防犯ガラス　or　ペアガラス＋面格子　???

Question

ただ今、新築を検討中なのですが、窓について教えて下さい。

１、電動シャッターをつけない窓は、「防犯ガラス」or「ペアガラス＋面格子」のどちらがいいですか？
　最近の建て売り住宅を見ると、大手の住宅メーカーさんのものでは、面格子はつけずに、防犯ガラスを使用していました。
　外観を考えると防犯ガラスにしようかな～と思っていますが、いかがでしょうか。

２、電動シャッターのついている窓も１階は防犯ガラスにした方がいいでしょうか。

３、ルーバー窓は最近は防犯上、使用する家は少ないようですが、他の窓の方がいいでしょうか。

以上です。
宜しくお願いいたします。

bouhan_kun · Accepted Answer

こと防犯のこととなると、本当に風説や間違った回答が多いものです。

まず、窓の防犯の要件は「想定できるあらゆる攻撃（複合的なものも含め）に５分以上耐久する」というのが、警察的な見解です。これを具象化したものが「ＣＰ」という防犯建物部品の規格です。
ＣＰ　http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki9/hp_keisai.html
この部品の内容はともかく、認定建物部品を使うことで、住宅性能表示にも適合します。公庫融資などでも有利になります。
ＣＰでの要件＝５分以上の耐久とは、侵入（攻撃）を開始してから、完了（窓サッシを開放、もしくは人体が通過）するまでかかる総合系時間であり、たとえばガラスが一般のものでも、面格子だけでそれだけ持てばＯＫとなります。しかし、一般的には、バランスをとって設置することが望まれます。破壊試験は、ＣＰ認定のサッシにＣＰ認定のガラスやＣＰ認定の面格子、シャッターなどを設置した状態で行います。

で、各項についてですが
＞１
防犯を考えるなら、ガラスは「防犯ガラス（防犯合わせガラス）」もしくはそれを片面で採用した複層ガラスしかありえません。その他のガラスは一切防犯的要件はありません。強化ガラスと言う人もいますが、それはまったく別の「安全ガラス」を指します。専門家が使う言葉ではありません。
一方、面格子でも、防犯的な要件を満たすものは、防犯的といえます。要はその部品の防犯的強度です。ちゃちな面格子では、あってもなくても同じです。

＞面格子はつけずに、防犯ガラスを使用していました。
それでもＯＫです。素人の方で防犯ガラスは簡単に敗れるとおっしゃる方もいるようですが、キーでしか解除できない補助錠をつけるなどで、総合的な防犯度は格段に向上します。そもそも、脳内で考えるほど簡単に突破できませんし、単品で防犯にしようという考え自体が破綻しています。それが可能なのは防犯ガラスでなく、防犯フイルムのほうです。また、ポリカーボネイトなどと複合した高防犯の防犯ガラスもありますので、どうしても心配ならそういう選択肢もあります。
　外観を考えると防犯ガラスにしようかな～と思っていますが、いかがでしょうか。

＞２
電動シャッターである限り、日常使用の面倒さは格段に解消されます。また、電動で無いシャッターの多くは、防犯的ではありませんので、その選択は良いと思います。ただし、基本的には防犯ガラスとの併用が望ましいでしょう。ＣＰ試験はそうなってます。けれど、程度が低い（中間膜の厚みが薄い＝30ミル）のものでもＯＫとなるでしょう。そのほうが価格も安価になります。

＞３
ルーバー窓は（ジャロジーは某メーカーの商品名）防犯的ではありません。また、近年の高高住宅の必要とする気密からも、採用は難しいと思います。どうしても使うなら、面格子併用しかありません。

なお、物理的強化（効果的なサッシやガラス、面格子などを導入する）と、侵入心理的対策（視線の確保、カメラ設置）などを同列に論じるのもナンセンスです。同時にやることに越したことはありませんが、後者は泥棒のセンスに下駄を預けるだけで、あくまで主は前者です。その上で補完したい場合の後者です。

また、ついでに、ダミーカメラでも本物とばれないものは、いくらも存在します。もっとも、カメラこそ、被写体にならないように細工することがごくごく簡単なのですが。

bouhan_kun · Answer

結局は、どのレベルまでで安心されるかと言う話なんですけどね。
 
＞ペアガラスで人が簡単に入れる大きさの窓なのに面格子もついてないし、防犯ガラスでもなかった。どうなってるんだ～???

