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日本財政には3つの機能があると学びました。
資源配分機能、所得再配分機能、景気調整機能の3つです。
しかし、この3つを確実に機能するのは不可能のようで、それを財政の失敗(政府の失敗)というようなのですが
どうも、イマイチ掴めません。完全雇用を実現させようとすると、個々の資質が落ちるとか。これだけじゃないと思うんですね・・。

詳しくわかる方、お手数ですが教えていただけますか?

A 回答 (3件)

 こんばんは。

以前も日本の財政について質問なさっていた方ですよね。こういう質問は、もしかしたら教育の経済学の方で聞いた方がいっぱい回答を貰えるかもと思います。
 費用逓減産業というものが存在するのですが、これは、水道や電力のように初期投資が莫大なため、政府以外の機関が提供するのは難しい事業です。このような企業は、自然独占となりますが、そうすると競争が起きないので、妥当な価格形成がされません。そこで、政府がそのような産業に介入する必要がでますが、このような介入は、市場メカニズムを通じた効率的な資源配分を阻害したり、既得権益の肥大化を招きます。(費用逓減産業ではないと思いますが、郵便局がいい例ですね)
 以上のように、妥当な価格を維持するための政府の介入がかえって効率的な資源配分を妨げることを政府の失敗といいいます。(市場の失敗という言葉とほぼ同じ意味のようです。私は市場の失敗という言葉の方がよく見かけます。)
 こういう問題点があるので、最近の先進国では、規制緩和や民営化の動きが進んでいます。
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このご返事は、今時間が取れないので、18日(土)夜まで待てますか?



基本的に、現在マスコミなどで、「財政の失敗」とは、国と地方の財政の赤字を指しておりますが、本来の「財政の失敗」とは、本来持つとされてきたこの3機能が機能しないことを指しているのです。

したがって、この3機能がどのようなもので、何故機能しなくなってきたのかについて考察することになりますが、それでよいでしょうか?
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2番目の回答と重なりますが、


要は、政府が本来の機能を果たせないのが、政府の失敗です。
おっしゃるような完全雇用の話とは関係がないと言っても良いです。

たとえば、もし、「確信犯で」穴を掘って埋めるようなケインズ型の公共事業でやるんだったら、それはそれでひとつの考え方。福祉だって一つの政府の機能ですから、ただ再分配する代わりに、形だけでも働いてもらったと考えることもできるわけです。

でも、問題は、このような事業自体に経済価値があるようなものをやりたいのに、実際はできていないところです。

それどころか、再分配でさえも、社会保険庁などが年金徴収に異常なコストを要したり、運用を超ずさんに行ってきたりと、公共部門が本来期待される機能とまったくずれたどうしようもない公共政策が行われることが政府の失敗です。

で、この政府の失敗の原因は、また別の大きな質問になります。
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