いよいよ冬季ソチ・オリンピックが開幕しました。
この雪を少しばかりソチに分けてあげたいとの余計なお世話はさて置き、日本選手団には是非とも頑張って欲しいと切に願うところ。
何しろどうしようもなく日本が好きです、この美しい島国に生を受けた事に喜びと誇りを感じずにはおれないが、その一方に於いて、他国への興味となれば何と申しましてもフランス、幼き頃よりの憧れと言ってもよい。
アメリカでもなく・イギリスでもない、何故フランスなのかは自身分からぬが、その取っ掛かりは幼少の砌叔母よりプレゼントされた、アレクサンドル・デュマ著 「モンテ・クリスト伯爵」 にありました。
マルセイユを舞台にしたこの小説が、幼い私にフランスへの興味を植え付け、今に至るのでしょう。
思えば中一の時、乏しい小遣いで初めて買ったアルバムがミッシェル・ポルナレフのベスト、巷では「シェリーに口づけ」が大ヒットしておりましたが、それ以降フレンチ・ポップスに夢中。
他方映像の世界もまた多士済々で名作・秀作が目白押し、私自身今尚世界一の美女と疑わぬ アヌーク・エーメ 主演の 「男と女」 、若き アラン・ドロン の美貌と野心、そして驚愕のラスト・シーン が印象的な「太陽がいっぱい」 、御存知 ジャン・ポール・ベルモンド 主演の 「勝手にしやがれ」 等々、それこそ枚挙に暇がない。
ポール・モーリア / フランシス・レイに代表される、上品で優雅な調べをバック・ミュージックに、そして詳に入った心理描写が齎すその特徴は、或る意味ハリウッド映画のダイナミズムとは対極にある感すらします。
その一方で、欧州のエスプリが凝縮された如きパリは無論の事、マルセイユにも・ニースにも・そしてアルプス山麓の田舎町グルノーブルにも行ってみましたが、フランスはもうどうしようもなくフランスでして、それ以外のなにものでもない。
雪がしんしんと降り続き、出掛ける事もままならない為、朝っぱらから飲んだくれております。
お暇でしたら、是非フランスへの興味・想い・経験談を御聞かせ下さい。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
私は英文科でしたが、大学を卒業して、就職してから友人になったなかに、何人か仏文科がいました。
朝吹先生に心酔していました。もう一人は、おうちが骨董屋さんで、わりと、自由がきいたので、三十歳を目前にして、フランスに留学していました。フランス文化の中には、日本人を酔わせる何かがあるみたいですね。その辺り、他の方のご回答も面白く拝読しています。
1867年のパリ万国博に日本は、幕府・薩摩藩(他の藩も行ったかも)こぞって参加しました。それで、頭をぶん殴られるぐらいの衝撃を受けたのではないか、と、推察できます。パリの町並みは、今とそんなに変わらなかったでしょう。エッフェルタワーも、もう建っていたわけですから。その後遺症が、現在まで続いているのではないか??
その後、文化芸術を学ぼう、という日本人は、必ずマルセイユまで船で行き、そこから陸路でパリに向かいます。
それで、皆さん、酔っ払ったようになって帰ってきたし、それだけの高い文化が、パリにあったんだと思います。パリに、追いつき、追い越せ、とがんばったけれど、追いつけるものではありません。
フランス人の友人にパリ案内をお願いしたおり、”それで貴女は、パリのどこに住んでいるの?”ときいたら、一瞬、顔を真っ赤にして、それから、いかにも残念そうに、”いいえ、私は郊外に住んでいるのよ。”と返事をくれました。ハハァ、フランス人でも、パリに劣等感があるわけね。
私の住んでいるアメリカは、自由が売り物です。皆さん、アメリカ人であることを誇りに思っています。
しかしながら、やはり、一旦、パリで仕事を始めると、”僕は、フランス語がうまくないのに、我慢してくれている”なんて、言う始末です。日本に住むアメリカ人が、一度でも、そんな殊勝なことを言ったのを、聞いた事がありません。偉そうに英語で話しています。パリでいじめられたのかなぁ。
アメリカの自由とパリの自由は、質が違っています。フランスでは、一緒に住んでいても、結婚をしている男女が少ないのに、アメリカでは、皆、結婚・離婚を繰り返します。
私がパリに感じるのは、昔、日本がそうであったように、質素であり、美しいものを愛し、それを保つためには、信じられないようなやせ我慢をする。合理的で無駄を嫌う。人生の楽しみを物に求めない。他人と自分を比べない。全体的にアメリカのような”贅肉”がありません。
最近の日本については、私、わからないので、アメリカとの比較で失礼しました。長くなりましたので、この辺で。コタツ酒はよろしいですが、二日酔いには気をつけて。
回答ありがとうございます。
>朝吹先生に心酔していました。
朝吹一族とは、フランス文学の一大血脈ですねぇ、私でもその存在を知っているぐらいですから・・。
しかも長州閥・慶応閥に連なる華麗なる一族でもある、その縁者に長岡外史や後年の政治家・石井光次郎なんて方がおられまして。
>1867年のパリ万国博に日本は、幕府・薩摩藩(他の藩も行ったかも)こぞって参加しました。それで、頭をぶん殴られるぐらいの衝撃を受けたのではないか、と、推察できます。パリの町並みは、今とそんなに変わらなかったでしょう。エッフェルタワーも、もう建っていたわけですから。その後遺症が、現在まで続いているのではないか??
