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バッテリーについて教えて下さい。
ガソリンスタンド等でバッテリー液の比重を計ってもらうと1.2から1.28位が正常と
教えて頂きましたが、バッテリー液の比重1.2はどうして1.2なのでしょうか。
1.3でも以上でも、硫酸が多く溶かしてあれば良いように思うのですが。
1.2位の根拠と、溶質を溶かしすぎた場合の問題点、もし知っておられましたらお教え下さい。
よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

適正比重は1.260または1.280です。

この数値は完全充電されたときの値ですので、放電しているときはこの数値より低くなります。比重からバッテリーの状態を検査するときは必ず充電されている上体でなければ正しく判断できません。

さて、バッテリー液の比重ですが、むやみに濃い硫酸を入れると、バッテリーの内部の電極間の絶縁に使っているセパレーターや電極自体が硫酸に侵されてだめになってしまうからです。また、バッテリーの充電・放電は化学反応で起こりますが、むやみに濃い硫酸の中でこれを行うと、電極の活性物質が大きな結晶に成長してしまうことが多くなります。出来るだけ小さな粒子状である方が電解液との接触面積が広く取れるので、電池の容量を維持するには大きな結晶に育ってしまわない状態を維持する必用があります。一旦大きな結晶に育ってしまったものは、他の部分に比べ反応速度が遅くなるので、充電の際に還元されにくくなり、結果として電極の面積が減ってしまったのと同じ状態になり、バッテリーの容量は減ってしまいます。電極やセパレーターの耐性や化学反応による劣化の進み具合などを考慮した上で、内部抵抗やバッテリ自体の容積が出来るだけ小さく出来る値ということで決められたものです。確かに、電解液の濃度を高くすれば、電気的には容量の大きな電池が作れるのですが耐久性が著しく下がってしまうということです。

それから、バッテリーの比重を計測する際は温度も重要です。温度が高くなると膨張するため、比重が低くなります。先に示した数値は20℃のときの比重です。また、比重が適正であっても液に濁り(陽極の活性物質の二酸化鉛のペーストが脱落する事に等によって起こる)が生じているような場合は異常と判断します。
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適切な濃度を必要とするからです


濃ければ良いというものではありません

その濃度が比重1.2程度なのです
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