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音素は何の最小単位で、
分節素は何の最小単位なのでしょうか?
また、音素と分節素の違いはなんですか?

A 回答 (2件)

「分節素」なんて、久しぶりに聞いたなぁ。


英語の segment のことをこういうことがあります。
普通は「分節音」と訳すけどね。

「音素」の定義は難しいけど、「最小単位」という言葉を使うのであれば、
意味を変える最小の単位
ということになるかな。
日本語の 「柿(かき)」/kaki/ と 「鍵(かぎ)」/kagi/ では意味が違うけど、これは /k/ と /g/ の違いで、これ以上小さくはできない。


「分節素」は普通は音声学的に分解できる最小の単位のことをいうけど、ものすごく曖昧な用語で、人によって「音素」と区別しないで使っている人や、単に「単音」のことをいう人もいる。


例えば、「象(ぞう)」。
現代標準日本語では [zoo] といっても [dzoo] と発音しても意味は変わらない。
だから [z] と [dz] は同じ音素 /z/ の異音ということになる。
このとき、[z] を分節音(分節素)とすることには誰も異論はないけど、[dz] をどうするかは人によって違う。
ある人は二つの分節音(分節素)[d] と [z] の連続だといい、またある人は [dz] でひとつの分節音(分節素)だという。
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《分節素》って知りませんでした。

検索しても 《分節素》としては 出て来ません。


 ▼ (ぶん‐せつ【分節】 ) ~~~~~~~~
 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/197543/m6u/ …

 2 《articulation》 個々の音をはっきり発音すること。また、音声を出すための音声器官の調節や運動。

 3 《syllabication》 音節に区分すること。音節に分けること。

 ▼ (超分節接辞) ~~~~~~~~~~~~~~~~~
 http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E8%B6%85%E5%88%86% …
 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 《超分節接辞 (ちょうぶんせつせつじ) あるいはかぶせ接辞 (かぶせせつじ) 》とは、
  超分節素を変える派生を接辞と見なすものである。

 《超分節素》とは
  複数の音素にまたがる強勢や声調を指す。

 ▼ (言語の二重性) ~~~~~~~~~~~~~~~~~
 http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E5%88%86%E7%AF%80% …

 言語学 § 3.2 二重性
 
 アンドレ・マルティネは言語が単なる音声の羅列ではなく、二重構造を有していることを指摘した。

 すなわち、文を最小単位に分割しようとした場合、まずは意味を持つ最小単位である形態素(morphèmes)のレベルに分割される。そして、形態素はさらに音素(phonèmes)に分割される。

 例えば、日本語の [ame](雨、飴)という語は語としてはこれ以上分解できないが、音素としては /a/、/m/、/e/ の三つに分解される。言語の持つこのような二重構造は二重分節(double articulation)と呼ばれる。動物の発する声にはこうした性質が見られないため、二重分節はヒトの言語を特徴づける性質とされる。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ☆ 形態素は 記号素( monème )とも呼ぶと知りました。

 整理しますと:

 (あ) 音素は 音韻の最小単位体です。具体的には 子音と母音とです。ちなみに日本語の形態素は一般に 一子音+一母音(いわゆる CV )です。

 (い) 分節素とは 言語としての対象をさまざまに分析したときのそれぞれの単位体です。

  (ⅰ) 話し手が自己表現するとき その意志表示としてまとめられた最小の単位体が 文です。
  (ⅱ) 文の集まりが 文章です。
  (ⅲ) 文は 文の成分から成ります。
  (ⅳ) 文成分は 主題(問い)と論述(答え)です。
  (ⅴ) 文の成分は 語を用いて表わします。
  (ⅵ) 語は 体言と用言(これらの活用形態をふくむ) そしていくらかの条件詞(文条件=接続詞や 超文条件=間投詞など)に分かれます。
  (ⅶ) 語は 音韻でつくられます。人間の発する音声について 言語として分類したものを音韻と言います。
  (ⅷ) 語を語の意味のある音韻の集まりとして捉えたときその最小のかたちを 形態素と言います。
  (ⅸ) 形態素は何で出来ているかと言うと 音素と呼ぶ・音韻の最小形態です。

  (ⅹ) 文章を分解して 文から音素までにわたって分析したそれぞれの単位体が 分節素だと言えると思います。

 (う) 音素(の結合体)が同じでも アクセントや声調が違うと 語として意味が違ってくる場合があります。そのようなアクセントや声調のことを 《超分節素》と言うようです。《形態素の補助要素》のようなものでしょうね。
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