恐らくそういう事なのでしょう、当たらずといえども遠からずといったところでしょうか。
>その後、文化芸術を学ぼう、という日本人は、必ずマルセイユまで船で行き、そこから陸路でパリに向かいます。
質問文の冒頭で述べた通り、マルセイユは積年の憧れでしたが、長じて行ってみましたところ、東京で生まれ育った身からすると、正直さほどの都会ではなかった。
まあ80万人程度の人口で、フランス第2の都市だそうですが、欧州全体に当て嵌まる図式として、元来が豊かな上、地方分権の短くない歴史があり、その首都を除いて大都市が成立し難い背景が備わっている、そういう事と理解しております。
>それで、皆さん、酔っ払ったようになって帰ってきたし、それだけの高い文化が、パリにあったんだと思います。パリに、追いつき、追い越せ、とがんばったけれど、追いつけるものではありません。
その遥か後年、高度経済成長期の倍々ゲームに依り、表面上の経済指標では遍くフランスを凌駕した感がありますが、フランスに限らずヨーロッパ全体に言える特徴として、政府ですら把握・捕捉不可能なアングラ経済・マネーの質・量が共に凄いという事、この点で我が国はとても敵わない。
何しろ古い世襲貴族ともなると、数百年に渡り富の蓄積と血の交錯を繰り返してきた訳で、一方近代国家の成立は僅かここ100年~150年程度に過ぎず、まあ無理も無い事なのでしょう。
>ハハァ、フランス人でも、パリに劣等感があるわけね。
なるほど、我が国の都会と田舎、こういった構図と同じなんでしょうか。
>アメリカの自由とパリの自由は、質が違っています。フランスでは、一緒に住んでいても、結婚をしている男女が少ないのに、アメリカでは、皆、結婚・離婚を繰り返します。
長い事ビジネスで英国人と関わって参りまして、概ねそのメンタリティが日本人とさほど変わらず、言うなれば規律好きである、ほぼそう断言出来ます。
ところで私のイメージの中のフランス人は超個人主義の面々、ナポレオンをそのピークとして、その後のフランスが軍事面で他先進諸国の後塵を拝しているのは、その辺りに原因があるのでは?、私はそう睨んでおりますが・・。
>私がパリに感じるのは、昔、日本がそうであったように、質素であり、美しいものを愛し、それを保つためには、信じられないようなやせ我慢をする。合理的で無駄を嫌う。人生の楽しみを物に求めない。他人と自分を比べない。全体的にアメリカのような”贅肉”がありません。
ほ~う、御指摘の点は私の認識と随分と異なります、フランスの在り方こそは先鋭的な退廃文化(決して悪い意味ではなく)の一形態、そう捉えておりましたが・・、一つ勉強になりました。
>コタツ酒はよろしいですが、二日酔いには気をつけて。
質問を出したまま飲んだくれて、真昼間から大いびきで寝ておりましたら、夕方庭を見てビックリ仰天。
首都圏でここまでの降雪・積雪は生まれて初めての経験かも知れない、何しろその雪質がスキー場で見るパウダー・スノーでして、明日も穴籠りするしかないかも知れません。
尚コタツ暮らしは死ぬほど好きなんですが、部屋の景観を損ねる為厳禁との事で、結婚以来20年以上お許しが出ない。
その昔実家暮らしをしていた時には、こたつの脚の下に布団を敷き、その場所で起きては寝るの、それはもう見事なまでに横着な暮らし振りでしたが、今となってはそれも叶いません。
No.9
- 回答日時:
こんにちわ。
お礼をありがとうございました。ご質問がありましたので…(笑)
残念ながら、HNそれじゃないんです。。
私リアルタイムで映画観てますけど、殆ど記憶になく、ただ、観てて
疲れ果て、ゲンナリしたことしか覚えてないんです。。(汗)
HN何の意味もないんですけど、娘のイギリス人のお友達からいただいたのですが、
でも、登録してすぐ後、ちょっと太目の方がイギリスから出て、ちょっと焦りました。(笑)
私、パリは4年前に初めて行ったのですが、豪華なところは性に合わないので、
オペラ地区のプチホテルに泊まりました。
オペラ・ガルニエでバレエ公演を観て、帰りにワイン飲んで歩いて帰れるような、、
アクセス最高で、ホテルも私はとても気に入りました。
私の場合、「フランスに魅せられる…」というより、少女時代(古い言い方ですね、笑)
最初に憧れたのがフランス、という感じでしょうか。
本物の神髄も知らないので、大変語弊がありますが、私の勝手なイメージですが、
他のヨーロッパの都市の中でも、パリは’粋な下町’という感じも持っています。
今の私は、isokenさんご夫婦と同じになりますが、一度だけ行ったウイーン、プラハに嵌り、
また、一度も行ったことのない、熱帯アジア、アフリカに魅せられております。
