西洋人と私達日本人は、一般人の色彩感覚にひどく差があるように感じます。デザイナーは別として、西洋人の方が一般人でも色のセンスがいい、と思うのです。持って生まれた色彩感覚、というのもあるとは思いますが、色のセンスは生まれ育った環境にもよるのでしょうか?
ヨーロッパの某国に住んでいますが 年配の普通の方でも、日本の雑誌などを見せると、デザインがよくないと感じるようです。(オシャレとは程遠いタイプの方ですが…。)私もそう思います。それは文字の影響なしに、です。(日本語をアルファベットに替えたとしてもです)
このような色彩感覚は街の景観にも大きく影響してしまっていると思います。ヨーロッパ出身の主人は大の日本好きですが、日本の街並みはアグリー、本の装丁もヨーロッパの方がデザインがイイ、と言っています。伝統的なものは別として、外観はヨーロッパの方がよく、中身は日本の方が優れている、ということです。
その昔の私達のものや風景は美しかったと思います。なぜ現代日本の身の回りは醜い色で溢れてしまったのですか。醜いうるさい色づかいの世界に生きていると、そのことに気づかないのでしょうか。日本人一人一人がもっと海外に出て美しい街並みを見たら、変わっていくのでしょうか。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
#3です。
お礼ありがとうございます。いくつか反論と別の視点から・・>私はヨーロッパ人には普段から美意識があるように思えるのです。
うーん、私もアメリカで生活していた時期がありますが、そうは思いません。いや、確かにヨーロッパのデザインは素敵ですが、それが「美意識」だけなのか、と言うと違うし、日本人に美意識がないか、と言われれば当然にあるわけです。
それは「違う」のであって、私はヨーロッパ人には普段から美意識がある→日本人にはないと言外にいう、のは違うと私は思います。以下、ちょっと個別に
ヨーロッパの多くのパッケージについていえば、確かになにも書いてないわけですが、それは逆に言語化できない、という部分も多くあります。ヨーロッパで流通している商品はEUだけでなくアラブ諸国からアフリカ、インド、場合によってはアジアまで流通していますので、パッケージに言葉を入れるのはかなり難しいわけです。その代り、パッケージの裏には細かく各国語で注意書きがかかれています。
むしろパッケージの文字でいえば、アメリカの国内商品もかなりの文字数です。ケロッグのシリアルなんてものすごく文字数も多いし色使いも派手です。
中国の製品も文字がうるさいぐらいにあります。
日本を含めて国内マーケットが大きい国は「文字」に頼れる、と言う傾向があると思います。
>主人は日本の室内のあの蛍光灯色を「病院のよう」と言います。
これね、ヨーロッパの美意識を優れている、という人はみんな言うんですよね。でもこれも異なるだけです。
ちなみに私は日本人にしては光に弱く、欧米人並みにどこでもサングラスをかけているほうです。質問者様のご主人とは逆ですね。アメリカの時は問題ありませんでしたが、日本だと「なぜサングラス?」といわれる時もあります。
日本人は蛍光灯のような「青い光」が好きなのです。なぜなら日本は亜熱帯で明るい光があふれている国だからです。
実際のところ、フィルム時代の日本製のフィルムとアメリカのフィルムでは色合いが異なりました。同じカメラでも日本のフィルムで取ると私の肌は白人並みに白く映るのですが、コダックのフィルムだとアジア人らしい黄色に映るのです。
アメリカに行って、初めてなぜアジア人が「黄色」と言われるのか分かりましたし、色調が確かに暗く陰影が強くでる、という比較ができました。
今でも私の自宅にくれば、同じカメラ・同じ地域・同じ人間(つまり私)を日本のフィルムとアメリカのフィルムで取った写真を比較することができます。
日本人は間違いなく欧米人よりも白い、というか青白い光を好むのです。白熱球タイプの蛍光管がでたときには多くの人がそれに買い換えました。その後蛍光管だけど白熱球色というものも出ましたが、あまり好まれていません。最近はLEDも増えてきましたが、やはり蛍光管色のほうが好まれています。日本人は、はっきりくっきり見える(つまり日本の太陽光に近い色に見える)のが間違いなく好きなんです。
これは欧米人とは「違う」のであって、同列に美意識で論じるものではありません。ちなみに、私は目が弱いので、蛍光灯はキライです。
>(ピクトグラムについて)あの種のデザインは海外の方が先だったのではないのですか?
