秘密基地、どこに作った?

最近付録の、USB-DDCをつかって、fiio d03kっという手のひらサイズのDACを使用して、
PCオーディオを楽しんでおります。

USB-DDCっといっても、アンプサンプリングが目的ではなくて、
PCからデジタル信号を取り出し、単体DACを使用したかったので、最適の付録でした。

1980年代~1990年代の中古DACを気長に店頭にでるのを待とうと思っていました。

でも、AVアンプには必ず「DAC」が内蔵されておりますよね。
17~8年前のAVアンプは、今や1万数千円で購入できます。

17~8年前とはいえ、定価20万円クラスのAVアンプ内蔵DACの「音」はどうなのでしょうか。

私もそのころのAVアンプを使用しておりましたが、映画DVDでの使用以外はほとんどないため、
DACの性能を考えたこともありませんでした。

中には、「pc→AVアンプ→スピーカー」っというデジタルケーブル一本で
最短のつなぎ方をしている人もいるかと思います。
またはCDプレーヤー→AVアンプをデジタル接続している方も多いと思います。
CDプレーヤー単体できくのと、AVアンプ内蔵DACを聴くのとでは差がありますでしょうか。

あまりにもおおざっぱな質問だとは思いますが、AVアンプに内蔵されているDACが
どの程度のレベルなのか知りたいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

17~8 年前と言うと 1996~7 年……1990 年代後半ですか?



難しい時代ですね(^_^;)。

先ず……

>1980年代~1990年代の中古DACを気長に店頭にでるのを待とうと思っていました。

これは止めた方が良いと思います。

確かに、この時代の DAC は Analog Audio 時代の音に慣れた者にとって鮮烈な印象を与えた銘 DAC が多いのですが、如何せん部品の劣化が進んでいて、劣化した部品を交換する修理が殆どできないという危険があります。

具体的には DAC Chip の出力部に用いられている Decoupling Capacitor (Condenser) が劣化していると DAC 自体が正常に動作しなくなるというもので、電源 Condenser に用いられている電解 Condenser の劣化はよく知られていても DAC Chip 出力の Decoupling Capacitor に用いられている Film Condenser の劣化はあまり知られていないだろうと思います。

http://amp8.com/etc/amp-inho/c-test.htm

勿論、きちんとした修理工房ならば劣化した Decoupling Condenser を交換してもらえるでしょうが、中古屋や Auction で手に入れる DAC は「通電して音さえ出れば問題なし」みたいなものでしょうし……。


……で、1990 年代後半の AV (Audio Visual) Amp' に用いられている DAC ですが……

AV Amp' に入力された DA (Digital Audio) 信号はいずれも DSP (Digital Signal Processor) で Surround 処理されてから複数の DAC Chip を経て Analog 変換されますので、言わば DAC で Analog 変換する前に Digital Tone Controller やら Digital Echo Processor やら Digital Enhancer などの Effecter 演算を行った後に DA 変換されることになります。

御質問者さんは以前の私の回答を御存知と思いますが、私が曲毎に Software を選んだり Software での Equalizer 処理や Enhancer 処理を施したりしているのと同様のことを AV Amp' は行っているわけで、いわゆる Pure Audio とはかけ離れた事を行っているわけです(^_^;)。

また 10 万円の AV Amp' は Power Amp' 回路だけでも 2ch Amp' 数台分の回路を搭載している上に DSP 回路や Video 回路なども搭載させることから DAC 部分に投じられる Cost は非常に限られており、複雑多岐に渡る入出力形態を採ることができる Control Center であることからも限られた開発 Cost や開発期間内で音質面に対して充分な吟味が行われているかどうかも疑問です。……特に最上級の Status Amp' 以外の機種では Status Amp' からの Cost Down Model ですので、音質面で充分な吟味が行われたものかどうか、ますます怪しいものになります。


かつて私は DENON DVD5000N という DVD Player を愛用した時期がありました。

1999 年発売ですので 20 世紀末期の製品ですね。

http://audio-heritage.jp/DENON/player/dvd-5000.h …

定価は 27 万円もする Player なのですが、何と新品が 11 万円台などという在庫処分扱いになっていた店があって速攻で購入してしまいました(笑)。

そんな値崩れを起こしたのには理由があったのです。

DENON と言えば DCD3500 などからの銘 CD Player を出し続けている名だたる Audio Maker ですが、Video 回路の開発技術は殆どなく(汗)、当時は SONY が Progressive 対応 12bit 54MHz Over Sampling Video 回路と SACD (Super Audio CD) にも対応する Universal Player を 20 万円で発表し、PANASONIC も Progressive 対応10bit 27MHz Over Sampling Video 回路を持つ DVD Player を 10 万円で発表したことから、DENON も次期中堅 DVD Player として 10 万円級 CD Player を Base にして開発中の DVD Player に Progressive 対応の Over Sampling Video 回路を搭載せざるを得なくなり、その結果 DVD5000 の Video 回路はあっという間に「10 万円台の DVD Player にも劣るじゃん!」というものになってしまったのです。……DVD Transport 部も PANASONIC 製でしたし(^_^;)……。