おはようございます、再度の御回答を賜り恐縮です。
>残念ながら、HNそれじゃないんです。。
>私リアルタイムで映画観てますけど、殆ど記憶になく、ただ、観てて
>疲れ果て、ゲンナリしたことしか覚えてないんです。。(汗)
やはり違いましたか、推測が外れて残念です。
私自身「アデルの恋の物語」を10代で見た時は、やはり全く面白くなかった、ところが遥か後年もう一度鑑賞した際には、また違った印象を持ちました。
恐らくかの作品がそのコンセプトとする情熱と狂気、その辺りが若い世代の理解力には少々荷が重い、もう一度御覧になれば、或いは違った印象をお持ちになるのかも知れません。
尚フランス人に言わせれば、カトリーヌ・ドヌーブよりもむしろイザベル・アジャーニの方がフランス女優そのものらしい、我々の認識とは随分違うのですね・・。
>登録してすぐ後、ちょっと太目の方がイギリスから出て、ちょっと焦りました。(笑)
なるほど、「奇跡の歌声」と称されるあの方ですか。
>私、パリは4年前に初めて行ったのですが、豪華なところは性に合わないので、
オペラ地区のプチホテルに泊まりました。
そもそもパリは歴史的景観を大切にしておりまして、市内の再開発に力点を置いて参りませんでした、依って我々異国人にとってその交通網は複雑怪奇。
但しオペラ地区自体は、放射線状に延びた扇の要を為す交通至便な土地柄、それは賢明な御選択でした。
>今の私は、isokenさんご夫婦と同じになりますが、一度だけ行ったウイーン、プラハに嵌り、
また、一度も行ったことのない、熱帯アジア、アフリカに魅せられております。
ウィーンは、或る意味東欧への玄関にしてハブ空港的意味合いを持ちますので何度か行きましたが、一方のプラハには私も一度しか訪れた事がない。
但しこじんまりとはしているが歴史的景観を備え、ドイツ系・スラブ系両文化が融合した、それはもう美しい街並みですねぇ、近い内に是非ともリピートしたい、そう思わせる魅力があります。
その一方で、個人的に adele さんへ是非お薦めしたいのが、やはり東南アジアでしょうか。
中国・インド両文化圏に挟まれ、その融合を土台に独自の発展を遂げた特異な地域でして、何よりも経済勃興に於けるダイナミズム、そこから派生する或る種の熱気には、興味深いものがあります。
ヨーロッパとの比較に於ける物差しが全く異なりますが、私個人は年に一度は熱帯の息吹を肌で感じたくなる、且つ財布にも優しくお得感が満載。
先ずはタイ辺りへお出掛けになり、バンコク・チャオプラヤー川沿いに林立する、豪華ホテルに宿泊されては如何でしょう?
マンダリン・オリエンタルは別格としても、オフシーズンを狙えば、その他ペニンシュラ・シャングリラといった豪華5星ホテルですら1泊2万数千円程度からでして、それはもうお薦め。
一度東南アジアに嵌りますと、時間的・経済的気安さから、それはもうあちこちへと行きたくなってしまう、そんな魔力を持つようです。
No.8
- 回答日時:
こんばんわ。
そうですね~、フランスに限らずヨーロッパは大好きですが、
確かに10~20代の頃は、なんと言っても’フランス’でしたね。
先ずは、やっぱり言葉の美しさ。
お堅い政治の話してても、まるで詩を語ってるようでうっとりします。(笑)
フランスの若い女の子は、POMME,PLUM,PLUME…とPで始まる言葉を繰り返し、
フランス語をチャーミングに喋る練習するって聞いたことあります。(笑)
私10代の頃は、ブリティッシュ・ロック少女(^^ゞでしたが、やはり、
isokenさんと同じく、M・ポルナレフ好きで聴いてました。
フレンチ・ポップスは、他の国のロックと一線画してましたね。
S・バルタン、F・アルディ、S・ゲンズブール&J・バーキン、…
でも、バルタンもバーキンも、フランス人じゃないんですけどね。。
ついでに、画家なら、モディリアーニもミロも、レオナルド藤田も(笑)
フランス人じゃないですものね。
パリは19世紀の昔から、芸術の都で、ボヘミアンたちを惹きつけたんですね。
私世代にとって、フランスと言えば、お洒落!というイメージでしたね。
その昔、F・モレシャンの本を読んで、フランス人の気質、お洒落、美意識、
エレガンスとは何か、など、大変感銘を受けた記憶があります。
安井かずみの、パリと東京を舞台にした珠玉のエッセイに憧れを募らせ、
小林麻美(フランス好き?美意識高い)のオールナイトニッポンも
聴いてました。よくF・アルディかかってました。懐かしい…
音楽なら、ドビュッシー、ラベル、サティ、フォーレ…やはり洗練されてますね。
文学では、私は中学の時に読んだカミュの「異邦人」で、、
映画は、、もう長くなりますが、ヌーヴェルヴァーグも知らない頃に観た、