いいえ、そうとは言い切れません。日本には家紋の長い伝統と、戦国時代に発達した旗印などのピクトグラムがあります。
ちなみに家紋はヨーロッパにもありますが、日本とヨーロッパ以外の地域にはなく、ヨーロッパには日本の家紋の研究者もたくさんいます。
日本はピクトグラムについてはヨーロッパと双璧である、といえます。
>目に入って来るのはチカチカとした派手な看板
ヨーロッパの街並みはたしかにきれいです。美意識が働いていることは間違いありません。日本の町並みにはたしかに美意識を感じませんが、それもそのはず「街並み」の成り立ちが全く違うからです。
ヨーロッパの都市の基本は「城壁都市」にあります。城壁都市がすぐに美意識につながっていったわけではありませんが、そこには公共と言う概念が生まれました。城壁に囲まれた都市は面積を拡張することができないため、住民に土地の所有権は無いのが基本で、道路を作るにしても建物を建てるにしても、都市デザインと規制が先にあり、それに該当したものしかできなかった、という理由があります。
その公共概念は今でもつづいていて、欧米人にとって都市は「公共のために制限があるもの」であるわけです。ですから、建物が長期に存在できる環境も含めて、外壁などの調和を大切にする美意識が生まれたといえます。ちなみにこの美意識はヨーロッパ各国が「自分たちの国はこれだけ立派なの」と競い合ううちに育まれたものであることも付け足しておきます。
日本においては、欧米のような公共概念は生まれませんでした。
日本の土地管理のルーツは墾田永年私財法にあります。ご存知の通り、自分で開墾した土地は自分の財産という概念です。これが日本ではなによりも強い概念になっていて「公共のための制限」はよほどのことがないと成立しません。成田空港を作るのにあれほど時間がかかったのは、欧米のような「土地は公共のモノ」という概念がないからです。
日本の都市も、実は同じで、日本の都市にはグランドデザインがありません。あるのは平安京(京都)などごく一部で、それも城壁がないために、都市と郊外の境い目もあいまいです。また、日本の都市は武家屋敷などは行政が配置したものの、町人街などは自由発生であったという事実もあります。都市の成り立ちに公共概念などなく、土地所有したものが連携して自分たちで街を維持していったのが日本の「都市」の有り方でした。つまり、城壁都市にあるような「公共」とか「規制」とかそれに伴う「美意識」なんてものは育ちようがなかったのです。
では、欧米人が日本のように公共概念と規制概念が無い状態で都市を作ったらどうなるでしょう。やはり美意識の規制が通るのでしょうか?私はラスベガスが一つの答えだと思います。あの街は日本と同様に公共性と規制のない状態で各種の競い合いで目立つことを競い合っている街です。欧米人であっても公共の規制が無ければキラキラのネオン街が出来上がる、ということでしょう。
一口に「美意識」といっても、これらのことを考慮する必要があります。
日本人と欧米人は様々な文化や、公共性と言う概念の成り立ちまで「違う」のです。それを無視して「美意識」で語るのは、偏狭なエゴイズムになりかねないと思います。
>醜いうるさい色づかいの世界に生きていると、そのことに気づかないのでしょうか。日本人一人一人がもっと海外に出て美しい街並みを見たら、変わっていくのでしょうか。
たしかに日本の色使いはうるさいのはたしかです。しかし逆をいえば広告効果が高いといえます。
最近の日本でも「環境を意識した色使い」が海外から入ってきて、鎌倉とか京都とかスキー場の周辺などは色規制があります。これはこれでいいのだろうと思いますが、実際のところ、雪道でコンビニの看板が茶色や緑色しかないと、うっかり見落とすことも多々あります
日本人はやはり色に頼って、店などを判断しているのだと思います。
しかし、これが「醜い」かどうかはその人の主観であると私は思います。もちろん私とて、ヨーロッパの街並みと日本や香港の街並みを比べたら、アジア的なギラギラ感は「醜い」とは感じます。
でも、上記に書いたように、街並みそのものの成り立ち、公共性と言う概念がちがうのです。
そういうことを意識しないで、単に「美意識」というものが成立するとは私は思いません。
色に対する認識の違いではこういうエピソードもあります。