……でも、私が求めるのは高画質の DVD 再生ではなく、高音質の CD 再生であり、DVD の画質はそこそこで良いものでしたので、当時 Long Seller となっていた DCD1650N よりも遙かに練り込まれた 20 万円台の DCD-S10/III-N 用高性能 DAC 回路を更に進化させた DVD5000 が DCD1650N を購入する予算に福沢さんを数枚足すだけで手に入るとあって、速攻で買い求めてしまったというわけです(笑)。

その後 DENON は 3 年かけて 14bit 108MHz Over Sampling という、これでもかと言わんばかりの Progressive DVD 再生回路を搭載した DVD A1N を発表するのですが、開発 Cost がかかり過ぎて 35 万円を超える定価を付けざるを得なくなったばかりか、S1 Series という贅沢な CD Player の生産もうち切らざるを得ないことになり、遂には MARANTZ 社と合併するに至っています。

下写真は中味を見て思わず呻ってしまった DVD5000 の左右独立 DAC 回路なのですが、高価で入手困難な TIBB (Texas Instruments Burr Brown) PCM1704 Multi-Bit DAC Chip を 4 基も驕っている Bubbley (笑) な回路です。

……でもまぁ、音は……いや、確かにどんな音楽 Source にも揺るぎない高性能ぶりを示してくれたのですが、Camera で言えば最新の 17 群 19 枚構成超高性能 Lens みたいな……つまり高性能過ぎて返って味気ないと言うか、大人し過ぎると言うか……音楽ではない「野鳥や虫の声を録音した Source」を DVD5000 の DAC を通して再生すると「Alpha 24 Processor は要らないぞっ! 24bit に演算する回路を Bipus して 16bit 再生する Switch はないのかっ!」という気にさせられました(汗)。……何と言うか、大気感 (響鳴感) が薄いような……音そのものは恐ろしいほど精緻なのですが……。

DENON DVD5000N……一応 AAD とか DDD なんて印が付いている 1980 年代の CD Source を再生しても問題なく「凄い」性能を発揮してくれるものだったのですが、「野鳥や虫の声を録音した Source」では「DSP 演算しない方が良いのでは?」と思ってしまいましたので、性能だけ追ってはいけませんね(^_^;)。


1990 年代後期の DAC は DENON DVD5000N に用いられていた PCM1704 のような高性能 DAC Chip が出現した時代である一方で、安価な DAC 回路は後の (2000 年代の) iPhone などに用いられた「PCM2702/2704 系列の方がマシ」という旧世代の欠点を引きずった DAC も混在していた時代ですので、選択が難しいですね。

2000 年以降の DAC ならば殆どが 3bit×8 や 4bit×6 の Multi Stage Single Bit……これを Multi Bit と宣伝していたのには腹が立ちますが(笑)……ですので、性能上は 20 世紀のものとは段違いですが……。

……というわけで、狙うのならば 2000 年以降の機種が良いのでは? と思います。

素敵な Audio Life を(^_^)/
「AVアンプのDACの性能。」の回答画像1

この回答への補足

古いDACはやはり手を出すのは危険ですか・・・。
それをハッキリ言っていただいて、本当に良かったと思っております。
SONYの古いDACが好き好きで、元上司が1988年の製品を使っていることもあり、
DACっというのは、CDトランスポートのように機械が動くわけでもないし、消費電力もすくないので、勝手に「長持ちする」っと思っておりました。

正直、2000年以降のDACになると、あまり安くなっていない。
っというのが現状なのと、1990年代まではとても大きな機器だったのに、
非常に小さい機種が増えているような気がするのです。
私は、中身がスッカスカでも、外側が大きいものが好きです(笑)

DVD5000N、音よさそうですね。でもちょっと血が通っていない音なのでしょうか。
でも、そのような音にも魅力を感じます。とくにロックなどは細かい音が聴こえた方が好みです。

AVアンプは確かに「多機能」過ぎて、DACにそれほど気を使っているのか気になりました。
とりあえず単体DACが見つかるまで、AVアンプのDACでお茶を濁そうと思っていましたが・・・。なやみます。

補足日時:2014/09/30 00:00
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/09/30 00:01

DACのチップがそれなりに良いものだとしてもそれ以降のアナログ回路部分が少々お粗末な場合が多いです。


最近のものならハイレゾブームもあって良くはなっていますが20年ぐらい前だとあまり期待は出来ないでしょう。
しかし、比べる相手がFiiO D03Kだと古くても古いAVアンプの方が少しはマシかもしれません。
それでも、同価格のプリメインアンプよりは音質は落ちると思ってもいいかと思います。
AVアンプはその中に複数のアンプやサラウンド回路が入っているのに対してプリメインアンプは2ch出力のみでサラウンドなどの回路もありません。
その分を全て音質に注ぎ込めますから・・・

安くて性能のいいDACならこういったものもあります。
CARAT-SAPPHIRE/LE
http://styleaudio.jp/2011/sapphire.html
http://kakaku.com/item/K0000442142/

FiiO D03Kと比べれば雲泥の差かもしれません。
良いUSB DDCとアンプ、スピーカーを組み合わせるとびっくりするぐらいの音が出るんじゃないでしょうか?

