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反物についてお聞きしたいです。

1、日本の伝統的な染め方は何種類ほどあるのでしょうか?もし、それらを掲載されているサイトや、本をご存知の方がみえましたら、教えていただけないでしょうか?

2、浴衣に加工する反物と、和服として加工する反物は素材が違うのでしょうか?
例えば、加賀友禅の浴衣や、南部紫根染めの浴衣等はあり得るのでしょうか?

3、和服や、浴衣を着用する際に、帯の選択はどのような物を基準にするのでしょうか?本人の好みで選んでよいものなのでしょうか?

少し、多いですがご存知の方がおみえでしたら、ご教示の程よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

とても広義なご質問で漠然とした回答しかできませんが、まず織りは含まず染めに限ったご質問なのでしょうか?


それとも和服全般に関する事なのでしょうか。
染めだけを網羅した資料というのは少ないと思います。
染めと織りを含めたものなら多くの書物が出版されてますので、探せばたくさんヒットすると思いますよ。
こんなサイトもありました。
http://www.h5.dion.ne.jp/~tarering/text.htm

1、技法の種類という事でしたら大まかには、友禅、型染め、手描き、絞り、ロウケツ、注染、などが挙げられますが地方、その土地に伝わる様々な技法がさらにあります。
たとえば友禅なら京友禅や加賀友禅が有名ですが東京友禅もありますし、型染めに分類されるものとしては江戸小紋や沖縄の紅型、さらには京小紋もあれば地域を定めない型絵染めの作品もあります。
絞りなら本疋田、有松絞り、桶絞り、板締めや帽子絞りに竜巻絞りなど、絞り技法だけでも多数あります。
これらを網羅し厳密に分類した資料と言うのは膨大な文章量の専門書になるでしょう。

2、和服というのはつまり正絹の着物のことを指しているのでしょうか。
浴衣も和服の一部ですし、木綿の着物も麻の着物も、最近では化繊の着物もあり、全部和服なわけですが。
とりあえず浴衣に対して正絹の着物という事でお答えしますと。
<加賀友禅の浴衣や、南部紫根染めの浴衣等はあり得るのでしょうか?

あり得ないと思います。浴衣は木綿、正絹とはまったく扱いがちがい染めの技法もちがいます。
友禅は糊置きをしたり染料を乗せたりする度に反物ごと蒸しあげては洗い出しを行います。
上質の絹で織られた白生地でないとその工程に耐えられません。
そもそも木綿と絹の繊維上の特徴がまったく違いますので同じ染料では染める事はできません。
江戸時代の頃には浴衣と言えば藍染めで今のようなカラフルな浴衣は存在しませんでした。
ちなみに上にあげた「注染」は浴衣や手ぬぐいを染める技法です。
紫紺染めは草木染めの最高級品ですが、草木染料は基本的に絹にしか定着しません。
厳密には木綿に定着させる方法もありますが、まず高価な紫紺を浴衣に使うことはないでしょう。

3、着物と帯の話をしたらそれだけで一冊の本になります。
現代の常識的なマナーとされる合わせ方は着物や着付けの本がいくらでも出てますからお探しください。
歴史的なものまでさかのぼるなら書庫に収まるような文献量になるでしょう。
本人の好みだけでは選べないところがありますが、場や身分、立場をわきまえた上でどれだけ人とちがった主張できるかというところがオシャレの極意でしょう。
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