https://i-wabijin.info/2015/10/02/color-recognit …
まさに「文化」の違いでしょう。
日本の色を扱うホームページにも日本の色と美意識について細かい説明があります。
http://www.color-biz.net/color_column.html(1~4まであります)
各国でのwebサイトの色使いの比較
http://www.web-consultants.jp/column/3348/
私は日本人の色彩感覚が豊かではない、とは思いません。美意識がない、とも思いません。ただ、ほぼ単一で多文化の影響をほとんどうけなかった、城壁都市の公共性は育まれなかったという部分などが「違い」を生み出しているのです。
日本人は間違いなく青い光が好き、は正直驚きでした…!日本人の多くは今でも白熱球タイプなのにわざわざ蛍光管色を選ぶのですか!!年輩者なら何となくわかりますが…。「暗いところで本を読むと目が悪くなる」と日本人は親から言われるかと思うのですが、このせい??でもなく?、本当に青白い光を好むのですか…。私は昔から天井のあの蛍光灯が憎くてたまりませんでした。。。
あと、ちょっと思い出しましたが、こちらの人はキャンドルが異常に好きですね、私は教会のイメージでしたが、実際レストランでも自宅でも、どこもかしこもとにかくキャンドルキャンドル。日本人はあまり使いませんね、あれでは全然物足りないんですよね、レストランでは確かに私も思います(食べ物が見えない)。
あぁ、家紋がありましたね!旗印というのもそうですか。あまりそういう目で意識したことがありませんでしたけど、今度からピクトグラムとして見てみます。家紋って普通一色ですよね、でもヨーロッパの家紋はごてごてとしていて単色ではないですよね。そう考えると日本の家紋の方がシンプルで際立っててとてもモダンですね。
一番よい参考になったのは、都市の成り立ち方についてです。歴史は得意ではなかったので、墾田永年私財法なんて久しぶりに目にした言葉ですが(!)。そう言われれば仕方ないですね。今まで、なぜ?どうして??とずっと疑問に思ってた事が、腑に落ちました。こちらに住んでる日本人でも私のようにわかっていないのがいますから、ヨーロッパ人に日本の街の風景は醜い〜、と思われても仕方ないですね。でも今後は機会あればその違いを説明します(日本人の知り合いにもしなければ!)。これは本当にとてもいいことを知りました。
リンクも拝見しました。二度も大変わかりやすい回答ありがとうございました!
No.4
- 回答日時:
色彩感覚と街並みを混同していませんか。
西欧の街並みの美しさは秩序美です。
東京にはそれがありません。
だから醜いのです。
江戸時代の街並みは美しいです。
これは、日本人が権利というものをまだ
充分に理解していないのが原因だと
考えています。
権利は、公の利益の為に調整されるべきもの
ということが判らないのです。
色彩感覚は環境の問題でしょう。
南洋では原色が好まれますが、日本では
渋い色彩が好まれます。
どちらがキレイか、優れてイルカ、という問題
ではないように思います。
そうですね、美しい町並みはもちろん秩序あってです。秩序なしでは色を決められない、と西洋人は自然とわかってるのでしょう。私も周りとの調和が気になる方なのでこちらの家のドアを塗る時は秩序をまず考えます。(時々こちらにも周りを考えずに突拍子もない色を選びドアやフェンスに塗ってしまう輩はいますが…)大抵の人(一般人)でも周りの色にあう色をもってくるのは上手だなといつも見ています。公園のベンチやフェンスなど何度か違う色で塗り替えられたのを見てるのですが、毎回絶妙ないい色をもってくるのです、ベンチがあるとはハッキリわかるけれども、全く浮いてない。日本だったら可愛いモノ嗜好がつよいせいか、ピンクやエメラルドグリーンなどで塗られたりしますよね。お役所の一般人の人は、明るくなるから、などとそのような色を決めるのでしょうが、ヨーロッパでは幼稚園の園内に塗る色です。公園に限らず、日本の街並みの色はぶつかりすぎで、秩序もなにもくなってしまう。。。こういうお役所の方だって、ヨーロッパへ旅行へ行けば街が素晴らしい、色づかいが素晴らしいと感心するでしょうに、なぜ日本の多くの人は身の回りの異常な色の氾濫に気づかないのでしょうか。やっぱり一人一人の美意識が低いように思えるのですが…。