「死刑台のエレベーター」「恋人たち」「男と女」…フランスしかできないですね。
もう支離滅裂ですね、すみません、朝から飲んだくれてはいないんですが^^;、
フランスの魅力。。なんでしょう、、
歴史と文化、生活があって、美意識、刺激、気骨があって、大人の魅力ですかね。
あ、もう一つ思い出しました。
フランスはアムールの国ですから、大統領が事実婚でも、女優と浮気しても、
そこはプライベート、仕事に支障がなければいいんですよね(笑)
長々、失礼いたしました。。
こんばんは、回答ありがとうございます。
>先ずは、やっぱり言葉の美しさ。
>お堅い政治の話してても、まるで詩を語ってるようでうっとりします。(笑)
小説「最後の授業」でしたか、普仏戦争に敗れたフランスが、アルザス・ロレーヌ地方をドイツに割譲する条件で講和した為、当該地域の授業は明日以降ドイツ語となる、その最後の授業に於いて教師が発した言葉が「フランス語は世界一美しく明晰な言葉」、そういう趣旨でした。
>パリは19世紀の昔から、芸術の都で、ボヘミアンたちを惹きつけたんですね。
ジャンルを問わず、欧州の芸術家はほぼパリを主戦場にしておりますね、それはもうヨーロッパのエスプリ・花の都ですから、他国・他都市との比較に於いて、注目度が違ったのでしょう。
>安井かずみの、パリと東京を舞台にした珠玉のエッセイに憧れを募らせ、
自由奔放な生き方をされていたみたいですね、彼女も。
>小林麻美(フランス好き?美意識高い)のオールナイトニッポンも
聴いてました。よくF・アルディかかってました。懐かしい…
彼女、ガゼボのカバーを唄っておりましたよね。
>文学では、私は中学の時に読んだカミュの「異邦人」で、
adele さんもそうですか、もう皆さん感心するしかないんですが早熟過ぎる、中学でカミュは反則でしょう。
私が中学生の頃の愛読書といえば、「がきデカ」とか「トイレット博士」、今思えば女の子の方が随分と大人であった気はしますが・・。
>フランスはアムールの国ですから、大統領が事実婚でも、女優と浮気しても、
そこはプライベート、仕事に支障がなければいいんですよね(笑)
フランス人の恋愛観は、我々の乏しい想像力を遥かに越えた高みにあるようです、良く言えば形に捉われない、別の言い方をすれば融通無碍といったところでしょうか。
ところでオランド大統領の浮気の露見で、非難の矛先が当の御本人ではなく、事実婚のお相手である女性に向けられたのには少々驚きましたが。
今ふと思ったのですが最後に一つだけ、adele さんのHNって、まさかイザベル・アジャーニの例の映画を捩ったものではないですよね?、仮にそうであれば少々出来過ぎって気がしたものですから、では・・。
No.7
- 回答日時:
ボンジュールです!
おフランス良いざんすねぇ~。
私はおフランスといえばサンマロ湾に浮かぶモンサンミッシェルが美しいと思います。
あとやはりワインですね、特にボルドー産が好きです。
そして車好きの私としましてはやはりシトロエン、プジョー、ルノーがグッときます、以前と比べるとだいぶ影をひそめましたが仏車特有のソフトなんだけどコシがあり心地よくストロークする足回りと身体を優しく包み込むシートが印象的です。
雪が降らない温暖な気候の南仏あたりも最高だと思います。
回答ありがとうございます。
>ボンジュールです!
こちらこそボンジュールです!
いつも思うんですが、PFの柴犬君可愛いですね。
実はうちも柴犬を飼っておりまして、夕方庭の方から何やら悲しげな鳴き声がすると思いきや、この大雪で犬小屋の出入り口が塞がって出るに出られず、何とかしてくれと訴えていたようでして、大笑いしてしまいました。
>そして車好きの私としましてはやはりシトロエン、プジョー、ルノーがグッときます
さて、私はそんなに車に詳しくはないのですが、シトロエンのコンセプトは、家庭の豪華なシートを車に・・、そういう事らしいですね。
つまり最初にシート・ソファありき、次いで車全体のフォルムやデザインに及ぶ訳で、他国に於ける自動車開発のプロシージャーとは全く異質との事、さすがはおフランスざんす。
No.6
- 回答日時:
こんにちは。
今日は朝から大雪で出かけることもままなりません。
少しお邪魔しましょう。
私はisokenさんとは年齢も少し離れておりますしね、
子供の頃の楽しみと言えば本しかありませんでした。
ですからデュマの「岩窟王」など夢中になって読みました。
崖から海に投げ落とされる場面などワクワクしましたものね・・・
「家なき子」のレミ少年にお母さんでしたか?
作ってくれる「焼きりんご」、どんなに美味しいものなのか?
