アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

スポーツ中継やスポーツニュースをみていると、「膠着状態」という言い方がたまに出てくるのですが、競技によっては違和感を持つことがあります。

例えば、「試合は0対0の膠着状態のままロスタイムに突入し…」(サッカー)、「レースは膠着状態のまま30km地点に達し…」(マラソン)など、主に「点差(タイム差)がない」という意味で用いることが多いような気がするのです。

「膠着」とは、ある状態が固定して、ほとんど動きがなくなることを意味します。例の場合、確かに点差(タイム差)に動きはないものの、主語である「試合(レース)」自体は確実に動いていますよね。

例えば、テニスや卓球、バレーボールなどでデュースが繰り返される状態、あるいは陸上競技の走高跳や棒高跳など、決着が付くまで終わらない競技では、試合が「膠着」することはあり得ると思います。

しかし、サッカーやラグビー、バスケットボール、アメフトなど試合時間が決まっている競技、レース種目など距離が決まっている競技、投擲種目や走り幅跳び、三段跳び、演技評価種目など試技(演技)回数が決まっている競技などの場合は、いったん競技が始まれば試合が「膠着」することはあり得ないと思うのですが、私の解釈は間違っているのでしょうか?

(野球で、延長時間切れや引き分け再試合などがない場合は、決着が付くまで行うわけですから、試合が「膠着」することはあり得ると思います。)

A 回答 (2件)

>主に「点差(タイム差)がない」という意味で用いることが多いような気がするのです。


:まさにおっしゃるとおりと思います。

ただ、
>試合は0対0の膠着状態のままロスタイムに突入し…
>レースは膠着状態のまま30km地点に達し…
:といった表現には一種の省略があると考えることが可能ではないかと思います。
具体的に言うと、
視聴者は、「点差(タイム差)があることで試合(レース)というものは成立するものだ」
という暗黙の了解の元で観戦している、という前提が(局側にも)一般的に浸透しているからではないでしょうか。

「試合は【点差で決定されるわけですから、みなさんもそこに注目されていることと思います。で、その点差に関して述べると、】 0対0の膠着状態のままロスタイムに突入し…」
といったニュアンスになるでしょうか。
 

この回答への補足

早速のご回答ありがとうございました。「省略形」というご見解ですね。参考になりました。

補足日時:2009/08/20 10:56
    • good
    • 0

手許の『広辞苑』には、「膠着」について、



膠(にかわ)で付けたように、ねばりつくこと。ある状態が固定して、動かないこと。

とあります。
たとえば、サッカーや野球の場合、0―0で試合後半になった場合、何が固定しているかというと、「点数が0―0であること」だと思います。
点数について、「動きがない」という意味。
マラソンだと、「タイム差」に「動きがない」状態。
そう考えれば、おかしくはないのではないでしょうか。

サッカーや野球のように、試合自体は進んでいる(時間は動いている)けれども「点数」は動かない。
マラソンも同じく、レースは淡々と進んでいるけれど、団子状態で誰がトップといえる状態にはない。
そういうのを「膠着状態」と言っているのだと思います。

逆に、サッカーや野球で点数が入ったら、あるいはマラソンで誰かがスパートをかけたら、「試合が動きました」とアナウンサーは声高らかにアナウンスするはずです。
試合はずっと「動いていました」。でも、ここで「勝敗に関する状況が動いた」ということを言っているのだと思いますが、如何でしょうか。

この回答への補足

ご回答ありがとうございました。ええ、ご回答のとおりだと思います。ただ、私の違和感は「主語」なのです。つまり、膠着している「勝敗に関する状況」を、膠着していない「試合」と言い換えてよいのか、という違和感です。あるいは、何かの例え(事件が動く、永田町が動く、マーケットが動く…など)と考えればよいのでしょうか?

補足日時:2009/08/20 11:05
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!