(ところで、きっとそんな国だからこそ無印良品は生まれたのでしょうね。ヨーロッパでも無印良品は人気ですが、人気の秘密は機能性の部分です。無印良品に行かずとも色のシンプルな物は昔から沢山売っています)
>これは、日本人が権利というものをまだ
充分に理解していないのが原因だと
考えています。
>権利は、公の利益の為に調整されるべきもの
ということが判らないのです。
この部分がちょっとわかりにくかったです、もしよろしければもう少しわかりやすく教えていただけませんか。
No.3
- 回答日時:
ヨーロッパの色使いを「優秀である」と考えるなら、日本の色使いはよくない、と思うのが普通だと思います。
では、日本の色使いはダメなのか、というとそうでもない、と思います。
たとえばネット上のデザインを欧米と日本で比較してみると、欧米のデザイナーは「日本のデザインは古い、洗練されていない」と表現することが多いのですが「情報」というレベルで見た時に、日本のほうが優れていることが多々あります。
これは日本人が視覚から読み込む情報が欧米人よりも多いからです。漢字という文字の影響もあるでしょう、識字率の基本的な高さの影響もあるでしょうが、日本では文字がきちんと書かれていないとデザインとして「役立たず」であるのに対して、欧米のページはデザイン優先で文字を少なくするようなトレンドが見受けられます。
ですので「デザインの優劣」で見ると、欧米のほうがすっきりして色使いも綺麗で、良いように見えるのですが、情報量と言う点では日本のモノのほうが優れていることが多いのです。
本の「装丁」について考えるのは無理があると思います。なぜなら日本には「装丁」という考え方がなく、ヨーロッパには装丁の長い歴史があるからです。
逆をいえば、日本の書物は「情報」であり、ヨーロッパは権威であったともいえます。
ごく最近の話ですが、アマゾンが「読み放題」を日本でやったら1年分の装丁予算を3ヶ月で使いきったそうです。欧米ではネットにアクセスしない層まで本を読むこと、漫画などが多いことなど理由は色々ありますが、欧米に比べて日本人の本の読む量は一般的に多いと言われています。
宣教師だって、日本の商店の娘が休憩時間に本を読んでいるのを驚きを持って紹介しています。
色の話にもどります。
欧米で色というのはどうも「陰影」をこめたもの、のような気がします。また、彼らの照明の基準は間接照明で明らかに日本よりも照度が低く、なおかつアンバーな色合いを好んでいます。
日本は蛍光灯色とでもいうのでしょうか、強烈な太陽光に照らされのっぺりとした色使いを基本にしているように見えます。芸術作品でも陰影を計算して取り入れたものは数少ないでしょう。
その基準の違いと、そもそも「色に対する感受性」がまったく違うように思います。
色の東京化という面白いサイトがあります
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52222673.h …
これを見ても分かるように、日本人にとって色使いは「情報」であって、陰影ではないのです。
このよな文化的な色に対する感受性の違いが大きく影響しているのではないか、と私は思います。
もう一つ、日本人の色は「情報」だと思うのは、ピクトグラムに関してです。
たとえば、日本でよくみられる、男女のトイレの色分けとピクトグラムは前回の東京オリンピックの時に開発されたものです。
同様に日本発のピクトグラムに避難誘導灯があります。緑色の避難口を知らせるものです。
このようなモノは日本からの発信が強く、絵文字も日本発です。
日本人は色を情報として扱っている、少なくとも街中や本・雑誌などは情報としての色使いが優先されているように思います。
そして色の基本が「太陽光に負けないしっかりした色」であり、その点が欧米での色使いとだいぶ違うのかな、と思います。
>その昔の私達のものや風景は美しかったと思います
どうでしょうか?たとえば浅草の仲見世通りなどは基本的に江戸時代と変わっていません。のぼりの色使いや提灯の色使いなどから看板の色使いまで、日本の色使いがそれほど変化しているわけではないと思います。