これも子供心にワクワクして・・・
「ルパン」も読みましたね・・・
ガニマール刑事、今でも覚えています・・・忘れないものですね。
フランスとはこう言う国なんだ?
私が最初に覚えたフランス語は「Lupin」でした。
7~8歳くらいの頃でしょうね。
フランスへの想いが昂じて中学1年の時、
フランスの女の子と友達になろう!!そう決心しましてね。
文通をすることにしました。
今は知りませんけど当時「ペンパル」と言う専門雑誌がありました。
イヴリンと言う女の子でした・・・
2~3回も文通したのかな?
写真を送ってくれましたよ、小太りの可愛い女の子でした。
台紙つきの4角い写真でしたが、
フランスの写真とは日本と随分違うなぁ・・・そう思った記憶があります。
続きませんでしたね・・・
当然と言えば当然です(笑)、こちらは辞書と文例集、片手ですから(笑)
最後にこれはどう言う意味でしょう?とか言われて・・・
大方、脈絡なく「巴里の空の下セーヌは流れる」、
そのくらいのことを書いたのでしょう。
本格的にフランス文学を読んだのは上の学校に入ってからでしょうね。
私も毎日のんだくれていたわけでもないのです。(笑)
長くなりました、フランス映画の話はまた機会がありましたら。
したいのですがね・・・
最後に少しフランス印象派画家のことを話し終わりにしましょう。
マネ・モネ・スーラ、三題話のようですがとても良い!
セザンヌ・ルノワール・・・私がフランスと言う国に魅かれるこれも理由でしょう。
ゴッホと言う人がおりますね、オランダの人です。
「烏のいる麦畑」と言う、実に最晩年の狂気としか言えない作品・・・
小林さんが絵の前で蹲り立ち上がれなかった・・・
これは私のような者にでも分かることです。
こんばんは、回答ありがとうございます。
昼寝しておりましたら、お礼が今の時間になってしまいました。
>「ルパン」も読みましたね・・・
「ルパン」と「ホームズ」は、小学生時代の定番中の定番でしたが、あとはジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」とか「八十日間世界一周」辺りでしょうか、それはもう大好きでした。
>フランスへの想いが昂じて中学1年の時、
>フランスの女の子と友達になろう!!そう決心しましてね。
文通をすることにしました。
>今は知りませんけど当時「ペンパル」と言う専門雑誌がありました。
それは凄い、中一時代の私は英語すら持て余しておりまして、フランスなんて単なる憧れと想像の世界でしかなかった。
尚私の時代には中一コース(学研)・中一時代(旺文社)に、確かペンパル・コーナーというのがありましが無論国内限定、実は私も一度だけ、四国の女の子と文通した事があります。
恐らく馬鹿な事を書き連ねて送っていたと思いますが、その内向こうの女の子から「成績は?」なんて聞かれまして、何しろ当時は馬鹿に付ける薬があったら、我が両親が大枚はたいてでも喜んで買ってくれたであろうほどの超低空飛行でしたから、その顛末は恐らく御想像頂けるかと思いますが・・。
>本格的にフランス文学を読んだのは上の学校に入ってからでしょうね。
>私も毎日のんだくれていたわけでもないのです。(笑)
私共の一世代程度上の方々は、ろくすっぽ授業に顔すら出さない様な人が、怖ろしく難解な外国語の原書を読んでおられたりしますから、驚きです。
私は第2外国語にフランス語を選択して1年で挫折、次いでスペイン語・これも撃沈、3度目の中国語も実は危なかったのですが、得意の拝み倒しで何とか単位をもらい、まあ無事にと言うか何と言うか・・。
>最後に少しフランス印象派画家のことを話し終わりにしましょう。
これは turukamejirou さんに限らず、感心する事に皆様芸術全般に造詣が深くてらっしゃる。
私などは絵は全く駄目、皆目分かりません、何しろ小学~高校を通しての成績が2~3の辺りを彷徨っておりましたから、無論5段階ではありません、10段階での評価ですが・・。
No.4
- 回答日時:
私はフランスの血中濃度高いです(^-^)/
趣味はフランス料理食べ歩き、フランスワイン、フランス絵画鑑賞ですから。
フランスは10回以上訪れ、アパルトマンを借りてパリに長期滞在した事もあります。アパルトマンと言っても日本で言う3LDKのマンションでキッチン付き。目の前の広場のマルシェで新鮮な食材を買ってキッチンで料理しました。フランス人の愛する、春が旬のホワイトアスパラも買えて、パリジェンヌになった気分でした。
