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協奏曲とか交響曲とかってことではなくて、楽章の中での話です。
今のポップスとかなら、Aパート→Bパート→サビが一般的だと思うのですが、クラシック音楽にそういったような型とか基本といったものはあったのでしょうか?

A 回答 (1件)

 クラシック音楽は、基本は「形式」に従った「型どおり」が主体です。

いかに型の中に「あっと言わせる」型破りや新しさを盛り込むか、というのが作曲家の腕の見せ所のようです。

 最も代表的なのが、「ソナタ形式」。
 第1主題→第2主題(第1主題と性格の異なる内容。男性的/女性的、激しい/穏やか、など)→(以上をもう1回繰り返し)→展開部→再現部(第1主題→第2主題)
というのが基本形です。

 交響曲の第3楽章によく用いられる「メヌエット」またが「スケルツォ」は、もともとが舞曲ですが、
メヌエット→トリオ(ゆったりした中間部)→最初に戻ってメヌエット再現
というのが基本形です。

 その他、「ロンド」(主題A、B、Cが順不同に出たり入ったり、日本語では「輪舞」)、「三部形式」(A→B→A、メヌエットもこの一つ)、「フーガ」(主題を重ね合わせる、カノン=輪唱もその一つ)、「パッサカリア」(ベースラインがずっと同じことを繰り返す)など、形式のオンパレードです。

 逆に、形式に乗らない自由な曲の方が、「幻想曲(ファンタジア)」とか「即興曲」と呼ばれて少数派ではないでしょうか。
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