
お邪魔します★
苦心の末、最近自分の読書傾向が特定の作者しか読まないコト以外に、内容が第三者的な視点で描かれているものを好むんだ、と悟りました(苦笑)
そしてシュールでアイロニーな言葉遣いが表れているとすごく気になります。鋭くて気だるいカンジの。
う~ん・・・なんというか語り部が存在するやや回想ちっくな文章とか・・・カギ括弧がたくさん続くより、語り部の語り口が斬新なサスペンスやミステリー(トリックやアリバイなどにこだわりはないです)はないでしょうか??
お相手してくださると大変参考になります★
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>語り部が存在する
ということは一人称で書かれていて、
>内容が第三者的な視点で描かれているもの
その話者が私立探偵/刑事でも、被害者でも、犯人でもない
作品ですね。
しかも
>シュールでアイロニーな言葉遣い
もうこれはスティーヴン・ドビンズ『死せる少女たちの家』(ハヤカワ文庫)しかないでしょう!
ハロウィンの夜、少女が行方不明になったところから物語は始まるのですが、平凡なアメリカ郊外の町は大混乱をきたす。それを、語り手は、一種超然とした立場から眺めているのです(もちろんこの超然とした立場、というのもひとつの伏線)。
ちょっと前の本ですが(私が紹介するエンタメ系はいつも古い…)、アマゾンでは買えるみたい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150409 …
町全体の人々があちこちに出てきて、登場人物も多岐に渡るのですが、どの人もくっきり描き分けられています。
ただ、ミステリという分野は、一人称の話者が、探偵の活躍を記述する(エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人事件』とか、一連のシャーロック・ホームズ、初期のポワロ、あるいは金田一耕助もののように)スタイルから発展して、一人称の探偵(ハード・ボイルド)になっていったという流れがあるんです。
だから、そうした過去に先祖返りしたような作品は少ない。
でも質問者さんは、そうした黒子に徹した語り手は、ちょっと好みに合わない。
となると、むずかしいなぁ。
ドビンズは、単に先祖返りしたわけではなく、その語り手の存在そのものを伏線としているので、うまいなぁと思いました。
あ、書きながら思い出した。
坂口安吾の『不連続殺人事件』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041100 …
これ、その条件にヒットします。
舞台が終戦直後の日本なんです。
なかなか極彩色で、おもしろい。
どちらもまだお読みでなければよいのですが。

No.3
- 回答日時:
既にお読みかもしれませんが、北村薫の初期作がオススメです。
「空飛ぶ馬」「夜の蝉」「秋の花」「六の宮の姫君」は、近所で起こった事件を女子大生が知人の助けを借りながら解いていくスタイルのシリーズものです。女子大生といっても語り口は知的で穏やかでとても落ち着いています。女性らしい優しさもあります。だからといって退屈なわけではなく、ぴりっと緊張した空気のまま、ラストまで飽きさせません。作者は元国語教師なので、そういった意味でも「日本」の美意識が随所に顕れている良作だと思います。 皆様ご回答ありがとうございました。
この度は私のPCが壊れてしまい、ネット接続が皆無になってしまっていて、皆様に大変ご迷惑をおかけしました。
是非参考にさせていただきたいと思う本のご紹介ありがとうございました・・・。
No.1
- 回答日時:
これも第三者的読み物と判断できるのかどうかはわかりませんが、
「ミスマープルと十三の謎」アガサクリスティー著
はいかがでしょう?かなり有名な作品なので、ある程度洋物ミステリーを読んだ方なら、もうすでに読まれているかもしれません。
13人の人が集まって、それぞれ自分だけが結果を知っている謎や未解決事件を話し、謎を解きあうといった内容です。
確か、この作品は何かの作品の続編のようなもので、「火曜ナイトクラブ」という作品が始まりだったような。
もちろん、「~十三の謎」から読んでも、まったく問題ありません。
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