でも、フランスの宿の魅力は、パレス・ホテルや、シャトー・ホテルですね。なんと言っても元は何百年も前に実際に宮殿やお城として使われていたので歴史の洗礼をうけていて、豪華な設備や一流のサービスを経験できますから。マリー・アントワネットも滞在したパリのホテル・クリヨン、ダイアナ妃が最後に滞在したパリ・リッツ、ニースのアランドロンやビートルズも滞在したネグレスコ、グレース・ケリーが結婚記念式典を挙げたオテル・ド・パリ(モナコですがほとんどフランスの一都市なので)、500年前の貴族の古城をホテルにした、チャールズ皇太子やミッテラン元仏大統領の常宿の、シャトー・ド・マルシーなどが印象に残っていますが、いずれもお姫様になれた気分でした。
お城巡りも大好きで、ベルサイユ宮殿はもちろん、ナポレオンが生涯愛したフォンテーヌブロー城、デュマのダルタニャン物語を映画化したディカプリオ主演の仮面の男のロケ地となったヴォー・ル・ヴィコント城、ダ・ヴィンチも設計に加わったシャンボール城、フランソワ一世も滞在したシュノンソー城など、どれも息を呑むような豪華さでした。。古城というほど古くはありませんが、南仏にあるロートシルト家の邸宅、エルフッシ・ドゥ・ロートシルト・ヴィラの建物、庭園共、夢のように素晴らしいです。。男爵婦人のエルフッシは、マリー・アントワネットの大ファンで彼女になりきるために邸宅を装飾し、アントワネットが実際に使用した家具もありましたので、テイストが私に非常に近いのかもしれません(^_^;) 下手な美術館よりも豊富な美術品で装飾されていて、ロートシルト家の富を感じました。
フランス料理も、フランス文化の大きな部分を占めていますよね。フランスで初めて400年前に出来たレストラン、トゥール・ダルジャンは、昭和天皇も二度訪れていますが、内装など何もかもがため息が出るほど豪華で、ここの鴨料理にかなうものはありません。他にも、歴史あるミシュランの厳しい評価を得ている三ツ星レストランの数々にも行きました、歴代フランス大統領の行きつけのタイユバン、ランブロワジー、ル・ムーリス、ギ・サヴォワなどは、死ぬまでに行きたかったので夢がかないました。でも、マルセイユで食べた、朴訥なブイヤベースも忘れられません。。漁師達が開発したブイヤベースの元祖で、ピカソも食べたもの。高級レストランで豪華なブイヤベースもたくさん食べましたが、ここのは魚介のエキスの味や香りが卓越していました。
後、私はフランスの美術鑑賞が趣味ですが、美術館だけでなく、実際に画家の足跡を追いました。モネのジベルニーの邸宅と庭園、ゴッホが描いたアルルやサンレミやオーベル・シュル・オワーズの様々な風景やカフェの場所、ゴッホが入院していたサンレミの療養所、ゴッホとゴッホを支援した弟テオが眠るお墓参り、セザンヌが描いたサントヴィクトワール山などのエクスアンプロバンスの風景の場所、セザンヌのアトリエや邸宅、シニャックの描いたサントロペの港、シャガールの南仏サンポール・ド・ヴァンスのお墓参り、ルノワールの南仏カーニュの最期の邸宅、マチスの手がけた南仏ヴァンスの教会、ラウル・デュフイの描いたニースの海岸が見えるデュフイの宿泊したホテル、パリのドラクロワの邸宅とアトリエなどなど。。
後は、パリでショパンゆかりのスポット巡りをしたり、ブルゴーニュでロマネ・コンティのワイン畑を訪れたり、シャモニーでモンブランに登ったり、モンサンミッシェルで荘厳な世界遺産を観光出来たのも貴重な思い出です。もちろん、パリのラファイエットでのショッピングも欠かせません(^-^) フランスの奥深い魅力を語り出すと尽きないのでこの辺で。。
回答ありがとうございます。
>私はフランスの血中濃度高いです(^-^)/
haiji さんらしいですね、何よりです。
>でも、フランスの宿の魅力は、パレス・ホテルや、シャトー・ホテルですね。
らしいですよね、それはそれは歴史と文化を感じさせるとの事、いつか機会があればと思っておりますが・・。
ことホテルに関して、私は余り浮気をしない質でして、パリであればいつもシャンゼリゼはルイ・ヴィトン本店?近くの「ジョルジュ サンク」、ここ以外に泊まった事が無い、何よりもフォーシーズンズ系列でしてねぇ、気安く・普遍的なサービスを受けられる点で気が楽です。
>フランスで初めて400年前に出来たレストラン、トゥール・ダルジャンは、昭和天皇も二度訪れていますが、内装など何もかもがため息が出るほど豪華で、ここの鴨料理にかなうものはありません。
家内がフランス料理を好きでしてねぇ、トゥール・ダルジャンにも一度だけお付き合いした(ニューオータニにはそれこそ何度も)が、まあこのお店は野暮天の私ですら昔から知っていたそれこそ世界に名の知れた超有名店、フレンチ・レストランというには余りに重厚な外観ではありますが・・。
凱旋門近くのタイユヴァン辺りと双璧なのでしょうか、但しミシュランの評価に関してのみ言えば、トゥール・ダルジャンのそれは急降下しているらしいですね、まあ私なんぞは家内の受け売りを喋っているに過ぎませんが。
>フランスの奥深い魅力を語り出すと尽きないのでこの辺で。。
以前より haiji さんが、どうやらパリ通とは存じておりましたが、それにしても御詳しい。