数年来のピッキング騒動以降、質問者様のように防犯に対して理解と要望が出てくるようになり、昨年やっと住宅性能に防犯項目が入ったのですが、まだまだ世間には「うちは入られないだろう」「おきるかどうかわからないことには金をかけたくない」と言う方が圧倒的に多いのです。ある保険会社の調査では、なんでもいいから防犯対策をしている世帯は、全体の20％程度とか。（既築も含む）そんなものより、日々のキッチンの使い勝手、壁の色、自然素材やオール電化といったイメージ商品、断熱による光熱費の軽減や結露軽減などのほうが、要求の度合いとしてははるかに大きいようです。
また、防犯対策でももっともお金がかかる部類である「ガラス」については、やりたくない方が多いのも現実です。ジャリやセンサーライトなど安価なものでお茶を濁して安心するのです。この「安心」が曲者で、事実簡単に破られる程度の防犯対策は、世にあふれています。即座に破壊できる程度の面格子が、どれだけ世の中にあふれているか・・・。ですから、逆に、「隣よりも丈夫に」というのが、簡単に実現できるわけです。

bouhan_kun · Answer

補足です。
防犯ガラスは割れます。ガラスですから。かの要件は、大穴を開けるのに時間がかかる（実質、いちばんレベルが低いもので2～3分以上）ということです。大穴とは、手を差し込んでクレセント錠を開放できる程度のことで、人体が通過できるようなものはまた別の話です。で、なんでＣＰ（耐久時間5分以上）に適合するかというと、さらにその上に開放しにくい補助錠（カギや暗証番号でないと開錠できない、一箇所の穴からでは手が届かないなど）が設置されてることが最低条件だからです。これが複合的な防犯ということです。仮にこれが叩けば割れ落ちるようなものであれば、簡単に錠にアクセスできますし、暴力的な力も加えやすくなります。
なお、先般言ったような中間膜がＰＶＢ以外の硬質樹脂であるものは、こじ破り、焼き破りに対する耐久性が格段に（それだけでも5分以上）上がります。

よく、強化ガラスという話がありますが、強化しても割れます。強化ガラスは割れると、一気に全面が砕けます。ルパン3世カリオストロの城という映画の最初のカーチェイスのシーン、割れたＦＩＡＴのガラスをルパンが手で払いのけるシーン。まさにアレが強化ガラスの割れ方です。
また、防犯合わせガラスを割れなかったという人がいますが、それは実験が作為的か、立ち会った人の理解力が足りなかっただけです。

単枚の防犯ガラスで、防音性や断熱性に言及したものはありません。ただ、物理的には単枚のフロートガラスよりは良くなるはずですが、程度問題は不明瞭です。断熱性をあげるなら、先にも言ったペアの防犯ガラスにするほうが確実性があります。
http://shinku-glass.jp/
http://bouhan-glass.jp/pair/index.html

なお、防犯の基本は、大金持ちや恨み、ストーカーなど特定の理由がない限り、5分ないしは10分以内に侵入きるかどうかがカギとなります。上記のようなことがない限り、これを超えて執拗に攻撃することはありえません。それであれば、周囲で侵入しやすい家を見つけてそこに入ります。これが「お隣よりも頑丈に」という基本です。ああすれば開けられるとかそういうことを言う人が多いのですが、そんなことを言えば普通の住宅の壁なんて爆窃団にかかれば一瞬で破壊できます。そこまでするメリットがあるかどうかという話です。程度問題で考えましょう。

simakawa · Answer

棟梁に薦められて防犯ガラスにしました．何しろハンマーで叩いても何しても割れなかったそうです．雨戸は取っ払ってしまいました．
やってみて一番良かったと思ったのは防音性がすごくよくなりました．

ponsuke04 · Answer

皆さんの情報が遅れているのか、泥棒の新歩が早いのか・・・

考え方が全く逆です。
「電動シャッターをつけない窓は、ペアガラス＋面格子のどちらがいいですか」ではなく、「面格子の付けられない窓はどうしたらよいか」です。

防犯ガラスや強化ガラスは、もはや防犯には何も役にも立ちません。
窓ガラスを叩き割って侵入するような古典的な泥棒なら、ある程度は効果がありますが、今どきそんな手口の泥棒はありません。少なくとも新築の家を狙う泥棒はそんなことはしません。