確かに日本では何に関しても情報は多すぎるほどで、商品パッケージでもしかりです。ここまで書かなくとも、と思うほどギッシリ詰め込む。ヨーロッパの多くのパッケージは限られたことしか書いてないばかりでなく、読ませる気がないのか、文字も小さく、歳をとったら老眼鏡なしには読めないような物ばかりです。見やすく、内容が濃い、それが日本のよい点でもあるのですが、ただ目に飛び込んでくる情報量が多すぎて少々疲れる、と思ってしまうのです。駅で疲れてぼーっとしてる時でさえ、目に入って来るのはチカチカとした派手な看板…。情報がありすぎです。
宣教師の話は知りませんでした。私の住む国は先進国ではありますが、時々スーパーで店員は「シャンプーはどれか?」と聞かれるそうです、字が読めないのだそうです。このような人は僅かではありますが、確かにそうであればデザインや色の方に凝りたくなるかもしれませんね。
主人は日本の室内のあの蛍光灯色を「病院のよう」と言います。(主人はサングラスを持たないほど、眩しさに関しては大丈夫な方ですが)私はヨーロッパ人には普段から美意識があるように思えるのです。蛍光灯の下にいると本当に病院か歯医者にでもいるように、顔の小皺も毛穴も全て見えますよね。そのような醜いとこまでわざわざ見たくない、見せたくない、と。ちなみに、蛍光灯などなかった時代の陰影をもたせてない浮世絵は私も大好きなのです。
ピトグラムに関して言えばそうなのかもしれませんが、ピトグラムをデザインすることは社名のロゴをデザインすることに似ているように思います。そう考えると、あの種のデザインは海外の方が先だったのではないのですか?
リンク先、とても面白いですね!私は過去に派手派手な歌舞伎町をモノクロで撮影して、色を抑えた歌舞伎町を創造してみたことがあります。これはその逆ということですね。どちらが好きか…は個人によるのでしょうが、色の落ち着いた街と、(歌舞伎町はいきすぎですけど)日本のごくある普通の街と、どちらの街に住みたいか。日本全国民に聞いてみたいところです。
なぜどうしてこの色を選ぶのだろう…、と身の回りにある色とデザインへの興味はつきません。面白いお話が聞けてよかたたです。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
経験からすると。
。。色彩感覚は、後天的なものではないかと思います。
因みに、
高校生の時、美術の先生が、「色彩センスを良くしようと思えば、子供が生まれたら出来るだけ3原色(赤、青、黄)の物を身に着けさせると良い。」言っていました。
そう聞いていたので、息子達には幼児の頃から出来るだけ衣服や持ち物等には原色の物を使っていましたが、彼等は、学生の頃にはセンスが良いと言われるようになっていたようです。
次男は、留学先の大学で受講した美術で課題のデッサンを提出したら、教授から、出来が良いので専攻を変えて、大学院に残って美術を専攻しないかと誘われたと言っていましたので、幾分効果が有ったのかも知れないと思っていました。
当っているか如何かは分かりませんが。。。
一般論で言えば、育った地域の風景や気候、経済的な豊かさや文化の違い等も影響されるのではないかと思っています。
>ヨーロッパの某国に住んでいますが 年配の普通の方でも、日本の雑誌などを見せると、デザインがよくないと感じるようです。
如何いう雑誌を御覧になっているのかわかりませんが。。。
ヨーロッパと日本の違い、気候や食文化(肉食と草食)、絵画(油絵と水墨画)、住居(石や煉瓦造りと木と紙造り)、人間関係(個人主義と協調主義)等々を理解し認めた上でないと、それぞれの善し悪しの評価は難しのではないのでしょうか。
個人的な好き嫌いを言っているだけなら、何をか況んや!ですが。
そうは言っても、産業革命による近代化に100年も遅れた日本ですから、G7の一国とは言え、まだまだ欧米の先進国並みにはなっていない点は多々あるとは思っていますが。
異論のような事を書いてしまいましたが、個人的な感想でしかないので、ご容赦を。。。
子供に三原色の服を…、は初耳でした。色のバランス感覚がよくなり、豊かな色使いができるるようになるといった感じでしょうか。
そういえば、色のセンスは子供の頃は常に一緒にいる両親に大きく影響をうけると実感します。衣類だけでなく、自分の親の作り出す家のインテリアからもです。確かに後天的な影響は大かもしれません。
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