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いつもお世話になっています。近親相姦のワンを保護しました。障害についてお伺いしたいと思います。飼い主さんによると、母親と息子の間にできたワン。8匹中、1匹は脳に障害があったようで、まっすぐ立つこともできず、亡くなってしまいました。本当にかわいそうでした。辛い現実でした。7匹は元気に大きくなっていますが、母ワンが8歳であること(3度目のお産)、を考慮して、4週間丁度で完全に離乳しました。(粉ミルクは与えています。)現在、兄弟のみで生活しています。確認できる範囲では、後ろ足の指が、4本(1匹)、5本(5匹)、6本(1匹)の子がいました。母ワンは柴系の雑種ですが、この子も6本ありました。父ワンは未確認です。これは近親相姦による奇形でしょうか?母親の遺伝でしょうか?柴だけが、5本の後ろ指を持つと聞いたのですが本当でしょうか?また、近親相姦による奇形は内臓に出るとも聞きましたが、どう言った障害、もしくは元気な一生を送るためにしてあげられることがありましたら教えて下さい。とにかく、この子達には幸せになってもらいたいです。里親さんに出すのは難しいと考えた方がいいですか?追記ですが、父ワンは去勢をお願いしました。母ワンは年齢と体力の低下を考慮してからお願いする予定です。一般論ではまだ可能ですよね?どうか、ご忠告よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

こんにちは。


 近親間での子犬における障害ということですが、やはりケースによって状況はまちまちですので一概には言えません。
 一つは「奇形」、つまり先天性の体の異常に関してですが、ある確率で突発的に起こる奇形と、家系性におこる奇形と二通りあります。問題になるのは主に後者の場合だと思いますが、これは犬がどのような遺伝的な素因を持っていたかによって結果は変わってくるでしょう。ただ遺伝的な素因といっても、実際には外から見て分かるものではありませんし、何か検査をして分かるものでもありません。結果でしか我々には知る手段はありません。またどういった奇形が多いかということも予測することは普通は難しいでしょう。
 もう一つは、将来的に病気になる可能性についてです。一概には言えませんが、ある病気になる原因というものを考えた場合、一つは生活や食べ物など全てをひっくるめた「環境」という因子があって、もう一方でその人(動物)が持っている「素因」という因子があると考えられます。この素因というのも、結局は遺伝子によって決められていると考えられます。例えば人間ではガン家系、糖尿病家系なんていうのがありますが、これは、ガン(あるいは糖尿病)になりやすい素因を決定する遺伝子を家系の中で受け継いでしまうために起こる現象だと考えられます。そう考えると、このケースでは母イヌが何らかの病気になりやすい素因を持っていたとすれば、今回の子犬たちはそれに大きく影響されると考えられます。普通の交配のケース以上に、なんらかの病気を発症する可能性は高いでしょう。ただしもちろん、その母イヌがどのような素因を持っているのかは知る由がありませんので、将来どのような病気になりやすいかは分かりません。結局は普通の犬と同じように、年に一度程度定期検診を受けながら生活してゆくのが適当な方法ではないかと思います。
 ただ実際には、流行の犬種を産めよ増やせよという一部のブリーダーは、この程度の近親交配は行っているようです。その結果、はたしてどのくらいその子供たちが近親交配の影響を受けているのかは分かりませんが、何ともないようなケースもあれば、非常に重度の障害を発生するケースまで本当に様々のようです。ですから、必要以上に子犬たちの将来を悲観することはないと思います。雑種同士の交配では遺伝子のバリエーションは結構多様だと考えられますから、同じ品種同士の近親交配よりは影響はまだ少ないでしょう。
 里子に出される際には、こういった事情をよく説明して、納得してから引き取って貰う必要があるでしょうね。是非とも理解のある里親さんの元で、子犬たちが幸せに暮らしていけるように頑張ってください。
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この回答へのお礼

いつも大変心強い回答、ありがとうございます。専門的なことを分かりやすく教えて頂きまして。。。

この子達の兄弟が1匹亡くなった事もあり、どうしても幸せにしてあげたいと思います。お話を伺って、今悲観してはいけないと思いました。ただ、里親さんになってくださる方に、リスクはお話しておくのが礼儀かと思いまして。。。1度家族に迎えた子に異変が起きた時の悲しみを考えると、無責任なことはできませんよね。素因があるとしても、環境でカバーできる事もある程度可能かと思いますので、里親さんと十分にお話して、納得して頂けた方にお世話をお願いしようと思います。

確かに純血種のブリーディングも危険がいっぱいですね。。。先日、そのような子を保護したばかりですので、余計に心に響きました。

様々なケースのお話を聞いて、とても勉強になりました。今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。

お礼日時:2002/09/27 02:26

こんにちは。


深刻なお話ですが現実をしっかりと見据えて対処なされる姿に好感が持てました。

まず、その子供達はこれ以上不幸な仔を増やさない為にも去勢(オス)、避妊(メス)手術をなさることをお勧めします。
その上で障害?を持つ子達でも幸せになれる機会を与えられる権利があると思いますので、全員ご自身で育てることに自信が持てない場合は、事情を良く伝えた上で納得された里親さんを探せば良いのではないでしょうか。貰い手が見つからなければ責任上一生面倒を見てあげて下さい。

なお、近親繁殖の障害の出方に付いてはあらゆる可能性が考えられますのでこれと言う固定した症状が無いかも知れませんね。
ですが、現状元気にしている様ならそのまま問題なく一生を過ごすことも考えられますので定期的な健康チェックをしていく様な工夫で対処されたら如何でしょうか?
母犬は避妊は可能と思います。

あまりお役立て出来なくて申し訳ありません。
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。飼い主さんには去勢、避妊をお約束頂くことを条件に保護しました。本日、去勢の確認は取れました。ご心配頂きまして、すみません。ママワンにつきましては、体力の回復を見てから、と思っております。ただ、高齢の出産の為か、異常にやせ細っておりましたので引き続き様子を見に行きたいと思っております。

里親さんについてですが、私はボランティアですので、可能な限り幸せにしてくださる里親さんに委ねたいと思っています。次に救いの手を待っている子が大勢おりますもので。。。ご忠告の通り、事情をお話して、納得して頂けた方にお願いしたいと思います。

無責任な繁殖が後を絶たず、本当に胸が痛みます。しかし、おっしゃる通り障害を持つ子にも幸せになる権利はもちろんありますので、この子達の最高の幸せを考えた里親さん探しをしていくつもりです。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/09/27 02:15

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