プロが教えるわが家の防犯対策術!

バリアフリーについての勉強をしています。バリアフリーに対しての考え方や、家をバリアフリーにする時に考えることなどについて教えていただければと思います。専門家の方などにもご意見を聞かせていただきたいです。

A 回答 (6件)

<バリアフリーに対しての考え方>



まず、バリアフリーって何か。
障害を取り除くと言う事です。
建物や道路・施設・乗り物などの物理的な障害を取り除く。
諸情報の平等の伝達。
精神的な格差を無くす。
社会的な格差を無くす。
これらを考慮して、総合的に万民が平等に利用しうる環境や製品を提供して、対等に生活が出来るようにするのがユニバーサルデザインの目的です。

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/fukushi/jorei/ …
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/udbf/udbfindex …
http://akashi.kamomeline.jp/ronbun/ronbun-teigi. …

<家をバリアフリーにする時に考えること>

個人の家となれば、公共と違い限定されて来ますが、あくまで使用する人の立場に立つ事。
一概に障害と言っても、手・足・口・耳・目・体力・知的など様々です。
そうでなくても年をとれば思うような動きが出来ません。
大きな人も小さい人も居ます。
一番大切なのは、使用者が不安なく使用できるようにする事です。
それらを踏まえて立案し、使用者と綿密な打ち合わせを重ねる事に尽きると思います。

段差を無くせばすむと言うものでは有りません。
使用者によって条件が違ってきます。
ミスが起きないような使用勝手、理解しやすく簡単に利用でき、屈辱感を与えないような考慮が必要でしょう。
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バリアフリー、難しいですね。


バリアフリーとか、ユニバーサルデザインと言いますが、ニーズ側ではなく、サプライ側の議論になってしまっていないか、そこが一番の問題なのではないか、と思っています。
ユニバーサルデザインなんて、「全ての人が使いやすいように」なんて言いますが、それは詭弁で、なるべく多くの人が使える(使いやすいではない)だけで、個々のニーズに対する答えは、全く別物だと思っています。

ある施設での事ですが、玄関付近に手摺を付けました。冷たさを感じないように木製にして、握りやすい太さを考えて、作業療法士や入所予定者にも意見を聞いて、位置を決めて付けました。
でも、入所が終わって、各室を回ってみると、立派な木製手摺の横に、どこかの古い建具から外してきたような古ぼけた取っ手が、ねじもむき出しで取り付けてあります。
そこのおばあちゃんに聞くと、「私はどうしてもここにつかまりたいんだ。その方が動きやすいんだもの。」
しかも、手摺より、その取っ手の方が、つかまりやすいんだ、と言うのです。
がっかりすると同時に、思い知らされましたね。いくら考えても、個々に対する正解とはならない場合があると。
こんな経験が何度もあります。
せっかく配慮したつもりが、評判が悪いことも多々あります。
バリアフリーは難しいです。
Aさんにとっての正解が、Bさんにとっての不正解、逆に無い方がよい、ということもたくさんあります。簡単に言えば、右麻痺、左麻痺の違いなどですが。

うーん、回答にならない回答をしてしまっていますね、申し訳ありません。
最近、なるべくそうしようとしているのは、ニーズが見える場合には、個々のニーズをなるべく把握して作る。
ニーズが見えない(この場合が圧倒的に多い)場合は、あんまり凝った工夫はしない、後で改造できるような工夫はする、可能な場合は寸法を少しだけ広げた室構成にする、程度でしょうか。
利用者の感想を聞くのは、マニュアルを読むより、勉強になります。
但し、それはその人の感想であって、万人の感想ではない場合が多いので、注意が必要です。
あと、マニュアルは、善し悪しが極端です。
そのうち解ると思いますが、ニーズではなく、サプライで作られたマニュアルは、全く使えません。

と、つれづれなるままに、書いてしまいました。
お許しを。
非常に大切で、今後、更に大切になる事柄だと思いますので、しっかり勉強されて、私のような中途半端な専門家にならないように、がんばって下さい。
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私自身、障害者です。


どのような障害があるのか、幾つくらいの年齢の御方か、等で、かなり変わります。
「考え方」 「考えること」 という質問内容なのですが、考えるだけでは想像の域を出ないのでは…と思いました。

障害者がコミュニケーションをとる施設を利用しても、
「え、ここが障害者用の施設なの?」と驚く事が度々あります。
そういう時、いったいどういう人が何を考えて設計したんだろうなぁ…と考えてしまいます(^^;

これは凄く難しい事ですが(危険もありますが…)
質問者さんが御自分の家で、疑似体験する時間を取って、一日でも過ごしてみるのは如何でしょうか?

例えば、耳の悪い人の周囲で火災が起こったと想定してみて下さい。
「匂い」 「視界」でしか、その状況を知る事が出来ません。
とすると、鳴るだけの警報器は無駄な機械となります。
周囲に知らせるには大事な機器なので省くことは出来ませんし、音以外にも知らせる手段が大事になります(←これは機械を作る人が考えて下さってると思うのですが…)
その「音じゃない警報器」の設置場所が一箇所では役に立ちません。
あらゆる部屋に必要でしょうから、配線も複雑になると思うのです。
見えない部分(壁中)に、どう通して行くか?等、考えていくのが設計の辺りで大事かと…(設計には関係ないでしょうか? 違ってたら、すいません)

また、目の悪い人が家の中を歩く時と、急に悪くなった人が家の中を歩く時では身に付いてる感覚が違うので想定が難しすぎるのですが、後者であれば疑似体験が出来ると思います。
目隠しをして動く ── これをやってみると、「すごく怖い」 「なんか不便」 と実感できる場所があります。
その「怖い」とか「不便」と思った時に、目隠しを取ってみます。
その場で何が怖く感じたのか、怖くないようにするにはどうすれば良いか、など考えられるかと思うのですが…。
やるとしても、危ないので誰かに見ていてもらって下さいね(^^;

うちでは知的障害者も居まして、今の時季ですと、囲いの必要な灯油ファンヒーターを置く場所を広く使います。
(高い位置に付けるエアコンがあると良いのですが/笑)
家の中にある扉は、外側・内側の両方から開けられるのが望ましいですし、【ガラス戸】をたくさん使用してるのは危険を増やすようなものだと感じた事もありました。
また、父があまり歩けずに私が介助していた時はトイレの狭さに辟易しましたし、部屋の区切りにある壁の角が、少しでも丸味を帯びていたら…と考えたことも少なくありません。

これは私の家の、ほんの一部のケースです。
No.1の御方が「その人にあった設計を心がけるのが大切だと思います」と書いておられますが、本当にその通りだと思います。
専門家でもなくて恐縮しきりですが、当事者の声の一部として受け取って下さると嬉しいです。
設計、頑張って下さい(^^
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手摺を付ける、段差を無くす、廊下幅を広くするなどは今や当たり前になっています。


家の中に温度差を作らない、常に新鮮な空気を取り入れハウスダストやVOCを除去するなどのバリアフリーがこれからの住宅に求められると思います。
海外先進国の住宅を学ばれると良いと思います。
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建築のバリアフリーには、参考書的な本がたくさん出版されています。

自分でバリアフリー的な建物を設計した経験では、そういった物は参考にはなりますが、頼りすぎてはだめだなと感じました。
特に住宅などで住む人が限定される場合は、その人にあった設計を心がけるのが大切だと思います。
実際に障害を持った人とよくコミュニケーションをとって、メーカーのショウルーム等で手摺や腰掛けの位置や形状を打合せをするのが大事でしょう。
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