天使と悪魔選手権

日頃勉強になっています。

生命科学関連の話題に関心があり、
・クリーンミート フェイクミート 精進ミート
・人工培養肉 年内にレストラン
・リチャード・ドーキンス 培養肉 カニバリズム
などに関連する今後の研究開発や社会動向が気になっています。
所感や意見をお持ちの閲覧者がいらっしゃれば、お尋ねしたいです。

ヒトへの移植用臓器をブタやヒツジなどに作ってもらう研究開発に並び、
対照的にホットになってきた印象があります。
例えば、植物栽培に加えて食肉生産も宇宙で可能になったり、
宇宙工学への技術還元がありそうでしょうか。

培養肉への多角的なコメントやツッコミ笑、よろしくお願い致しますm(_ _)m

---------------------------------------------
食肉に関しては私見ですが、
1)ヒト由来の培養肉でも、研究初期段階では代表被験者から
 培養サンプルを提供してもらう必要があると思いますが、
 正常な個体発生に関与する遺伝子群を破壊して個体への組織化まで発生が
 進まないような細胞株を樹立できれば(発生学に疎いのでツッコミ歓迎です)、
 カニバリズムを意識させる程度は薄れるんじゃないかと思います。

2)そもそも地球上に該当動物種が存在せず、色々な動物からの遺伝子を寄せ集め、
 純粋に食肉に理想的な線維配向や栄養組成を含む組織片に発生するような細胞株を
 de novo設計(生物工学や合成生物学などの技術が将来的に活きそうです)できれば、
 生々しい肉塊には見えても、栄養素だけでなく食感まで最適化されたサプリメント食品
 として扱われ、「他の生命を害している」といった罪悪感や後ろめたさから、
 解放されるんじゃないかとも感じます。
 (肉片でも立派な多細胞生物と見なしちゃったら台無しですがw)

どちらにしろ実現すれば、食肉に関してはヒト種族内で自給自足できる状態になりそうです。
技術的にも倫理的にも行けるところまで、今後も勢いは緩まなさそうな印象です。。。

質問者からの補足コメント

  • タイトルが不適切でした。

    フェイクミートは培養合成した食肉ではないので、
    培養肉と呼ぶべきではないです。(「加工肉」でしょうか)

    精進ミートに関しては、紹介ページ(https://www.shojinmeat.com/)に、
    「純粋に筋肉細胞だけを増やして作る肉、「純肉(clean meat)」です」
    との記載があり、
    「一般家庭で作る細胞培養液で心臓細胞の培養​純肉ジャパリまん試作&試食の件」
    http://animescience.net/?p=3145)と題した記事もリンクされているので、
    「培養肉」と呼称できると思われます。

      補足日時:2018/03/17 23:43
  • あまりツッコミを貰えませんでしたねーw

    またニュースになったら振ってみようと思います。

    ありがとうございました。。。

      補足日時:2018/03/21 01:09

A 回答 (2件)

ANo.1です。



少し補足します。
クリーンミートで、ベースとなる肉はあくまで動物になります。
自分の回答で、倫理上、宗教上、人道上~と書いていますが、左記の中で宗教上の課題解決が一番難しいと考えています。なぜなら、一部の宗教は殺生云々以前に、特定の動物を神聖視、もしくは忌避すべきものとしているからです。
詳しくはWikipediaをご参照下さい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E3%81%AE …

あと、技術的に可能で、倫理上、宗教上、人道上の問題がクリア、もしくは左記の問題が元々ない地域があったとしても、クリーンミートを作るコストが高価であれば、実用化は先になるでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

続けてご回答ありがとうございます。

宗教的条件という意味では、むしろそのような制約から
解放される可能性もありそうに感じます。

例えばですが、同じ線維構造や栄養組成を有する筋組織でも、
複数の由来動物からチョイスできるようにすれば、
ブタ肉はタブーでも別の動物由来の培養肉がOKな場合、
「ブタ肉はこんな感じなのか」と食を楽しめるようにならないでしょうか。

各種肉類で香りが異なるのは、
動物性脂肪の種類や含有比率の違いによるところが大きいので、
トリ由来の培養肉にブタの持つ脂質代謝関連遺伝子を発現させて、
トリ肉をブタ肉の香りや食感に似せることは可能なんじゃないかと思います。
トリもブタもウシもダメだと・・・ウマとかクマとかワニとかでしょうか汗

ありがとうございましたm(_ _)m

お礼日時:2018/03/18 00:38

・クリーンミート


⇒培養肉もこのカテゴリに入るかと思いますが、クリーンミートは、倫理上、宗教上、人道上の課題が残り、解決は困難(楽観的に見ても非常に時間がかかる)と思われるため、実用化は楽観的に見ても遠いと思わわれます。特に人由来の肉はまず実現しないでしょう。

・フェイクミート
⇒精進ミートもこのカテゴリに入るかと思いますが、フェイクミートは、大豆ハンバーグ等ですでに実現し販売されています。倫理上、宗教上、人道上の問題はまずなく、ヴィーガンベジタリアンの抵抗も少ないと予想されますので、アレルギーを持つ方以外では一番現実的な解だと思います。

・カニバリズム
⇒クールー病という人プリオンが原因の病気があるので、食文化として定着することは、まずないでしょう。

・宇宙工学への技術還元
⇒個人的には可能性は低いと考えています。宇宙船のような閉ざされた空間で、一番重要なのは空気です。空気がなければ、大半の人間は2分と持ちません。どのような食材であれ、調理するということは空気を消費、もしくは汚すことにつながるので、おそらく禁止されるでしょう。栄養補給は、調理不要な形(サプリメントか長期間保存可能なゼリー状のものなど)で供給、摂取することになると思われます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
申し訳ありません。私の不勉強で3種類をひとくくりにしてしまいました。

私は今のところ、賛成派でも反対派でもないのですが、
フェイクミートの開発が最も進展しているんですね。

ただ、Mosa Meat(http://mosameat.eu/)の存在や、
その動向(https://gunosy.com/articles/aWbc4)を耳にするので、
ヒト以外の動物由来の培養肉なら、流通間近なのかと思っていました。

ありがとうございました。

お礼日時:2018/03/17 23:33

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報