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 「長崎の鐘」は、有名な名曲ですが、手持ちの本に、以下の様な聴き慣れない歌詞が、2番と3番の間に入っています。

  つぶやく雨の ミサの音
  たたえる風の 神の歌
  耀く胸の 十字架に
  ほゝえむ海の 雲の色
  なぐさめ はげまし 長崎の
  あゝ 長崎の鐘が鳴る

 藤山 一郎さんのレコードでは、ここは歌われていません。
 藍川 由美さんのCDでは歌われていますが、あれほど日本の歌の研究をしている方なのに、ライナーノートで、これには言及していません。

 「長崎の鐘 歌詞」で検索すると、この歌詞が入っているものと、入っていないものと、両方出てきますが、なぜ藤山さんが歌唱していないのかは分かりませんでした。
 なぜ、この部分が歌われなかったのか、ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示ください。

A 回答 (1件)

理由は簡単です。


4番まで歌ったのではレコードに入りきらないからです。
この歌が発売された昭和26年頃はまだまだSPレコードの全盛時代でした。
LPレコードやドーナツ盤が登場するのは昭和30年頃です。

SPレコードは大きな図体でしたが片面3分半しか収録できませんでした。
従って4番まで歌ったのではレコードに入りきらないので、4番まである歌詞だと、
そのうちの一つを省略せざるを得ませんでした。通常3番が省略されるのが多かったです。
そんな曲は調べて見るといくつも発見できます。

市販の歌詞集などにはその4番まで収録されているものと、実際に吹き込まれた3つの番だけを
収録したのと二通り見かけられます。

なお中には3番まででも入りきらない一節が長い、或いはゆっくりテンポの曲があったりして、その場合歌手は3番まで収録出来るようにテンポアップを要求されました。
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この回答へのお礼

 明快なご回答、ありがとうございます!

 SPの収録時間の制約によるものでしたか。完全に納得、です!

お礼日時:2012/12/25 20:25

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