細いダイヤモンド刃のドリルを使って、クレセント付近に小さな穴を空けます。音はほとんど出ません。強化ガラスや防犯ガラスはこのドリルには全く威力がありません。そして「金蛇」という針金や金属棒をなどの道具を使ってクレセントや、サッシ下部の簡易２重ロックを外します。これでＯＫです。最後まで音はほとんどしませんし、小さな穴を見つけるまで、泥棒に入られたことさえわかりません。

現時点で最も効果的なものは面格子です。面格子の取り付け方を間違えなければ、泥棒は物理的に入れませんので、ガラスも通常のガラスだけで十分です。断熱のためにペアガラスでも何でも結構です。

掃き出し窓のように面格子を付けられない窓には、電動シャッター雨戸が最も有効です。でも閉め忘れてしまっては意味がありません。シャッター雨戸は鍵をあけたとしても開く時にガラガラ音がしますので、泥棒はかなりの確率で侵入経路としての選択をしません。シャッター雨戸の付いた窓は念のため防犯ガラスに加えて、締め付け式の２重ロックをサッシ上部やサッシ下部に取り付けます。

・よって、面格子の付けられない窓には全てシャッター雨戸をつけること。
・シャッター雨戸も面格子も付けられない出窓は避ける。あるいは出窓のガラス１つ１つの区切りを人が入れない細かい（幅の狭い）ものとする。

その他に、極めて有効な方法があります。

・通りから見える場所には花の咲く植木や植木鉢で飾る。こうすると道を通る人が何気なく花を見る確率が増えます。このことを泥棒は知っていますので、花の咲く家には明らかに泥棒は入りにくくなります。

・防犯モニターカメラ。これまであれば万全です。ダミーでは×です。ダミーのメーカーくらい泥棒は知っています。仰々しいメーカーのカメラではなくとも、安価で動き検知で記録ができる無線ネットワークカメラが売っています。

banky · Answer

１）断熱効果を期待するならペアガラスでしょうね、（夏の冷房・冬の暖房）従って防犯上の心配があるなら面格子を付ける事になります。
断熱効果を期待しないなら、防犯ガラスがすっきりするでしょう。
この場合の防犯ガラスとは、フィルムをサンドイッチにした硝子です。

２）シャッターは24時間閉めているわけではありませんよね。
・・・であれば、予算が許す限り防犯ガラスを使いたいものです。

３）ルーバーは外部からも苦労せずにガラスをはずす事が出来ますので、防犯上手の届くような場所での使用にはお勧めできません。
これに替わる物として最近多く使われるのは「縦すべり出し」です。
もし１Ｆに使うようですと、ガラスを壊しても人間が入る事が出来ない寸法として巾が30ｃｍ（W=30)の窓を使って連窓タイプにするケースが多く見られますね。

参考URL：http://www2.kenzai.kaneka.co.jp/excel/series/excel3.html

pasocom · Answer

（１）「防犯ガラス」とは通常いうところの「強化ガラス」のことと思います。
防犯性能は強化ガラス、ペアガラスとも割れにくいという点でおなじようなものです。これらのガラスを使うなら面格子は不要かもしれません。
ただし、サッシの錠の閉め忘れを考慮すれば面格子があった方が防犯性能は確保されるでしょう。
（２）毎晩シャッターを下ろすでしょうか。案外面倒なものです。長期不在の時や台風時にしか降ろさない可能性が高いです。よって、シャッターの有無に関わらず、強化ガラスは防犯に役立ちます。
（３）ルーバー窓（ジャロジーといいます）は、トイレ・洗面所などの窓で、小さな窓でも換気面積が大きく、視線を遮りながらの換気が可能なのが特徴です。防犯上は優れませんので、面格子との併用が望まれます。

防犯ガラス or ペアガラス＋面格子 ???

こと防犯のこととなると、本当に風説や間違った回答が多いものです。

結局は、どのレベルまでで安心されるかと言う話なんですけどね。

補足です。

棟梁に薦められて防犯ガラスにしました．何しろハンマーで叩いても何しても割れなかったそうです．雨戸は取っ払ってしまいました．

皆さんの情報が遅れているのか、泥棒の新歩が早いのか・・・

１）断熱効果を期待するならペアガラスでしょうね、（夏の冷房・冬の暖房）従って防犯上の心配があるなら面格子を付ける事になります。

（１）「防犯ガラス」とは通常いうところの「強化ガラス」のことと思います。

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