
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
「動詞+て候」などは、中世においては丁寧の補助動詞でした。
また、壇ノ浦での北条政子の「皆心を一にして奉るべし。これ最期の詞なり。」の「奉る」はおそらく「幼帝に対し団結し申し上げなさい」の意味であろうと思います。もっと古く枕草子には「松君(まつぎみを)率てたてまつる」こちらへお連れ申し上げる、などの用例があります。しかし、基本的には接続助詞「て」を挟む場合、前後の動詞は独立性が高く本動詞としての意味を保持しているのが普通です。ご提示の文は「歌を詠んで(神などに)献上する」と理解すべきものと思います。古典文ではこのタイプが圧倒的に多いですが、その文章中の会話文の中には補助動詞となる例も混ざるのではないでしょうか? 敬語表現の乱れは会話文のほうに先に表れるのは、現状を見ても割と納得出来ます。
結論ですが、両方あり得ますので、読む際は文脈に留意すべきかと。
No.1
- 回答日時:
「歌詠みて」の「て」は接続助詞です。
接続助詞がはいると「詠み」「奉る」の関係は動詞と補助動詞の関係ではなくなります。だから歌を詠んで、その歌を奉った(多くは声に出して読み上げた、ー 当時は筆記用具など持ち歩きませんからー)と言うことになります。接続助詞がなく「申し奉る」だと、「奉る」は謙譲の補助動詞になります。「申し(上げた)」>動詞と敬語の間に助動詞が入っても、動詞の下なら必ず補助動詞ですか?
この質問の意味が分かりません。「助動詞」は「助詞」の間違いでは?具体例をあげてください。
この回答へのお礼
お礼日時:2018/06/10 14:34
回答ありがとうございますm(_ _)m
助詞が間に入ったらそこで一旦切れるということですね。
助動詞は助詞の間違いでした、すみません。
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