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ナルトの師匠「自来也」が死んだことを知った後、ナルトがベンチで一人、ほんとは2つに分けて食べるアイス(たぶん、いつもは自来也と半分こして食べるアイス)を、ひとり食べずに涙を流してるシーンがありました。
このシーンの表現を見た時、私は涙が止まらなくなったのですが、こうしたシーンを表現するのって、やはり岸本斉史先生ご自身にも、こうした辛い経験があったから描き出せたものでしょうか?
または、こういった表現は、想像で描き出せるものなのでしょうか?
私個人の意見なのですが、岸本斉史という漫画家は、スピルバーグとかジョージルーカスといったハリウッド映画の巨匠に匹敵する、またはソレ以上の人だと私は感じてます。
みなさんはどのよう感じてますか?

A 回答 (1件)

こんにちは。

岸本先生はリーさんやヒナタを始めとした「悔しさ」や「劣等感」や「憧れ」等を抱いた人物の心理描写が、とても優れていますね。巧みな技術力も相まって、読んでてこちらも何度も涙しました。

質問内容ですが、これは描かれたご本人に聞くしかない。というのが本音ですがそれでは話が終わってしまうので、自分で勝手に推測すると、実際に経験されているかもしれないし(長く仕事をこなしていると、身近で不幸と対面することも時にあると思います)、何より本を沢山読んでいると考えられます。本は言葉を知ることだけでなく、器量を身に着けたり人間観察をこなす事への早道になると思いますので。そして映画も勿論多くの作品をご覧になられていることでしょう。想像も含まれているかもしれませんが、実際に今上げましたことを実体験していると、よりリアルに気持ちを表現できてくるものです。

別の漫画になりますが、ある漫画で親友が殺されたとき、主人公がショックのあまり「涙すら流せない」状態になっていたシーンがあり、泣かない主人公が哀れで返って読んでて切なくなった場面がありました。
もしかしたらトピ主さんが読まれて涙された場面は、例えナルトが泣かずに、ぼーっと気が抜けたような状態になってても感動された可能性があります。要は描かれている方の「力」なのです。それこそがNARUTOがここまで愛される漫画となって、無事に完結させることができたと私は思います。

岸本先生は以前「憧れ」という気持ちに特に強くこだわりを感じており、その「憧れ」の対象が活躍されている沢山の先輩漫画家の皆さんとお話しされていました。
その中には、もしかしたら連載中逝ってしまわれた方もいらっしゃったのかもしれません。実体験が一番描くときの「武器」になると自分の経験上思い知らされているので、考え付きそうな感じではあります。

でも、本当の答えはやはりご本人しか分かりません。漫画を通して「生きること」を伝えて下さった岸本先生に、私は感謝しています。トピ主さんもきっとそういう場面がいくつもあったのではないでしょうか。それだけ岸本先生には凡人とは違った「技」を持っていたのです。私も未だにNARUTOは読み返しています。この素晴らしい心の揺れ方や、何より絵のレベルの高さがとても勉強になるので。

あまりいい回答ではないかもしれませんが、このように私は感じています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2017/07/27 19:53

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