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フリーソフトや無線LANでAES採用されてるものが多くありますがAES暗号には致命的な脆弱性はいまだ発見されず、総当りでも解読できないようです。何故アメリカはこんなものを公開して誰でも使えるようにしてるんでしょうか。米国にとって何の利益があるんでしょうか。wikipediaを読みましたが肝心なところが書かれてませんでした。

A 回答 (5件)

何か誤解しているようですが、AESを公開しているのは米国政府ではなくて、Joan DaemenとVincent Rijmen (Rijndealの作者) ですよね?米国政府はそれをAES (新暗号規格 Advanced Encryption Standard) として規格化し、お墨付きを与えたに過ぎません。



アメリカ政府がお墨付きを与える前から強力な暗号はどんどん作られ、公開されています。例えば、browfishはAESが策定される前から公開され、強力な暗号として知られていますし、AESとして選ばれなかったSerpent、RC6、Twofish、Marsもいずれも強力な暗号として知られています。
また、AESが策定されたあとも、AESやその他の様々な暗号化アルゴリズムにEUがNESSIE、日本政府がCRYPTRECという形で安全であるというお墨付きを与えています。それぞれの政府が調達するセキュリティ機器はそれらの暗号を実装することとなっていると思います。

米国政府にとってAESを決めるコンテストをして規格を決めるメリットは、物品調達にあるでしょうね。米国でも日本と同じように民間企業から様々な機器を調達しますが、その際には調達したい機器の規格を出して、それに競争入札する形になると思います。その際、各企業がオレオレ暗号を出してきたり、アメリカ政府の秘密暗号を使わせたりするよりも世界の暗号学者に調査・攻撃されまくって十分安全であることが確認されているアルゴリズムを使うほうが安価に安全な暗号化機器を調達できるようになるでしょう。AESなら十分に多くの人が検証しているので安全であるお墨付きがありますし、規格化したことによって多くの人が高速に計算するためのアルゴリズムやハードウェアを開発していますからね。

余談ですが、暗号のアルゴリズムが秘密だから安全というのは古代の暗号です。現代暗号はアルゴリズムが公開されていても鍵がわからないと解読できないというレベルの安全性が保たれているのが当たり前なので、アルゴリズムを秘密にする必要はありません。

また、AESというお墨付きを与えなくても世界中の暗号学者が日夜新しい暗号化アルゴリズムを開発し、あるいは攻略して切磋琢磨しています。米国政府がAESを決めなくても、攻略方法が現状わかっていない暗号化はいくらでもあるので、AESというコンテストをしなかったからといって彼らが破れない暗号がなくなるわけではありません。


というわけで、AESのアルゴリズム自体はアメリカ政府が作ったものではありません。また、米国政府が関与しないところで様々な強力な暗号化アルゴリズムが日夜公開されています。米国政府はAESという標準に一つのアルゴリズムを定めることで、物品調達をはるかに簡単にしたと思います。これが米国政府のメリットで、まぁ、それ以外の一般ピープルはAESを使うことでおこぼれを頂戴しつつ、一般化されて安く手に入る技術にして、米国政府に貢献しているということでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2012/11/11 17:47

私はNo4さんを支持しますね。



コンピューターに関してや、他の標準化なども、同じようにアメリカ政府は認定や、お墨付きをだしています。

例えば、車の衝突安全性とか、食品の安全性とか・・・

日本でもBSEで、アメリカ基準と言う物を、思い知らされましたね。

アメリカのモットーとして、

「誰でもチャンスは同じ」

なので

「誰にでもチャンスがある」


それが「アメリカンドリームだ」と言うことです。例えば、陸上のアメリカ代表の決め方。日本みたいに話し合いではない。1回の競技会で1位になった人だけが国の代表になる。もちろん、その大会にでる出場資格があるが、それを目指している人なら、ほとんどの方はクリアーできる物。

これはコンピューターだろうが、セキュリティーだろうが、国防だろうが、同じポリシーです。

それにお墨付きを出すということは、それをクリアーすれば、誰でも参加資格があり、誰にでもチャンスが平等にめぐってくることになる。日本は、その全く反対で、コンセンサス又は、根回しがないと、何もきめられない、参加できない。

全くもって不平等な世界だ。

だからTPPという、あめと、むちをつかって、それを打破しようとしているのがアメリカ。

自由にはリスクが当然伴う。日本人はリスクを負って物事を進めるのが嫌いで、又は、できない人種だ。

>米国にとって何の利益があるんでしょうか

上記で説明した。基準を決めるということは、誰にでも平等にチャンスを与え、ビジネスが広がる事を示している。

No4さんが示したように、何で暗号がされているかは、現代の暗号化技術では、たいして秘密でも、重要でもない。

まあ、ルービックキューブと同じと考えればいいかもしれない。あれは、誰でも、そろえる方法はしっているが、どうやって一番早くそろえるかは、秘密だ。

秘密と言うより、テクニックであり、方法論であり、それらを競わせる事により、より、方法論や技術論が深まり、さらなる飛躍ができる。

そのような効果も狙っている。

技術を秘密にすると、それを知っているものだけが特をし、よからぬことを考える物だし、利権がからむので、よけい不正が横行する。日本がそれだ。中国なんて、秘密にするので、ノーベル賞が人口や、歴史のわりに少ないのだ(頭脳がアメリカなどに流出しているせいもあるが)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2012/11/11 17:47

FBI、CIA、NSA、海軍に陸軍、etc.と1980年までは別々の暗号通信方式を使っていまして



うちのがすごい、いやおれのがすごい、これはFBIには解読できない、馬鹿のCIAには使いこなせない、海軍野郎はいつまでも旧来の方法を使いたがる・・・・・

と相手を揶揄しながら発展した暗号ですが、まあどこも暗号鍵が無ければ解読できない暗号を作ったので、財政緊縮の折もあり、全軍、各機関とも共通の暗号システムを使いましょうって事になりました、これで何千億ドルの開発費が浮いたわけです。

で、暗号の解読方法は、分かっていますから、皆さんこれを使いましょうと世間に知らしめてるわけです、逆に言えばなんでも読めるよー、と言ってるわけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2012/11/11 17:47

実は


NSA(国家安全保障局)では、解読成功してますから\(^^;)..
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2012/11/11 17:47

もし、AESが一般的に使えなかったら、無線LANの暗号方式やインターネットでの暗号が規格が乱立し、その都度メーカーがそれに対応しなければならず、世界的な混乱を招いてしまうことになると思います。


全世界共通の規格というものが必要な場合があり、それがまさしくこれであるのだと思います。世界のみんながこれに合わせれば、いちいちいろんな暗号に対応しなくても良くなります。世界的な利便性を考えての一般公開なのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2012/11/11 17:47

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