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ロシア語の辞書で、以下のように書かれていましたが、この場合の読み方というか、格変化、アクセント位置等は、どうやって読み解けばよいのでしょうか。
('は直前の文字の上にアクセント記号があったことを表しました)

зима' [ジマー] 23:-ы' 対 зи'му, 造 -о'й;複 зи'мы

巻末格変化表の23番ですと、

単 газе'т|а -ы -е -у -ой -е
複 газе'т|ы -  -ам -ы -ами -ах

とあったのですが、どのような格変化をして、アクセント位置がどうかわるのか、
よくわかりません。

また、別の例で、
коне'ц [カニェーツ] 7:-нца', 造 -нцо'м;複生 -нцо'в
というのもありました。
表7を見ると、

ме'сяц -а -у - -ем -е
ме'сяц|ы -ев -ам -ы -ами -ах

とあるのですが……

ご教授いただければ幸いです。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

ご質問は要するに、格変化表の読み方が分からない、ということですよね? 以下、そのつもりで回答します。



まず23番を例にとりますと、

単 газе'т|а -ы -е -у -ой -е
複 газе'т|ы -  -ам -ы -ами -ах

これは、単語の原形(主格)のうち、|より前の部分、つまり語末の一文字を除いた部分が語幹(変化しない部分)であることを示しています。そこでこれをзимаという単語にあてはめると、次のようになるわけです。
(この段階ではアクセント位置を無視して、語形のみをあてはめます)

単 зим|а -ы -е -у -ой -е
複 зим|ы -  -ам -ы -ами -ах

すなわち
単 зима, зимы, зиме, зиму, зимой, зиме
複 змиы, зим, зимам, зимы, зимами, зимах
というのが、зимаの格変化の全語形です。

巻末の変化表からここまで読み取ったら、もう一度зимаの載っているページに戻って、今度はアクセント位置を確認します。その際、頭の中で6つの格を並べておいてください。
単 :主 生 与 対 造 前
複 :主 生 与 対 造 前
まず単数主格は見出しになっていて、語尾のаにアクセントがあることは問題ないでしょう。次に

-ы' 対 зи'му, 造 -о'й;複 зи'мы

とありますが、この最初の「-ы'」は単数生格の語尾です。つまり、生格では語尾にアクセントがあることを示しています。与格が書かれていないのは、生格と同様(語尾にアクセント)だということです。次に「対 зи'му」とあり、これは対格でアクセント位置が語幹に移動するという意味です。さらにその後に「造 -о'й」となっているのは、造格でアクセント位置が語尾に戻ることを表しています。前置格は書かれていないので、アクセント位置は造格と同様です。最後に「複 зи'мы」とあるのは、複数主格でアクセント位置が語幹に移動することを意味します。そして、その後なにも書かれていませんから、複数形の変化形はすべて、このアクセント位置に順ずるということになります。

文章で説明すると、なかなかややこしいのですが、このようにして読み取っていけば、зимаの変化形と、それぞれのアクセント位置がすべて分かるわけです。

以上をふまえて、変化表7はサラッといきます。

ме'сяц -а -у - -ем -е
ме'сяц|ы -ев -ам -ы -ами -ах

単数形の方に|が入っていないのは、主格全部が語幹になっているということです。したがって、語末のцの後に格変化語尾をつけていけばよい、ということです。複数形では|の前の部分が語幹ですから、上に説明したのと同じ考え方で変化形を作ってください。
さて、これをконецという単語にあてはめるわけですが、конецの「е」は出没母音といって、格変化によって消えたり出てきたりします。だから、基本的にはмесяцと同じ変化なのですが、еが消えることを表すために、あえてнから後ろを書いてあるわけです。

коне'ц [カニェーツ] 7:-нца', 造 -нцо'м;複生 -нцо'в

ちなみに、単数対格が主格と同じ形(конец)になる以外は、すべての変化形でнとцの間のеが消える(つまり単数生格に順ずる)ので、本当なら造格や複数生格は、いちいち書く必要がないはずです。それをあえて書いている理由は、No.2さんの書かれている通りだと思いますが、この場合は念入りすぎて余計に分かりにくくなっている気はしますね。
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女性名詞で語末にアクセントがあるものの中には単数対格のみアクセントが語頭に移動するものがあります。



nominative зима́

genitive зимы́

dative зиме́

accusative зи́му

instrumental зимо́й, зимо́ю

prepositional зиме́

複数はすべて語頭にアクセント。

辞書では、アクセントの移動が始まるところをその語形を載せることで示す(単数主格~前置格、複数主格~前置格の順)のが普通ですが、いったん移動したアクセントが再び元に戻りまた移動するような複雑なものは、格を添えて書きます。

зима́ の場合、単数対格でいったんアクセントが移動するので「対 зи'му」のように示し、「造 -о'й」で戻り、複数からは語頭に移動するのでこのようになります。

辞書によっては「対 зи'му、複 зи'мы, зим, зи'мам」と書いてあるものもあり、「対」の字で単数では対格だけがアクセントが変わることを示し(もし、たとえば生格以下すべてアクセントが移動するなら生格形だけを示し「生」の字は書かない)、複数でアクセントが移動せず規則変化なら複数は書かない、となります。

коне'ц では、出没母音があることを示すとともに単数生格以下すべてアクセントが語末に移動し、不規則はないので本来なら単数生格だけ書けばいいのですが(生の字がないことに注意)、無生物名詞で単数主格と対格が同形のためアクセントが語頭に戻りますから念のためということで、造格を書いています。複数生格は例外的な形を持つものが案外多いのでこれも念のためです。

アクセントが行ったり来たりするものは注意が必要で、辞書の凡例に見方が書いてあるはずですから読んでおくことをすすめます。

複雑な例として конь の変化をリンクしておきますから辞書の表記と見比べてみてください。
http://en.wiktionary.org/wiki/%D0%BA%D0%BE%D0%BD …
(Declension の show をクリック)
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見たままだと思います。


газетаという単語は単数では、газет の後に、生格では-ы、与格では-е、対格では-у、造格では-ой、前置格-еがつきます。

具体的に書くと

主格 газета
生格 газеты
与格 газете
対格 газету
造格 газетой
前置格 газете

газе'та は力点が移動することはないので、そのままです。
複数形も同じように、変化します。


коне'ц は、еが出没母音でちょっとわかりにくいのですが、力点が変化する語尾にあります。
(単数)
主格 коне'ц
生格 конца'
与格 концу'
対格 коне'ц
造格 концо'м
前置格 конце'

力点(アクセント)の位置は辞書の通りです。
|の前の部分が変化しない語幹で、|以降が変化している語尾となります。

カ-ニェ’ッツ
カンツァ’
カンツゥ’
カニエ’ッツ
カンツォ’ム
カンツェ’


となります。

何が疑問なのかよく分からなかったのですが、一応答えてみました。
私が質問の意味を勘違いしていたら、ごめんなさい。

この回答への補足

質問がわかりにくくて申し訳ありません。

зима' [ジマー] 23:-ы' 対 зи'му, 造 -о'й;複 зи'мы

この場合において、23の後の-ы'、対 зи'му、造 -о'й;複 зи'мы、の、それぞれが何を意味して、格変化上、どのように影響してくるのか、その結果、どのような格変化を起こすのか、が知りたいです。

補足日時:2013/12/07 19:31
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