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電車でオーバーランがありますが、停止位置をオーバーしてもホーム内ならわざわざバックせずにドア開けちゃえばいいと思うのですが、なぜわざわざバックするのですか?

A 回答 (5件)

こんにちは。


首都圏の鉄道会社で電車運転士をしております。

>停止位置をオーバーしてもホーム内ならわざわざバックせずにドア開けちゃえばいいと思うのですが、なぜわざわざバックするのですか?

そうですね。
滑ってしまっても、最前部にホームが掛かっていれば、乗客は転落する事は無いからドアを開けてしまっても良いのではないか。

確かに、開ける分には問題ないのですね。
ただ、問題なのは逆にドアを閉めるとき。

目視で、真っ直ぐで見通せる駅、
そんな都合の良い駅って、早々ありません。
曲がっていたり、POTV(モニター)があって死角を無くしていたり、都心部だと列車長が200メートルや300メートルもありますから、目視だけじゃ大変です。

もし、そんな駅で停止位置を滑って停めてしまったら、
最後尾に居る車掌サンは、POTVは使えない、普段と位置が違うので、電車の側面、全てのドアを見ることが出来ません。
乗降しているか判断できないのに、ドアを閉めたりしたら危ないですよね。
また、洋服、ベビーカー、鞄などを挟んで、気付かないまま車掌が「発車よし」の合図を運転士に送ってしまったら、引き摺って大事故に繋がります。

だから、ホームに掛かっていても、停止位置限界線を越えたら後退させるのです。

ホームドアがあるような路線は、車掌が居ないワンマン運転だったり、駅に停める際のブレーキ手配は自動(コンピュータ制御)の場合が多いので、停止位置を滑ってしまうケースはほぼ無いのですが(ただ、電車のブレーキは物理学の世界ですので、コンピュータのような数学の世界とは別。その為、コンピュータでも停まれないケースは、まま有ります。)、通常の路線では停止位置を滑って停めてしまったら、車掌が停止位置限界線の位置を判断し、ホームが有ろうが無かろうが、後退させます。
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ホーム内と言われても、首都圏じゃホーム有効長に余裕がありません。


ホームドアも列車の停止位置と連動しています。

そもそも、鉄道は閉塞運転。これは、列車がバックしない前提で安全が確保されるシステム。
バックさせる場合、運転指令と綿密に打ち合わせて安全確保を図る必要があり、復帰に時間を要するので、高密度運転区間ではオーバーランでバックさせる事の方が稀。
大抵は、次の駅まで走り、そこで客を降ろします。
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バックさせるのは、ホーム足元番号に並んでいるお客さんを移動させなければ


ならないから。
自動列車停止装置がある電車もあります。
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停止目標に停めていないと、


1.純粋に最前車両のドアにホームが無い可能性
2.信号装置や列車運行安全管理システムでエラーが出る恐れ
3.ホームドアがある駅で乗客が乗り降りできない
というのが思いつかない不思議。
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既定の停止位置に止めなければ、乗客も乗車位置の不都合が出るから。


予定ドアの先頭で待っていたのに移動させられて、最初に後込めなかったり、シルバー席を当てにして待っていたのに、別のドアから乗る羽目に成ったり。
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