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学校で習った数学記号の使い方がよくわかりません。
以下の記号の使い方は正しいですか?正しくなかったらどう違うか、また正しい記法はどのようなものか示してくれると嬉しいです。

①「aは実数定数」⇔「∃a∈ℝ」
②「Q(x)は実数変数xの2次式」⇔「Q(x)∈x^2,∀x∈ℝ」
③「変数xは複素数」⇔「∀x∈ℂ」

A 回答 (2件)

「aは実数定数」 a∈R


「変数xは複素数」x∈C
 或る記号が変数なのか定数なのかは、その記号をどう使うかで決まるに過ぎないんであって、集合論的な(もちろん論理的にも)区別があるわけじゃない。
 たとえば実数変数の方程式
  x^2=1
の解の集合は
  {x | x∈R ∧ x^2=1}
であり、この方程式が解を持つ、ということは
  ∃x(x∈R ∧ x^2=1)
と表せる。(もちろん {x | x∈R ∧ x^2=1}≠∅ と書いても良い。)
 また、実数変数、実数係数の恒等式
  ax+b = x+2
の解となる係数a,bの集合なら、
  {<a,b> | ∀x(x∈R⇒ ax+b = x+2)}
と書ける。<a,b>は2つの実数を並べたもの(順序対(じゅんじょつい))を表している。(では順序対の定義は何か、と問えばそれは集合
  <a,b> = {a, {a,b}}
なのだが、この定義を実際に使う場面はまずない。)

 「Q(x)は(実数係数)実数変数xの2次式」 Q(x)∈{f | f:R→R ∧ f(x) = ax^2+bx+c ∧ a∈R ∧ b∈R ∧ c∈R}
 ここで f:R→R は「fは実数から実数への写像である」ということで、もっと基礎的な表現をすると「fはふたつの実数がなす順序対の集合の部分集合であって、定義域がRであるようなもの」ということ。すなわち
  f⊂{<x,y> | x∈R∧y∈R} ∧ ∀x(x∈R⇒∃y(<x,y>∈f))
と書ける。(で、f(x)というのは、<x,y>∈fとなるyのうちのどれか、のこと。)
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両向きの太い矢印は、(論理的な)同値を表しています。

その意味からすると、すべての使い方は適切ではないということになります。

矢印の右側の意味は、それぞれ次のような意味です。

① ある実数 a が存在する。
② Q(x) は、x^2 の元(要素)であり、かつ、すべての x は、実数である。(好意的に読めば、すべての実数に対して、Q(x) は、x^2 の元である、と読むこともできる。)
③ すべての x は、複素数である。

以上のように、矢印の左側とは、まったく意味が違うことが分かると思います。

特に、②は、問題が多いと思います。 x^2 は、一つの項であって、集合ではありません。それなのに、Q(x) が、その集合の元であるといっています。

すべてを記号だけで書こうとするのは、無理があります。ある程度、言葉を補って書くのが普通です。あなたができるだけ記号を用いて書きたいと思ったことは、次のように書くのがよいのではないかと思います。
(これが最善という積りではないし、他の書き方もあると思います。)

① 定数 a in R
② Q(x) in {ax^2 + bx + c | a, b, c in R , x in R}
③ 変数 x in C 

(集合の元を表す記号を出すことができませんので in と書いていますが、分かっていただけると思います。)
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