その体験談・知識の引き出しのごく一部なのでしょう、多岐に渡り熱く語って頂き勉強になりますが、まあ正直言って私程度の知識では太刀打ち出来ない為、そのかなりの部分を端折ってしまった事、御詫び申し上げます。
さて我が家は10年ほど前より家内が東欧に嵌り、私は元々熱帯アジアが好きときておりますから、フランスはとんと御無沙汰、一方に於いて貯まりに貯まったマイレージの特典旅行で、今年末の休暇には、久し振りにパリへと目論んでおりましたら、予約開始のスタートラインに大幅な出遅れ、ビジネスの直行便が取れずに、家内から大目玉を喰らいました。
イスタンブール経由パリ便が、有る事にはあったのですが、まあ正直それも面倒というかはっきり言って嫌、元より航空券に身銭を切る気は全く無いので、パリ旅行が何故か台湾旅行に化けてしまって、ここ数日家内にぶーぶー言われて困っております。
ただエバー航空の利用は初めてでして、加えてエアバスA321-200という、ビジネス・シートが8席しかない小さめのジェット機も初めて、更には台北空港のエバー航空ビジネス・ラウンジも実は楽しみ、ここだけの話ですが・・。
No.3
- 回答日時:
いちばん最初の「フランス体験」は本だったのですね。
読んだフランスの本・・・岩波文庫のフローベールの「ボヴァリー夫人」「ドビュッシー音楽論集」くらいですね。かつての先生によると、フローベールは「偉い人」らしいので。
「ドビュッシー音楽論集」は、おもしろかったです。
いちばん最初の「フランス体験」は音楽でしたよ。フランソワ・クープラン。クラヴサン音楽とリュート音楽を中心に、中世から後期バロックの欧州の音楽が好みなので。クープランのあとは、デュファイ、バンショワ、マショー、オケゲム、マラン・マレ、エヌモン・ゴーティエ。ただ、中世はフランスというよりフランドルで活動していた作曲家が多いですが。。近代では、ドビュッシーのピアノ音楽はほとんど好きですね。
どの時代のフランス人作曲家も、ソロ曲、歌曲、アカペラは得意ですが、室内楽曲、管弦楽曲の作曲は苦手なのかなと感じますね。
とてもおもしろくて印象的なフランス映画をむかし地上波でみましたが、題名はすっかりわすれました。ナンセンスで文明批評的な、視聴者をおちょくるような雰囲気の映画で、広い家の庭にサメっぽい形をした噴水があって、そのサメの口からうがいをするようにゴボゴボと水が出たり、出なかったりする場面がある映画です。
世界経済全体にデフレ化の懸念があるにもかかわらず、フランス国内で Japan Expo など日本関連の博覧会の観客動員数は右上がりのようですね。観客の七割が24歳以下、観客の二、三割は近隣国から来ているそうです。一年中どこかで日本関連のエキスポ、コンベンションが開かれているようなので、フランスが欧州での異文化のハブのようになっているようですね。刺激によってあたらしい文化がフランスに生まれてくるんでしょうか。
回答ありがとうございます。
>いちばん最初の「フランス体験」は本だったのですね。
そうなんです。
先に挙げたモンテクリスト伯爵に触発されて、次はナポレオンの伝記を読んでみましたら、ナポレオンの愛読書・プルターク英雄伝なんてのが出て来まして、更には世界史全般に興味を持った次第です。
>どの時代のフランス人作曲家も、ソロ曲、歌曲、アカペラは得意ですが、室内楽曲、管弦楽曲の作曲は苦手なのかなと感じますね。
華麗なる音楽遍歴を御披露頂きまして、慙愧に耐えません。
大変残念ながら個人的にはその殆んどを存じ上げませんが・・。
>フランスが欧州での異文化のハブのようになっているようですね。刺激によってあたらしい文化がフランスに生まれてくるんでしょうか。
イギリスはまあ欧州本土に影響を及ぼす普遍的な文化を持つ、或いはそれを意図する土地柄・国民性ではない、イタリアは昔年の都、ドイツは欧州の片田舎に過ぎない、・・となればやはりフランスこそがヨーロッパそのもの、そう理解して差し支えないかと思います。
何しろパリに至っては、全欧州の文化を飲み込み・咀嚼して、そのエスプリを昇華させた如きの、まさに花の都でしょうから。
No.2
- 回答日時:
フランスにあこがれる気分は近代日本人の通性のようなものかもしれませんね。
私はかの地に行ったことも行こうとおもったこともありませんが、私の中でのフランスは通俗小説「アンジェリック」の世界で完結しています。特にこじきになったヒロインが泥棒たちを従えて生き生きと走り回るボンヌフあたりのパリの下町などがすぐ思い浮かびます。ともかく全巻の中でもフランス編は宙で何もかも覚えて自分の小説にそっくり使ってしまったような時期もありましたが、今は皆忘れてしまいましたw。いずれにせよ私も「深夜特急」で沢木耕太郎がばっさり切り捨てたように、フランス映画もフランス人も一時期の高揚はなく、プライドばかりが高くて堕落の一途をたどっているという印象を共有しています。まあ、パリなど、遠くにありておもうものということではないでしょうか。