この回答への補足

そうなんです。くらべる相手がfiioなので、AVアンプのDACでも一時的にいいかな。っと思ったんですが・・・。

こんな小さくて、4万円程度で単体DACって売っているんですね。
私は、PCで買い物をしないので、お店を回って実物を探すのですが、電量販店やちょっとしたオーディオ店には置いてないですよね。
DACって売れないんですかね・・・。

おっしゃるとおりで、Fiioは「高音質」じゃないですよね。デジタルをアナログに変換するだけ。という感じだと思います。

でも便利なんですよね(笑)
小さいから隙間に置けますし、TVがデジタル出力しかないので使用したり、古いDVDレコーダーの音がメリハリがないので、そこにも使用しております。結局3台持って色んな所につけてます。

補足日時:2014/09/30 12:16
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/09/30 12:16

あまり良くなかったというのが本当じゃないでしょうか。



アンプは本来の目的が増幅なわけでDA変換はおまけです。とくにAVアンプといわれるものは、増幅のためのユニットも7個とか付いているうえに、増幅以外の色々が大量に付いているわけで、音質より多機能が売りの製品です。

今はデジタルアンプというとD級アンプを指しますが(一部はフルデジタルアンプ、廃れました)、20年くらい前はアンプにDACを内蔵したものを指していたこともありますね。こちらも、DACとアンプのベストな組み合わせの製品というのは存在しなくて、DACは使えない、アンプ(の音)もダメだ、ということになって、セット販売的なものは無くなりました。

ビクターのAX-Z921というアンプを中古屋でみつけて、技術的に興味のある製品だったので買ってみたことがあるのですが、音は残念なものでした。

この回答への補足

AVアンプは過剰なくらい多機能すぎますよね・・・。
DACだけの性能といっても、他にコストをかけすぎているので、DACがいかほどなものか・・・。
お店の中古品がBGM的に鳴っている音はきれいな音なんですけどね・・・。

DAC内蔵アンプ!ありましたね。今でも結構なお値段で中古で売っていますね。
良い評判はあまり聞きませんね。

私はvictorのk2のDACの音がとても好きで、本当はvictorのDACが一番欲しいです。
でも、中古でもとても高いのであきらめておりますが・・・。

補足日時:2014/09/30 12:02
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/09/30 12:02

>17~8年前とはいえ、定価20万円クラスのAVアンプ内蔵DACの「音」はどうなのでしょうか。


まぁ、悪いでしょうね……。

元々AVアンプは音の良さよりも5.1chを再生出来る事が主眼なので、2chのDACに比べて音が良いことなどありません。しかもAVアンプは高級オーディオでも何でも無い、単なるデジタル家電です。
例えば今から20年前の、安めのコンポに付いていたCDプレイヤーがそんなにいい音がしたのか?と考えてみれば、自ずとイメージが沸くでしょう。(要は鳴れば良いと言った程度)

それに20年前の家電なんて寿命を通り越しているので、音が出れば奇跡のような物です。
今更1000円払ってゴミを買うのは馬鹿馬鹿しいです。
どうせ受けられる信号はDolbyAC3かリニアPCM(44.1と48だけ)だけでしょうし、ハイレゾもAACもDOLBY TRUE HDも受けられないAVアンプなんて価値はありません。

ちなみに5年くらい前の30万円のAVアンプのDACよりも、3年前の2ch用の4万円のDACの方が良い音がします。
AVアンプのDACは癖も何も無いまっさらで精密な音がしますが、それが音楽に合うのかと言うと個人的にはNOです。

>CDプレーヤー単体できくのと、AVアンプ内蔵DACを聴くのとでは差がありますでしょうか。
単品で10万円程度のCDプレイヤーならそっちの方が音が良いでしょうし、それ以下ならAVアンプが新しければAVアンプの方が良いかも知れません。

この回答への補足

私は、ハイレゾに興味はありませんので、44.1kHzでも、48Khzでも音がよければいいのですが、古いAVアンプは規格だけで言えばゴミかもしれませんが、DAC部分もゴミ同然っということですね。

5年前の30年前のAVアンプと3年前の4万円の2chのDACでは、4万円の方が良い音がしたのですか?
そんなに違うものなんですね。

しかし、「AVアンプのDACは癖も何も無いまっさらで精密な音」っという表現がとても興味があります。

補足日時:2014/09/30 00:09
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/09/30 00:09

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