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最後の最後を除いて…

ラストの、カプローニ氏が堀越二郎技師に、"これがキミのゼロか…美しいな…"と言われたシーン、ありましたよね。
あのセリフ、本当に宮崎先生の本意だったのでしょうか?

殆どのかたは御存知ないと思いますが、先生は以前、欧米機と日本機を比べられた時に、こう仰っていました。

"欧米機はオリーブオイルだが、日本機は水みたいだ" …と。

これは、日本の飛行機には色気が無いと、言っている様なものです。
正直、宮崎先生は日本機には余り興味が無い…というより、嫌悪感さえ持っているのではないか?と思われる発言が所々散見されます。

宮崎駿先生の(全てを知り尽くしたいレベルの)ファンのかたは、恐らく、最後の零戦が飛んで行くシーンで、あれれ? と思われたのではないでしょうか?
どう考えても、零戦は戦闘機ではありません。
零戦は航空機の基本設計そのままで、戦闘機ではなく女性的です。戦闘機としての男性的な魅力がありません。
こんなつまらないただの軽飛行機を、宮崎先生が心から美しいと想うわけがありませんよ!

A 回答 (1件)

>>正直、宮崎先生は日本機には余り興味が無い…というより、嫌悪感さえ持っているのではないか?と思われる発言が所々散見されます。



宮﨑氏の映画を見ると、戦闘機に限らず、銃器や武器にこだわりがあるのが判ると思います。なので、基本的に「武器・兵器が大好き!!」っていうところではないでしょうか?

まあ、私も、軍事面に興味あるし、基本的に拳銃やライフルは好きですが、でも、旧日本軍の拳銃である、南部十四年式は、好きではありませんし、その後に開発された南部九十四年式にいたっては、デザインやメカの双方で嫌悪感を感じるしろものだったりしますね。

そして、宮﨑氏がゼロ戦に対して、嫌悪感を持っているという気は、「風立ちぬ」ができるまでの記録を密着記録した、『プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 映画監督 宮崎 駿の仕事 「風立ちぬ」1000日の記録/引退宣言 知られざる物語』の映画を劇場で見た限りは、彼のゼロ戦への愛情は感じても、嫌悪感は感じませんでした。
ちなみに、映画館では、前の席に、デートで来たと思える老夫婦がおられました。映画館でのタイトルは、DVDのタイトルとは違っていて「風立ちぬにからめての恋愛映画」を思わせる映画のタイトル名だったので、デートにぴったりだと勘違いされたのでしょう。実際は、アニメ「風立ちぬ」ができあがるまでのドキュメンタリーであり、恋愛の「れ」の字も出てきません。
映画がはじまって、しばらくして2人が何か相談しているように見えた後、2人そろって席を立たれてしまいました・・・。

なお、ゼロ戦は、当時としては、常識はずれのすばらしい設計の戦闘機でした。向かうところ敵なしであり、米軍は、「セロ戦とは単独で戦うな!」との禁止令を出すほどでしたからね。まあ、空力性能を考えて、優美な曲線で仕上げられているから、女性的に見えるかもしれません。
でも、ゼロ戦と戦った敵戦闘機からすれば、大口径の機関砲を備えた悪魔のような戦闘機に見えたようです。

宮﨑氏は自分の最後に創る映画として、ゼロ戦をテーマに選んだのですから、その美しさと強さ、大東亜戦争末期で、戦闘機でなく、特攻機として使われてしまった悲劇性も含めて、彼は好きなのだと私は思います。

この回答への補足

おはようございます!
素晴らしい回答です。感激しました!
感謝致しますm(__)m
きちんと御返事したいので、後日改めて返信致します。
ありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

補足日時:2014/07/10 07:30
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