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高層建物の火災時の活動マニュアルは各消防本部や消防局ごとにあるんですか。あればどんなものなのか教えてもらいたいです。

A 回答 (1件)

関東の地方消防のOBです。


当然、あると思います。
それぞれの消防で「警棒計画」「作戦計画」「〇〇指示書」などの名称で作られています。
ただ、内容としては「詳細」とは言えず、当該建物の状況「消防用設備の設置状況・危険物品の有無・飲食店などの存在と使用状況・独居老人の状況・消防の進入活動経路・水利の状況・避難誘導路の状況」などを調査し、各担当(消火・救助・救急など)が割り振られる程度です。
あとは、各消防隊が災害の状況により判断せざるを得ません。
多分、質問者が期待するようなマニュアルは無理だろうと思います。
これは、災害のパターンが多岐にわたるためで、マニュアル化することのデメリットよりも、臨機応変が求められるからです。マニュアル化には「マニュアルにないことはできない」というデメリットがあります。なぜなら、一部の部隊がマニュアルにない行動をすると全体が混乱するからです。
自由に動けるための訓練と各隊の連絡の優劣が結果を左右します。
その意味で「各隊が充分に活動できる情報を共有しておこう」という趣旨だと考えられます。
ですので、部外者が見ても「充分」とは思えないものと思われます。
すべてをマニュアル化しようとすれば、1建物に1冊の本が必要です。すべてを賄える消防は物理的に存在しないと思われます。
普段の活動のあいまに作成するので、1ヶ所で1部隊1ヶ所位でしょうか。それも定期的に改正していかなければなりません。そして、消防が作成するマニュアル(計画書)は病院・学校・住宅密集地・商店街・福祉施設・ホテル・飲食ビルなどなどです。
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