しめなくなっている。スマホのRPGは攻略本がなくても楽しめるはずです。ゲーオタなら複雑なものを好むでしょうけど一般ユーザーは簡単な物の方を好むのではないかと思います。

(3)
多少は関係していると思います。電車の中でDSでゲームしている人が減ったように思えます。PSPプレイヤーは以前と変わらない様な気がしますけど。2の回答とダブりますけど、通勤中にまでやりたくなるようなdsゲームソフトがないのでしょうね。


 自分はPS3とPSPを持っていますけどゲームはほとんどしません。トルネをつけてPS3で番組を録画し、PSPやウォークマンで録画番組を楽しむ、PS3でhuluを鑑賞する(最近はwiiでも楽しめるはず)、PS3でブルーレイを鑑賞と言った使い方をしています。ds liteはここ数年電源を入れたことがありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。個人的意見大歓迎です。

おっしゃるように、ソニーと任天堂で客層(特に年齢層)が違うというのは私も同感です。
低年齢層に強いというのは任天堂の強みでもありますが
この層は年に何本もソフトを買うような人たちではないですからね。

DSは国内だけで3000万台以上売り上げているようですが
逆に言えばDSで十分だと考えていて、3DSへと気持ちが向かなかったのかもしれません。
ソフトも結局は続編ばかりで目新しさも無くなりましたからね。

私もPS3とPSPも所持していますが、ゲームはほとんどしなくなりました。
PS3はブルーレイやDVD鑑賞に使う事のほうが多くなりましたね。

スマホの影響も全く無いわけではないのでしょうが
それ以前にソフトの質が低くなっているほうが問題なのかもしれません。

お礼日時:2012/05/01 06:08

(1)


他の方もおっしゃっていましたが、円高による為替差損が大きな原因で昨年3DSを1万円値下げしたことによる逆ザヤ損も加わったのが大きい。

(2)
ゲーム機市場は冷えているようですが、ゲーム(を遊べる)市場全体と見たら決して冷えていない。
携帯ゲーム機の能力が上がるにつれてTVゲームを遊ぶ層が減ったように、ゲーム機を買わなくても同等に近いゲームが遊べる。または暇つぶし程度に十分に値するゲームが遊べるようになった事がゲーム機市場の冷え込み。
ゲーム機は持ち歩こうと思わなければ持って歩く事はありませんが、携帯やスマホは外出時に必ず持ち歩く物で暇つぶしの為だけに買ったり持ち運んだりしてまで考える人ならゲーム機を購入するのです。
「暇つぶし」というワードを出しましたが元来ゲームは暇つぶしの要素が強く、暇つぶしではなく本気でゲームを遊ぶガチゲーマーの数はそもそも少ないのです。
SNSやツイッターなどゲームの他でも時間を潰せる事も増え、「ちょっと時間ができた⇒ゲームでも遊ぶか」と必ずしも言えなくなったのも要因に挙げられます。
これは日本のスポーツ業界でも同じことがありました。
昔は日本でスポーツと言ったら相撲と野球でしたが今ではどうでしょう。
スポーツ全体の人気は落ちていないはずですが、むかし花形だった相撲や野球の人気はピーク時には至らないでしょう。
スポーツはスポーツでもいろいろな選択肢が増えて、人々の関心が多様化した結果です。
電子ゲームも多様化の時代でゲームをするのなら任天堂のゲーム機(またはゲーム専用機)という時代でもないのです。
それは任天堂の失策ではなく世の中が多様化しただけに過ぎません。

(3)
それは株主対策でしょ。
株主を黙らせる為なら私も同じような事を言うでしょうね。
赤字計上に関しては(1)でも書いたように為替差損です。
(2011年4月1日~2012年3月31日の為替差損が524億円)
3DSの立ち上げに失敗したのは、本体価格がこれまでの任天堂携帯ハードと比較しても高かった事に加えてゲーム機の販売に結び付くキラーソフトが無かったからです。
仮に3DSの販売価格が2万円で同時発売にポケモンやどうぶつの森やマリオがあったら状況は一変していた事でしょう。
PSVitaが苦戦している事にも同じことが言えますが、ゲーム機というのはスマホなどと違って遊びたいゲームを遊ぶ為に仕方なく購入する物です。
消費者が遊びたいと思うゲームを提供しなければハードは売れません。
※スマホやipadはゲームをする為に売れている訳ではありません。本来の目的とは別にゲームやSNSやツイッターなどで時間が潰せるのです。


SNSやツイッターをゲームと同列で語らない人が多くいますが、時間つぶしの為に行うという意味においてはゲームと同列にする事ができます。
ライト層やカジュアル層にとって、いつの時代もゲームは時間つぶしの方法のひとつでしかないという事を踏まえておかないといけません。
ツイッターやSNSで1日の内の多くの時間を費やしていたらゲームをする時間なんて無いでしょう。
多様化するライフスタイルの中で、どれだけ魅力的なゲームを出してハードを買ってもらうかでしかないのです。

スマホの普及が赤字に大きく影響していると言えないのは、結局魅力的なゲームの有無がゲーム機の評価でしかないからです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

ハードの逆ザヤといえば
かつてのPS3がこれによって数年にわたって相当な赤字を計上していましたが
DSも同じ状況になってしまったんですね。
売れば売るほど赤字が出るというのは、どう見ても健全な状態ではありません。

ゲームに物語性を持たせて一種の芸術作品のように捉える向きもありますが
仰るように、ゲームは元々暇つぶしのひとつに過ぎないものですからね。
任天堂もこれは理解しているのか「ゲーム市場は飽きとの戦い」とコメントしていたと思います。

ツイッターやSNSはパソコンで使っている人は今では少数派になっていて
携帯電話やスマホからアクセスしている人のほうが多数派になっているのでしょうね。

スマホやタブレットは必ずしもゲームをしたいから買うものではないのに対し
ゲーム専用機は原則ゲームをしたくて仕方なく買うものであるのは今も昔も変わらないわけで
スマホやSNSゲームうんぬんというよりも、結局はソフトの良し悪しが根本にあるのかもしれませんね。

お礼日時:2012/05/01 06:28

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