水をさすようで申し訳ありません。
回答ありがとうございます。
>私の中でのフランスは通俗小説「アンジェリック」の世界で完結しています。
寡聞にして存じませんでしたが、少々調べたところ新刊は殆んど無いとの事、どうしても読みたい方は、古本を探してみるしかないようですね。
>いずれにせよ私も「深夜特急」で沢木耕太郎がばっさり切り捨てたように、フランス映画もフランス人も一時期の高揚はなく、プライドばかりが高くて堕落の一途をたどっているという印象を共有しています。
「深夜特急」は私にとりましても愛読書でありますが、そうですか、沢木氏はフランス全般に対しネガティブな反応をお持ちでしたか。
何しろ本作での個人的な興味の対象と記憶が、アジアに留まっておりまして、フェリーでギリシャからイタリア半島へと渡るくだりと、ポルトガルのホテルでの顛末を除いて、正直ヨーロッパ編は印象が薄かったものですから・・。
>水をさすようで申し訳ありません。
どう致しまして、我が意を得たりとの御意見・御回答ばかりを頂こうとは、はなから思っておりません。
率直な御感想を賜り、感謝するばかりです。
No.1
- 回答日時:
フランスは行ったことはおろか造詣もありませんが
いくつかの思いを述べます。
まず、その言語の美しさです。
あの、柔らかでエレガントな言葉を男が話すと
普通に話しているのに、まるで口説いているようです(笑)
そして、開高健の傑作「夏の闇」の冒頭
「旅館のすぐまえに川が流れ、木立にかこまれた寺院が対岸にある。
いつ見ても川は灰黄色にどんよりにごり、数知れない小穴をうがたれ
寺院の屋根の怪獣は濡れしょびれている」を思い出します。
後、同じく開高健が言っていたことですが
冬になると、パリで焼き栗の屋台が出ており
それを辛口の白ワインと一緒に食べると美味しいと聞きましたので
早速、やってみると驚く美味しかったので
一度、それだけをやりにパリに行きたいです。
また、かの有名なプルーストの「失われた時を求めて」は
今、8巻の途中ですが、主人公の女々しい性格はさておき
彼女とキスをするだけのシーンや
好きな木の側を馬車で通り過ぎるだけのシーンに何ページも費やす
ほとんど、パラノイア的と言える程の濃密で
貴族的に洗練されたエレガントな文章に圧倒されています。
それと、映画で言えば「五月のミル」のような
田舎を描いたものにもエレガントさを感じますし
「パリ・ジュテーム」の最後のエピソードで
パリ14区にある公園のベンチにアメリカ人女性観光客が坐るシーンには
人生の深い感覚が描かれていたように思います。
こうやって書き連ねてみますと
フランスの核心は「エレガンス」にあるのではないかと思いますね。
あるいは「シック」でしょうか。
回答ありがとうございます。
>まず、その言語の美しさです。
>あの、柔らかでエレガントな言葉を男が話すと
>普通に話しているのに、まるで口説いているようです(笑)
仰る通りフランス語は、無機的な語感の英語との比較に於いて、ひょっとしたら愛を語るに最適の言葉かも知れませんね。
alterd さんの御年齢であれば、記憶の片隅におありになろうかと思いますが、その昔 アラン・ドロン
と ダリダ とのデュエットで「甘いささやき(パローレ・パローレ)」という歌がありましたが、殆んど全篇が文字通り囁きでして、初めて聞いた時それは驚いたものです。
>そして、開高健の傑作「夏の闇」の冒頭
開高健氏は、フランス文化全般にわたるオーソリティとも言える方でして、その方面の博覧強記振りはつとに有名です。
尚余談ながら、その昔朝日新聞社の特派員として、ベトナム戦争を取材しておられた開高氏の滞在先「ホテル・マジェスティック」が、私のホーチミンに於ける定宿でもあり、氏が滞在した104号室の真上の204号室(当地は欧州スタイルの表記でして、204号室は3階にあり、辛うじて虫の侵入を防げる為)をいつもリクエストして、一人悦に入っております。
>かの有名なプルーストの「失われた時を求めて」
alterd さんの博学振りも、中々どうして音楽だけに留まらず、文学全般にも及んでおられるようですね。
私のプルーストに関する知識は、彼がユダヤ系にしてホモセクシュアリティであられたという程度、何しろ第1巻「スワン家のほうへ」(だったでしょうか?)の途中で、投げ出してしまいましたから・・。
>フランスの核心は「エレガンス」にあるのではないかと思いますね。
あるいは「シック」でしょうか。
もう一つ付け加えるならば、善悪両面の意味で退廃的な国民性、プルーストなどはその典型の様な御仁であられたようですが。
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